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今回の最大の成果は何と言ってもSさん発見のプロトケラトプスであろう。
誰でもたまたまそこに行けば見つかるものまで「発見」と大騒ぎする人もいるが(私のことかな?)、
今回の発見は下の映像に示すように、ほんの一部の化石から見出されたもの。
きっかけは、普通の人は見逃すか、脚で蹴飛ばしていくような小さなかけらだったのです。
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太陽も高くなり始めた頃、Sさんが何かあると呼んでいる。
行ってみると白い化石の一部がのぞいている。(2つの赤い矢印が最初に見えていた部分)
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これは先生を呼んだほうがいい、と言うとSさんは先生を呼びに行った。 私はその先を早く見たくて勝手に砂をどかしてしまう。
やがて先生が到着。プロトケラトプスの頭部という。しかもとてもいい標本だとのこと。
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いいのを見つけてくれたと発見者のSさんと握手。 8月13日の11時24分でした。 |
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最近はいい標本が出ないらしく、これはくちばしも残っているし、下アゴの先がすばらしいと絶賛。
昼食後、昼寝もせずに荒野の真ん中で発掘開始。
先生とアルンチムさんの指導でていねいに砂を削って化石を出していく。化石に樹脂をかけながらの作業となる。
砂はグランドの赤土のように軟らかく、毛の軟らかいハケや千枚通しのような道具が役に立つ。
岩の固い日本で活躍するハンマーは役立たない。
我々はもっぱら周囲の砂をどかす土木作業を手伝った。一部化石を削りそうになった人もいるが・・。
後ろ脚の位置になかなか化石が無かったり、背骨を踏みつけそうになったり、 まわりにラプトルが埋まっているのではないかと探したり、おぼれたのではないかと当時に思いを寄せたりして 、時が過ぎていく。
しだいしだいに頭部や前脚が明らかになってくる。ツグリキン・シレ特有のしゃがんだまま化石になった姿である。
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現地でのクリーニングが終わって石膏固めを待つプロトケラトプスの化石。 頭が比較的大きい。 |
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これは頭部の先のくちばし。 プロトケラトプス特有の、角竜の中では原始的特徴である上アゴ前部の歯も見えてきた(赤の矢印)。 まるでどんぐりのようだ。
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頭を上から見たところ。意外とくちばしは狭く、エラが張っている。 エラの張り方が小さいのでメスかもしれない。先生はエリ飾りの大小(角度でなく)で雌雄がわかるとのことであった。 頭は、ほぼ南を向いている。 突然の砂嵐にでも襲われたのか。 |
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次に石膏固めの作業に入る。 まず化石に湿らせた新聞を張りつけていく。 次に石膏をつけた布を張りつけていく。布で補強するのだ。 カーブした部分や下のほうへ貼り付けるのはひと苦労なのだ。 (私は「高みの見物」でした) |
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最後に全員でパチリ。 作業が終わったのは20時半過ぎ、でもまだ明るい。 みんな貴重な体験が出来たので、満足。 |
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そろそろ月もはっきりしてきた。 写真には鳥の巣が2つある(右上と左下)が、主はいない。 |