カモノハシ竜とカモのような新鳥類・・・。日経サイエンス(10月号)の「恐竜世界にいた鳥」のイラストの鳥は、南極にある白亜紀(6600−6800万年前)の地層で発見された新鳥類、ベガビスです。
記事では、新鳥類の出現が以前よりも古く白亜紀とし、新鳥類の特徴や、なぜ大量絶滅を免れたかなどについて考察しています。原作は、Scientic American の「Winged Victory」です。
以前から、DNA解析による分子生物学的解析から、新鳥類は白亜紀のかなり古い時代に出現したことがわかっているそうです。
しかし、実際に白亜紀の地層から発見されている新鳥類化石は、モンゴルで発見された約7000万年前のテビオルニスと、ベガビスの2種類だけです。
尾が短くて自由に動く手首・・。早くから飛行に適した新鳥類がいたとすれば、白亜紀後期の羽毛恐竜は、飛行へとつながらないグループだったのかもしれません。
今後の新たな化石証拠が見つかれば、飛行の進化についても新たな知見が得られることでしょう。
鹿児島県の下甑島にある白亜紀後期(約7000万年前)の地層で、ティラノサウルス類の歯の化石が発見されたそうです。西日本新聞に映像があります。
2009年の化石発掘体験会で発見された化石で、長さは38ミリあり、ダスプレトサウルスやゴルゴサウルスなどの可能性が高いそうです。
今年の春に報告されたオーストラリアで初めてのティラノサウルス類(Tyrannosauroidea)とされる化石について、Sience で議論になっています。Australian Geographic が伝えています。
疑問のコメントとして、ティラノサウルス類の特徴は無く、カルカロドントサウルス類(caracharodontosaurid とあるのはcarcharodontosaurid の間違いか)か新しいグループではないかとしています。
それに対し、最初の著者らは、特徴があった(と推測できる)として反論しています。
ティラノサウルス類の根拠とされる恥骨にあるコブ(pubic tubercle)があったのかどうかが議論になっているようです。
発見されている断片化された恥骨だけから断定するのは難しいところでしょう。
ユタ州にある白亜紀後期の地層で発見されたハドロサウルス類の皮膚印象化石について報告されています。全文か読めます。
映像がありますが、ランダムに並んだ、3〜4mm程度の多角形のウロコのような痕がみられます。
以前お知らせしましたが、人気の絵本を映画化したおまえうまそうだなが、10月16日に公開されます。
9月26日に有楽町で試写会が開催され、50組100名が招待されます。ネットから申し込めます(会員登録必要)。詳細は、CinemaCafe をどうぞ。
後ろ足の第1指と第2指に大きなカギツメ・・。ルーマニアにある白亜紀後期の地層から、新種のドロマエオサウルス類(dromaeosaurid)の化石が発見され、記載されています。
Hans Sues のブログで詳しく紹介されています。朝日などが伝えています。
特異的なのは、通常の獣脚類では退化している第1指にも第2指と同程度のカーブしたカギヅメがあること。
ダブルのカギヅメで獲物を確実に捕らえたのでしょう。
学名は、"がっしりした竜"を意味する Balaur bondoc で、体長は2メートルほど、多島海の環境で小型化していたようです。
英国ウェストサセックス州にある白亜紀前期の地層で見つかり、1848年にマンテルにより記載されたイグアノドン類が再記載されています。
新たに完全な右歯骨(NHMUK 28660)が見つかったもの。最初は、 Iguanodon anglicus とされていたのですが、無効名とされています。発見場所の Cuckfield 村にちなみ、Kukufeldia tilgatensis と命名されています。
系統的には、広い意味でのイグアノドン類(Iguanodontia)のうち、基盤的なスティラコステルナ類(Styracosterna)に位置づけられています。