私の2つの発見
8月12日

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 発掘2日目は、9時過ぎに北西の端へ出発。風も無く晴れた日。 午前中はほとんど風が無いので暑い。乾いた荒野には現生の動物の頭骨もある。

 とにかく皆が思い思いに散らばり探しまわる。

 そして・・・10時過ぎに恐竜らしき骨発見!

 おお、大発見だぞぉ!

 今のところ、私はかけらの化石しか見つかっていないので、
「へたに見つかるとクリーニングなどで手間がかかり、 他の大発見ができなくなるからなぁ。」などと、さんざん自慢してしまった。

 右が頭骨で左が大腿骨。歯も見える。

 比較的小さな恐竜で、上からつぶされたらしい。 

 アルンチムさんは、プロトケラトプスと違うと言って丁寧にクリーニングを始める。 彼女は、「モンゴル恐竜調査の夢」でも紹介されているが、コケ虫の専門家で恐竜の卵も研究しているとか。

 実は午後にバルスボルト先生がこれを見て、一言、「プロトセラトプス」。

 

 先生は、一部の骨は記念に持って帰ってもよい、とのことだった。 (要するに、このように表面に現れている場合は保存が悪くて、標本としての価値が無いのだあぁ。) 
 樹脂を塗ってもらってゲルまで持ち帰ったが、あまりにもろくボロボロだったのでおいてきた。 (モンゴルでは化石類を無断で持ち出すと禁固刑とか$1000の罰金とかのウワサを聞いていた。)

 
 これは夕方遅くなって、ゲルの近くで見つけた化石。

 この当時は何かわからなかったが、今になって思うとこれは、まさしく頭骨 ではないか。2つめの発見だ! 
 下のほうを向いているが、こういう風にほとんど埋まっていると全身が出てくる可能性が大きい。

 しかし時間が無く、次の日は別のところで発掘したので、 これは今ごろ砂嵐に埋もれてしまっているかも。

 う〜ん、惜しいことをした。あれはラプトルだったかも(逃した獲物の夢は大きく広がっていく・・)

 こういう風にここでは恐竜化石はたくさん埋まっているのです。

 

 

ヴェロキラプトルの歯

 帰る途中でMINEWさんが小さな歯を見つけた。Wさんも2個めを見つけたので私も、 と骨が散乱する中を分別して探したが無し・・。

 小さな歯だが内側の下半分ほどに鋸歯(SERRATION)があった。 バルスボルト先生によると「ヴェロキラプトル」とのこと。 よかった、プロトケラトプス以外の化石が見つかった!! しかし、細かい骨(これはラプトルの骨か)が散乱する中から、小さな歯をよく見つけられたものです。

 

 上は中里村のモンゴル恐竜化石特別展に展示されていたヴェロキラプトル(Velociraptor Mongoliensis)の頭骨。 意外と細長くて平べったいですが、歯は鋭いですね。  

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