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三葉虫の謎

 リチャード・フォーティ
 早川書房
2002/09
ISBN: 4152084448
三葉虫の謎−進化の目撃者の驚くべき生態−

 原著は2000年10月に発売された「Trilobite : Eyewitness to Evolution」。イギリスでは、2000年6月に「Trilobite」として出版されています。


 著者は三葉虫研究の第一人者、ロンドンの国立自然史博物館のリチャード・フォーティ(Richard Fortey)氏で、彼は、分岐分析を用いて三葉虫の系統関係を調べ、節足動物で、現生のカブトガニ類に近縁なことを明らかにしています。

 10章のうち前半の5章で、三葉虫との出会い、殻や脚、不思議な目の仕組みなどの体の構造やその多様性について、イラストなどを使い詳しく解説しています。

 後半の5章では、仏の地質学者ジャック・デプラトによる三葉虫化石の捏造事件などの研究者のエピソードの他、古生物や進化の話題にも言及しており、興味深い内容です。また、繊細で美しい化石の写真も多数掲載されています。


 三葉虫は、古生代のカンブリア紀(およそ5億7000万年前)から海に棲んでいた節足動物で、1万5000種もの種類がいたそうです。2億4500万年前の古生代(ペルム紀)末に絶滅しました。




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