| 恐竜の楽園 2001年9月 |
| ■恐竜ランキング、本日で締切 −9.30− 第5回恐竜ランキング、本日で締切です。テーマは、「ジュラシック・パーク4に登場させたい恐竜は?」ですが、ギガノトサウルスとティラノサウルスがいい勝負です。 最後の追いこみ投票をどうぞ(^^)。 ■始祖鳥の第6標本、新属新種として記載 −9.30− 1987年にゾルンフォーフェンで発見された始祖鳥の第6標本が、ポーランド・WrocBaw大のAndrzej El|anowski により、 Wellnhoferia grandis (新属新種)と記載されています。第6標本は、足から尾までが395mmと、始祖鳥では最大サイズの標本です。 A new genus and species for the largest specimen of Archaeopteryx Andrzej El|anowski , Acta Palaeontologica Polonica 46(4), p.519-32 Wellnhoferia は、他の始祖鳥標本と比較して、次のような特徴があるとされています。 16から17個と推定される尾椎骨を持ち尾が短いこと、第2-第4中足骨の長さは等しくて、第2−第4指が、ほぼ対照的なこと、本質的に第4指が他の始祖鳥より短いこと、第4指の趾骨が5つではなく4つであること、それは恐らく個体変異ではなく系統発生的な減少からだと思われること、です。 大型サイズであることと後肢の細部が違うことから、始祖鳥とは異なった動きをしたことを示唆しています。 一方、DINOSAUR Mailing Listには、15個めから先の尾椎骨が壊れていること、第4指の趾骨が少なくなっていることは非常に奇妙なこと、趾骨が1つ少ないのに第4指が短いのはおかしい、第4指が短いなら足の指はもっと対照的になるはずだ、大きさについてもロンドン標本は全体として10%小さく、サイズは重要に思えない・・、これは個体変化ではないか、と疑問の声もあります。 ■市場拡大「がん具菓子」 −9.29− 今年は、恐竜フィギュアが続々登場しましたが、菓子とおもちゃを組み合わせた「がん具菓子」市場が広がっているそうです。 ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)の宇宙人キャラクター「チョコベーダー」やフルタ製菓のディズニーものなどです。 お菓子と見るか玩具と見るかで表現が違うようですが、「がん具菓子」とは、「食玩」と同じ意味でしょう。2000年度で500億円程度の市場と日経B20ニュースが伝えています。 ■タイ北東部で40以上もの恐竜の骨化石発見 −9.28− タイ東北部の Muang 地方で、40以上もの恐竜の骨化石発見されたとRajabhat研究所が発表しました。バンコクポスト紙が伝えています。1億1000万年前の地層とされています。 見つかっているのは、歯やアゴが従来発見されたものと異なるイグアノドン類や、かつてコンケン(Khon Kaen)で見つかっている化石より2000万年ほど新しいティラノサウルス科のシャモティラヌス、スピノサウルス科のシャモサウルスの化石などです。 ■迫力のT.Rex骨格モデル予約開始/フェバリット・コレクション −9.28− 1/20スケールで、全長73.5cm・全高33cmとデスクトップにしては大きなサイズ。売価は、35,000円です。11月7日発売で、初回入荷は100体とか。小田隆氏のアドバイスによる彩色済み完成モデルです。 フェバリットコレクションのサイトで予約できます。 ■ティタノサウルス類の胎児の頭蓋骨が残る卵化石発見/パタゴニア −9.28− アルゼンチン南部、パタゴニア地方にある恐竜発掘サイト Auca Mahuevoにある7900〜8300万年前(白亜紀後期)の地層で、胚が残る恐竜の卵化石が6個発見されました。孵化直前のティタノサウルス類の保存状態の良い頭蓋骨化石が残っており、ロサンゼルス郡自然史博物館のルイス・キアッペらのグループが、Science(9月28日号)に発表してます。 Embryonic Skulls of Titanosaur Sauropod Dinosaurs Luis M. Chiappe, Leonardo Salgado, Rodolfo A. Coria Science, 293 (5539), pp. 2444-2446. 2001 ティタノサウルスとしては初めての明瞭な頭蓋骨化石とされています。ソフトボールほどの卵化石に残る、2.5センチと切手ほどの大きさの胎児の頭蓋骨のあごには、成長する歯も見えます。胎児の鼻孔は、ティタノサウルスの成体や普通の竜脚類と異なり口の近くにあって、成長と共に目の近くに移動したとしています。 また、鼻孔が成長し移動する前に、脳を保持する頭蓋の回転(又は再配置)が終了していることも発見されした。以前は頭蓋と鼻孔がともに発達したとされていましたが、今回の発見は、これらの2つが互いに無関係に発達したことを示しています。 なお、同博物館では5月から10月7日まで、「最も小さな巨人・恐竜の卵発見展」を行っています。巡回展のようです。 TINIEST GIANTS: Discovering Dinosaur Eggs (最も小さな巨人:恐竜の卵発見展、ロサンゼルス郡自然史博物館) BBCニュース:3種のティタノサウルス類のうちどれに属するかは不明としています。 その他、CNNニュース、Nationalgeographicなどが伝えています。 ■カミナリ竜のプロポーション2/ネイチャーエッセイ −9.27− 25日から恐竜デスクトップモデルを販売しているフェバリットコレクションのサイトで、平山廉さんによるネイチャーエッセイ、カミナリ竜のプロポーション 2 が登場しています。 竜脚類の首や胴体の構造などについての説明があります。首の骨の関節は前後にしっかりとはまっており、肩付近に首を上に引っ張りあげるような筋肉がつく部分も見られないため、キリンのように首を高く上げられなかったとか。 ■ペルム紀末、爬虫類はどのように生き延びたか −9.27− 約2億5100万年前のペルム紀末の大絶滅の原因についてアメリカと日本の2つの研究グループから、小惑星や彗星の衝突説が発表されています。 一方、カナダ・トロントにあるロイヤルオンタリオ博物館のモデスト博士と南アフリカの科学者たちは、地球圏外からの衝突は地球に大きな影響を与えたが、絶滅は他の原因で引き起こされたと、Royal Society Proceedings B(英国王立協会報 B)で報告しています。 BBCニュースも紹介しています。 A new Triassic procolophonoid reptile and its implications for procolophonoid survivorship during the Permo-Triassic extinction event S Modesto, H-D Sues & R Damiani, Royal Society Proceedings B, p. 2045 ペルム紀末の大絶滅では、海洋生物の90%が絶滅したとされる一方、陸生の爬虫類の3分の2がなんとか生き延びたそうです。 研究チームは、ペルム紀に起源を持つプロコロフォン類(procolophonoids、下記)と呼ばれるトカゲに似た小型爬虫類の化石を調べました。その結果、6つの系統のうち4つが生き延び、三畳紀の恐竜時代が始まる頃まで生存したとしています。 ペルム紀末の影響は、陸生動物にとって、海生動物ほどの被害は無く、絶滅が地球外の原因で無かったことを示唆しています。 モデスト博士は、小惑星が陸生動物や海生動物を絶滅させたが、プロコロフォン類は穴居性だったので、衝突の影響を避けられたとしています。 プロコロフォン類(亜目):爬虫類の最初期のグループであるカプトリヌス目に属し、 特殊化した小型の爬虫類。カプトリヌス目のうちペルム紀以降まで 生存した唯一のグループ。 ■イグアノドン科の新属新種 Jinzhousaurus yangi(楊氏錦州龍)の英文報告 −9.27− 今年6月、科学通報2001年3月46巻第5号 p.419-423に記載された論文の英語版です。 中国遼寧省の義県層で発見された新属新種のイグアノドン科の恐竜 Jinzhousaurus yangi (楊氏錦州龍)について。一部原始的な特徴も持つが、ハドロサウルス類に近い特徴も併せ持つそうです。 A new iguanodontid (Jinzhousaurus yangi gen. et sp. nov.) from the Yixian Formation of western Liaoning, China Chinese Science Bulletin 46(19), p.1669-1672, 2001 ■皮膚印象の残るブラキロフォサウルスの亜成体化石を発見 -9.26- モンタナ州を流れるジュディス川の7700万年前の砂岩層で2000年7月に発見されたブラキロフォサウルス(ハドロサウルス科)の化石の発掘が終わり、ジュディス川恐竜研究所(Judith River Dinosaur Institute)にその映像が示されています。 この標本のトサカは短く、体長は約6.6メートルで、3〜4歳の亜成体とされ、レオナルド(LEONARD)の愛称で呼ばれています。 注目すべきは、この標本の頭部、首、胸郭、脚、左腕など、体全体の75%ほどに皮膚の印象が残されていることです。特に、左の前肢には90%以上に凹凸両面の皮膚印象化石が残っているそうです。また、まだ埋まっている顔の右半分にも印象が残っている可能性があり、カモノハシ恐竜で初めての顔面の皮膚化石が期待されています。 この標本は、モンタナ州のマルタにあるフィリップス郡博物館に移され、研究が進められます。 なお、この博物館では毎年、発掘体験も企画されています。昨年は"BOB"と名付けられたハドロサウルスが掘りだれたそうです。 ■朝日カルチャーセンターで古生物講座/札幌 -9.26- 朝日カルチャーセンター札幌で、以下の古生物関係の特別講座が予定されています。 北海道の地質と古生物:小泉 格北大名誉教授他、10月16日より 恐竜・進化と絶滅:箕浦名知男北大助教授 ■国際生物学シンポ・後生動物の起源と初期進化/12月5日から京都で −9.25− 昭和天皇の在位60年を記念して創設された国際生物学賞の第17回の受賞者が、英ケンブリッジ大名誉教授のハリー・B・ウィッティントン博士に決定しました。 博士は、三葉虫研究の権威で、1909年に米国のウォルコット博士が発見したバージェス動物群の再調査・研究により、約5億3000万年の「カンブリア爆発」を実証した研究グループを創設し、主導したことが受賞理由です。 ハルキゲニアなどの奇妙な多細胞動物が短期間に爆発的に進化し、脊索動物を含む多くの動物のグループが当時すでに出そろっていたことを実証しました。時間の経過とともに多くの動物が登場してきたと思われていた当時の生命史のイメージを革命的に変えたのです。 博士は自ら研究を進める一方で、当時学生だったデレク・ブリッグス博士やサイモン・コンウェイ・モリス博士らの優れた研究者を育成しました。このあたり、モリス博士が「カンブリア紀の怪物たち(講談社現代新書)」に書いています。 なお、受賞を記念し、12月5日から6日にかけて、「第17回国際生物学賞シンポジウム−後生動物の起源と初期進化−」が、京都リサーチパークで開催されます。詳しくは国際生物学賞(日本学術振興会)をどうぞ。 現在、生物の多様性といわれていますが、脊椎が共通する脊椎動物は手足の数が同じなど、それほど多様ではありません。バージェス動物群のほうがよっぽど想像的で、奇妙で、多様です。キャンバスが白紙に近ければ、自然界はとんでもない想像力を発揮するのですね。現在、その多様な系統の一部だけが残っているのです。 ■化石クリーニングゲーム/インパク恐竜王国 −9.24− インパク・恐竜王国に化石クリーニングゲームコーナーがオーデン。 3種のクリーニングツールやX線スキャンが用意されていたり、クリーニングにかかった日数が表示されるなど、工夫してあります。まだ初級だけですが、チャレンジしてみましょう。 ■米国地質学会/11月にボストンで開催 −9.22− ボストンで11月5日から開催される米国地質学会年会ですが、古生物関係では恐竜関係の発表も予定されています。例えば、 ON A SMALL PREDATORY DINOSAUR FROM THE LATE CRETACEOUS OF EGYPT エジプト白亜紀後期の小型捕食性恐竜:バハリヤ層(セノマニアン)で獣脚類の歯 を発見。大きさから小型獣脚類のものと思われるが、スーダンのドロマエオサウル ス類やバハリヤ層の既知の獣脚類とは異なる。 AN OXYGEN ISOTOPE COMPARISON OF HADROSAURID METABOLISM ハドロサウルス類の代謝における酸素同位体比較:骨アパタイト中の酸素同位体 比率を測定し、体温を推定。幼体と成体の比較で、ハドロサウルス類は恒温動物 だったことを示唆。 なお、10月3日からモンタナ州立大で開催されるSVP(古脊椎動物学会)第61回年会ですが、Eurekalertによると、1200名ほどの参加が予定され、キャンセルは多くはないそうです。 ■クジラの祖先は偶蹄目(続報) −9.21− Science(9月21日号)の論文が発表されています。 アーティオケタス・クラビス(Artiocetus clavis)と、ロドセタス・バロキスタネンシス(Rodhocetus balochistanensis)の2つの化石は、クジラ目がメソニクス類ではなく、初期の偶蹄類より進化したことを明確にし、初期の原始クジラ類がどのように泳いだのか示しているとのことです。 Origin of Whales from Early Artiodactyls: Hands and Feet of Eocene Protocetidae from Pakistan Philip D. Gingerich, Munir ul Haq, Iyad S. Zalmout, Intizar Hussain Khan, M. Sadiq Malkani, Science, Vol. 293(5538), 2239-2242, 2001 |
![]() これはNatureに記載されたパキケトゥス(Pakicetus attocki )の復元図 オオカミほどの大きさ (この復元図は出所を明示すれば自由に利用できるそうです。) Illustration by Carl Buell, and taken from http://www.neoucom.edu/Depts/Anat/Pakicetid.html. |
| Research Program of the Thewissen Lab に詳しい情報があります。例えば・・ Publication Photos and Materials:化石などの高解像度映像 Pakicetidae:Natureに発表されたPakicetus とIchthyolestesの骨格や復元図など WHALE ORIGINS!:クジラの系統図 また、Christian Science Monitorによると、全ての初期のクジラの化石がパキスタンおよび北西インドで見つかっているとか。それは5000万年前にアジアとインドの間にあった古代のテテュス海(Tethys Ocean)でクジラが出現したことを示唆しているそうです。 |
| ■ナウマンゾウの足跡か/長野県の仲町遺跡で発見 −9.21− 長野県信濃町にある仲町遺跡の約4万年以上前の地層から、ナウマンゾウの足跡とみられる化石を含む約200個もの穴が発見されました。 野尻湖ナウマンゾウ博物館の近藤学芸員によると、ナウマンゾウの歩行の跡は30メートルくらいたどれるかもしれないとか。 信濃毎日新聞ニュースです。 ■クジラの祖先は偶蹄目/パキスタンで始新世前期の化石発見 -9.20- クジラ目(クジラやイルカ)の先祖が偶蹄目だったことを示す化石を、ミシガン大とノースイースタンオハイオ大の2つの研究チームが、パキスタンの地層から別々に発見しました。それぞれ、約4700万年前と約5000万年前の地層からの発見です。 Science(9月21日号)とNature(9月20日号)に報告されます。 Skeletons of terrestrial cetaceans and the relationship of whales to artiodactyls (陸生クジラ類の骨格とクジラ類と偶蹄類の類縁関係) J. G. M. THEWISSEN, E. M. WILLIAMS, L. J. ROE† & S. T. HUSSAIN 413, 277 - 281, Nature 2001 Natureでは、キツネほどのIchthyolestes pinfoldi と、オオカミほどの Pakicetus attocki の始新世前期の2種のパキケトゥス類(pakicetid、クジラの祖先)の骨格について報告しています。 鯨の先祖は、DNA分析から偶蹄目とする説と、頭骨の特徴など形態的な分析から別の絶滅哺乳類(メソニクス類)とする説の2つがあったとのことです。 今回、分岐学に基づく分析から、クジラ目がメソニクス類より偶蹄類に密接に関係があることを示しているそうです。メソニクス類やカバ類とも姉妹関係にないそうですが、どの偶蹄目のグループと姉妹関係にあるか確認するまではいたっていないとか。 MSNBCによると、偶蹄目の動物に似た特殊な足首の構造を持つ一方で、クジラに関係する特殊な構造の耳穴を持っているとのことです。クジラの祖先は、雌牛やカバなど陸上の植物食のグループに近く、走ったりジャンプできたとしています。 サイエンスの2つの化石は、新属新種のアーティオケタス・クラビス(Artiocetus clavis)と、新種のロドセタス・バロキスタネンシス(Rodhocetus balochistanensis)と命名されました。 BBC(骨格の進化の図あり)、Nationalgeographic、読売新聞、朝日新聞などが伝えています。 メソニクス類:パキスタンの始新世の地層で発見された無肉歯目(Acreodi)に分 類属される陸生の大型捕食動物。MSNBCによると、魚を食べるのに 適した歯と蹄を持つハイエナのような動物、とあります。 クジラの祖先とされたが、足首の関節骨は滑車状ではなく、偶蹄目の 特徴と異なります。 偶蹄目:ブタ、牛、羊、鹿、カバなど、指が偶数で蹄のある哺乳類のグループ。 参考:SINE による鯨偶蹄目系統関係/東京工業大・岡田典弘教授 分子系統学的手法によって、クジラは5000万〜6000万年前にカバとの共通祖 先から分かれて進化してきたことが明らかにされています。 下のほうに系統図があります ■南米、恐竜の足跡化石見学ツアー -9.19- オリジナル旅行のつくり方は、地球の歩き方が運営する「思い通りの旅作りができること」を目的としたサイト。恐竜の足跡化石と謎の古代文字探訪の旅では、ブラジル・セルトンでの恐竜の足跡化石見学ツアーが紹介されています。 米国テロの影響で、海外ツアーはちょっと控えめ・・のこの頃ですが、日本人があまり訪れたことの無い恐竜化石産地を巡ってみたいですね。 ■ルーマニアとスペインの巨大翼竜 -9.19- The Dallas Morning Newsに、先ほどフランスのツールーズで開かれた翼竜に関するシンポジウム「TWO HUNDRED YEARS OF PTEROSAURS(翼竜の200年)」で話題になった巨大翼竜に関する話があります。 ルーマニアとスペインで発見されたもので、巨大なサイズになる"azhdarchids"と呼ばれるグループに属する翼竜とか。大きいものは、翼長は12メートルと小型飛行機並で、頭蓋骨は3メートルと推定されています。 一方、スペインの化石が非常に不完全なので、本当のサイズはわからない、とベルリン自然史博物館のDavid Unwin博士は言っています。 来月のSVP総会で、同博士は、なぜ一部の翼竜が巨大になったか新説を発表するそうです。豊富な食料、よい天候、競争が少ないこと・・条件が揃った時、翼竜は怪物になるとか。また、最近Nature に報告されたように、骨組織は、翼竜が鳥類のように速く成長したことを示唆しているとか。 ■恐竜アーチスト、マイケル・スクレプニクへのインタビュー -9.18- PaleoPortfolioにDinoPress創刊号の表紙でもおなじみの恐竜アーチスト、マイケル・スクレプニクへのインタビューがあります。基本的に、獣脚類(大小関係無く)を描くのに興味があるとか。 11月には鳥と恐竜に関するフルカラーの児童書をRandom Houseから出版する予定とのことです。また、作品を紹介するホームページ作成も手がけているとか。 ■ゴビブテリクスに関する新しい文献 -9.17- DINOSAUR Mailing Listによると、キアッペやマーク・ノレルらによるゴビプテリクスの新しい文献が発表されています。 A new skull of Gobipteryx minuta (Aves: Enantiornithes) from the Cretaceous of the Gobi Desert. Chiappe, L.M., M.A. Norell & J. Clark. 2001.American Museum Novitates 3346: 1-15. 保存状態の良い口蓋を含む頭蓋骨により、Kurochkin and by Elzanowskiらにより記載された骨格構造などについての解釈を修正しているだけでなく、かつてNanantius valifanovi として記載された模式標本は、ゴビプテリクスとの違いが無くなり、ゴビプテリクスに属するようになるとのことです。 また、この2つの標本により、ゴビプテリクスがエナンティオルニス類に属することがより確実になったとしています。 ■チョコエッグ関連書籍、続々登場 -9.17- 朝日ソノラマから、「おまけフィギュア海洋堂全カタログ―チョコエッグから最新食玩フィギュアまで―」が19日に発売されます。海洋堂による食玩フィギュアを未発売品も含め、すべて掲載しているだけでなく、用語集や原型師20名のインタビューなどがあります。 その他、kaiyodo@netによると、チョコラザウルスの公式ファンブックを発売しているNTT出版から10月に第二弾が、ケイブンシャから「チョコラザウルスハンドブック」が発売されるようです。 ■講演会、「恐竜復元 〜骨学入門〜」 -9.16- 10月14日(日)、神奈川県立生命の星・地球博物館で、犬塚 則久さんによる講演会、「恐竜復元 〜骨学入門〜」 が開催されます。10月2日(火)までの事前申し込みが必要です。詳しくは、手づくり恐竜プロジェクト・「わくわく恐竜くらべっこ・恐竜復元に挑戦!」をどうぞ。 ■よみがえる恐竜−古生物復元画の世界− -9.16- 10月6日(土)〜11月18日(日)、千葉県立中央博物館で開催される、よみがえる恐竜−古生物復元画の世界−のサイトが更新されています。小田 隆さんのイラストが15点ほど紹介されています。 ■化石観察会など開催/信州新町化石博物館 -9.16- 信州新町化石博物館では、シジミとカキ化石産地を巡る地層観察会(10/14)と文化講演会「カキの進化 泥の海で生き抜く秘密を探る」(10/28)が開催されます。いずれも、特別展・シジミとカキの世界に関連した企画です。 ■日本地質学会2001年金沢大会の市民見学旅行 -9.15- しばらく休暇を取っていました。米国ではすごいことになっていますね。その関係で、空港ではチェックが厳しくなっていました。さて、たまった多くのメールのうちから、期限の迫っているものから紹介します。 日本地質学会2001年金沢大会の市民見学旅行で、明日開催予定の第1コース・大山町の恐竜化石発掘現場見学ですが、本日中に溝口さん(富山県文化財課)まで連絡すれば参加できるそうです。 ■世界最大の恐竜博2002/7月19日から幕張メッセで -9.7- 世界最大の恐竜博2002が、来年の7月19日から9月16日まで幕張メッセで開催されます。朝日新聞社、NHKとNHKプロモーションの主催で、国立科学博物館の共催です。朝日新聞で2面をさいて詳しく紹介されています。 新聞によると、展示されるのは、世界初公開の全長約35メートルのセイスモサウルスの全身骨格やサウロファグナクス(dinosauricon.comでは、Allosaurus maximus としています。)、スコミムス、ガストニア、アクロカントサウルス、マメンチサウルス、ステゴサウルス、中国の小型恐竜などです。マメンチサウルスで22メートルですから、セイスモサウルスの35メートルは大きいですね。 また、11月15日まで、セイスモサウルス1体を描く、マスコットキャラクターのデザインを募集しています。 DINOSAUR Mailing Listで、セイスモサウルスの骨格を日本に貸し出すという話があり、昨年から紹介していましたが、意外と公開が早かったですね。 ■古生物アートの世界/PALEO-ILLUSTRATION -9.7- PALEO-ILLUSTRATIONは、Todd Marshall-Marshall氏による恐竜アートがあるサイト。ギガノトサウルス(Giganotosaurus carolinii )には、顔から背中、尾にかけ小さいとげが生えています。エジプトのキングとされるスピノサウルス(Spinosaurus aegyptiacus)も同様です。ティタノサウルスなどの竜脚類によく見られる復元ですが、獣脚類の場合はどうなんでしょうね。 ■アロサウルスの化石を買った疑いで告発 -9.6- 1990年代はじめにユタ州中部の連邦土地から盗掘された、ほとんど完全なアロサウルスの骨格化石を買った疑いでペンシルバニア州の夫婦が告発されました。ソルトレイクシティから320km南で発見されたもので、ほとんど完全なアロサウルスの骨格は、世界で1ダースしかないうちの1体だとか。なお、盗掘者たちの罪は時効になっており、夫妻は州外にいたため時効停止だったのです。 210万ドルの損害賠償金も請求されています。地面から取り出された時に化石が破損されてしまい、恐竜がどのように死んだかについての貴重な情報が失われており、この金額でもこの化石の代りになるものではないとか。普通、発掘に6ヶ月はかかるところ、わずか9日間で掘り出したことから、ずいぶん乱暴に発掘したのでしょう。 検察官によると、最終的に、盗品とは知らなかった日本のコレクター(会社)に40万ドルで売られたそうです。この会社名は明らかにされていません。 Yahoo!ニュースです。ところで、この化石は日本にあるのでしょうか。 ■今度は子グマ型、新型アイボ、22日発売 -9.5- ソニーの新型AIBO(アイボ)は、小グマのような丸顔のデザインで、白色の「ラッテ」と黒色の「マカロン」の2機種。9万8000円と、安くなったデフレ対応価格とか。 若い女性を狙ったものらしいが、初代のイヌ型からライオン、そして子グマ型へ。う〜ん、いずれも哺乳類で、恐竜型への進化の道のりは遠い(^^;;。 ■日経トレンディに食玩記事 -9.5- 日経トレンディ10月号に、食玩の記事があります。原型制作から中国での生産過程までの紹介や、原型師として海洋堂の松村さんや荒木さんが登場しています。 "原型師"とは、いかにも職人的な呼び名ですが、お菓子など模型が小さい場合には、筋肉を誇張するなど、いろいろと工夫をするんだとか。 ■1万〜3万年前のマツの化石、山形で発見 -9.5- 山形県の上山市で、1万〜3万年前のものとみられるマツの化石が発見されました。見つけたのは山形市の阿部龍市さんで、3年前に見た時には「ただの流木か」と思ったそうですが、何度見ても動かないため、川に下りて「化石」と直感したとか。 幹の直径約70〜80センチで、発見場所の須川には30本以上のマツの化石が確認されているそうです。 蔵王の樹氷ができるアオモリトドマツと同じ仲間とされ、当時は現在よりも気温が低かったため、高地のマツが平地にも繁殖していたという。 放射性炭素年代別判定法で年代が判明すれば、山形盆地のこれまでの歴史がわかるとか。毎日新聞が伝えています。 ■ディズニーシー、オープン -9.4- 東京ディズニーシー、今日オープンしましたね。朝日新聞などが伝えています。 あのT.RexのスーのメインスポンサーがWalt Disney World Resort だけに、スーのレプリカでも展示されるかと期待しましたが、恐竜ものはないようです。 ■フィリップ・カリー博士講演会のニュース -9.4- 福井新聞にあります。3日、午後2時の記事です。群れで行動し、子供が最初に攻撃・・と、アルバートサウルスの狩の様子を紹介しています。 ■恐竜時代の地球温暖化を解明するため、深海底を掘削 -9.3- 1億年以上前に起きた地球温暖化を解明するため、日米欧共同の深海底掘削調査が日本列島東方沖のシャツキー海台で始まります。 1億2000万年前と1億年前の地球でも、二酸化炭素濃度の増加で温暖化が起こり、極地にまで森林が広がり恐竜が栄えていました。 当時二酸化炭素が増えた理由として、地殻変動の影響で海洋プランクトンの活動が衰え、大気中の二酸化炭素が海に吸収される割合が減ったとする説と、地殻変動による火山活動で二酸化炭素の放出が増えたとする説がありますが、詳しくはわかっていないそうです。 今回、9月上旬から約2カ月間かけ、日本の東約2000キロメートルにあるシャツキー海台で、海底堆積物に含まれる微生物化石などを分析し、温暖化プロセスを調べる予定とか。 この海台は約2000メートルの高さに盛り上がった海中の台地で、約1億5000万年前からの堆積物が残っているそうです。ソースは日経新聞です できれば、恐竜化石発掘も検討してもらいたいところですね。 |
| ■フィリップ・カリー博士講演会 -9.2- 福井県立恐竜博物館で開催されたフィリップ・カリー博士の講演会「肉食恐竜の狩り」を聞きにいってきました。 世代の異なる化石が同じ場所で発見されるなど、肉食恐竜が集団で狩りをしたと考えられる・・などの内容でした。また、アルゼンチンで、ギガノトサウルスより大きい新種の獣脚類が見つかっているとそうです。後日、メルマガでレポート予定です。 博士は、モンゴルでの発掘に行く途中に来日されたそうです。 |
![]() BCF理論についてどう考えるか・・・などの質問に、身振り手振りを交えて答えられるカリー博士。 |
| ■ダイナソー よみがえる恐竜の大陸/ディカバリーチャンネル -9.1- ディスカバリーチャンネルのサイトに、16日(日)20:00〜22:00に放送される「ダイナソー よみがえる恐竜の大陸」の解説が加わりました。 ズニ盆地で発見され、先日記載されたテリジノサウルス類、"Nothronychus"も登場します。なお、"Nothronychus"は、"no-thron-EYE-kus(ノスロンアイクス)"と発音するのですが、ディスカバリーのサイトでは"ノスロニクス"となっています。 これは、7月15日に米国で放送された"When Dinosaurs Roamed America"の日本語版で、Discovery Channelのビデオギャラリーで動画が見られます。 |
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