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恐竜の楽園 ニュース 2002年 1-3月 4-6月 7-9月 10-12月 |
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南ナミビアのカンブリア紀(5億4900万年前)の地層で、固い殻を持つ海面動物またはサンゴの化石が発見されました。Science (6月28日号)に報告され、Namapoikia reitogensis と命名されています。BBC Newsが伝えています。
この種類としては従来よりも1500万年古い化石で、その原始的な性質は、Poripheran (海面動物) かCnidarian (サンゴ)か区別がつかないそうです。
Proterozoic Modular Biomineralized Metazoan from the Nama Group, Namibia
Rachel A. Wood, John P. Grotzinger, and J. A. D. Dickson
Science 2002: 2383-2386
「私は本当にハッピーです」・・・アルゼンチンで発見された鳥のような足跡についてNew Scientistが伝えていますが、この発見を喜んだのは、プロトアヴィス(Protoavis)を発見・記載した、テキサス工科大学のチャタジー(Sankar Chatterjee)です。
1986年、テキサスの三畳紀後期の地層から発見された数点の化石は、古生物学会で大きな話題となりました。1991年、チャタジーはこの化石を初期の鳥類として記載します。Archaeopteryxより7500万年も古い時代の話です。プロトアヴィスの頭骨の全長は7センチほどで、今回の足跡の主としてぴったりのサイズとしています。
その彼は、1997年に「The Rise of Birds : 225 Million Years of Evolution」(右)を著しています。米国amazonのサイトでは、24ページのサンプルを見ることができ、分岐図では、プロトアヴィスを Archaeopteryx の子孫に位置する Ornithothoraces に分類しています。
しかしながら、プロトアヴィスを初期の鳥類と考えている古生物学者は少ないようです。脳函を除くとプロトアヴィスの化石はほとんど残っておらず、翼竜と獣脚類が混ざったキメラ化石ではないかと疑問視する意見もあります。また、恐竜大百科事典で、フィル・カリーは、脳函の含気的形質は鳥類だけに見られる形質ではなく、独特の小型獣脚類とするのが論理的、としています。
アルゼンチンで発見された鳥のような足跡には現生鳥類がもつ後ろ向きのハラックス(第1指)が残るのですが、論文著者は、"鳥類"とするのには慎重で、"鳥の特徴を持つ未知の獣脚類"としています。ルイス・キアッペも鳥と断定するのは難しいと述べています。保存の良い骨格の発見が待たれます。
参考:プロトアヴィス
The discovery of Protoavis texensis(発見のいきさつなど)
Protoavis 復元イラスト(米国、Ball State University)
REFERENCES for PROTOAVIS(プロトアヴィスに関する文献リスト)
Newton別冊シリーズ 改訂版 恐竜のすべては、1997年に出版されたものの改訂版です。
「鳥は恐竜から進化した」「 恐竜絶滅のなぞ」などの恐竜情報の他、翼竜などについても、大判のカラー写真やイラストと共に紹介されています。ニュートンで既に紹介された記事が多いようです。
ニュートンといえば、昨年とんでもなく古い恐竜復元図をまとめた本が発売されたこともありましたが、今回はフィル・カリーやジャック・ホナーなど国内外の著名な古生物学者らが登場しています。
アルゼンチン北西部、ラリオハ州の三畳紀後期の地層から、明確に鳥類の特徴を持つ足跡化石が発見されました。アルゼンチン国立ラパンパ大(Universidad Nacional de La Pampa)の研究者らが、Nature (6月27号)に発表しています。
化石は保存状態も良く、数多く残っているそうです。朝日新聞に写真があります。毎日新聞によると、長さは平均約3.6センチ、1平方メートルの範囲に520個以上の足跡がついていたとしています。約2億1250万年前の地層で、最古の鳥の骨格化石より5500万年以上古いとのことです。
Bird-like fossil footprints from the Late Triassic
RICARDO N. MELCHOR, SILVINA DE VALAIS & JORGE F. GENISE
Nature 417, 936 - 938 (2002)
三畳紀の地層から発見されている獣脚類の骨格はまれで、このようなハラックス(hallux、第1指)のある足跡を残す獣脚類は発見されておらず、結局、この足跡は、鳥類の特徴を持つ未知の獣脚類のグループとされています。当時は、一時的な川が流れ込む池のような環境だったとしています。
DINOSAUR Mailing Listによると、その足跡の特徴は、
(1) 全体として現生鳥類の足跡に類似
(2) 長さよりも幅のほうが広く(ハラックスは除く)、小さいサイズ。
(3) 指の跡が細い。
(4) 第II指とIV指の角度が広い。
(5) 幅が狭く足跡や深い足跡の両方に、後ろ向き又は後方内側を向いたハラックスが見られる。
(6) 細い爪は、足の軸から離れた外側と中間の爪が末端で湾曲していることを示す。
(7) 第II指からIV指が集中するいくつかの足跡に、足跡単体か中足骨-指節骨の跡が残る。
鳥類が持つ後ろ向きの第1指のハラックスは、木などにとまる時に枝をつかむために発達したもの。今回発見された足跡の主が樹上生活をしていたかどうかは不明です。重要なのは論文では "Bird"や"avian"ではなくて、"Bird-like"としている点。足跡だけから鳥類とするのは難しいのでしょう。

図解・最新恐竜学がわかる本(グラフィック社)は、福田 芳生さんの新著。A5判・176頁(カラー88頁)で本体価格は1,900円。
ティラノサウルスは意外にも鈍足だった、超巨大恐竜セイスモサウルスとはこんな恐竜だった!、なんと「共食い」をする恐竜がいた、定説を覆す「最古の角竜」発見・・・などタイムリーな話題について、写真やカラーイラスト共にわかりやすく紹介しています。
今年の2月、カリフォルニア大バークレー校のハチンソン(John R. Hutchinson)らは、T.rex など大型獣脚類の成体は走ることができなかったと Nature に報告しました。その時に投稿中であった彼の新しい論文が、Journal of Morphology の最新号(6月20日号)に発表されています。
Pelvic and hindlimb musculature of Tyrannosaurus rex (Dinosauria: Theropoda)
Matthew T. Carrano, John R. Hutchinson
Journal of Morphology, 207-228, Volume 253, Issue 3, 2002
この中で、再構築されたT.rex の骨盤と後肢の筋肉に関する新しい説が展開されているそうです。現生の鳥類につながる変化の連続性を明らかにするのにに役立つ・・・としていますが、全文を読むには登録が必要で、要約だけでは具体的な内容が不明です。
京都市東山区にある三年坂美術館では、8月30日まで昆虫の化石展が開かれています。京都新聞ニュースが伝えています。
館長の村田さんが十年がかりで集めた約千点のコレクションの中から、昆虫が閉じ込められた中南米ドミニカ産の琥珀など、68点を展示しているそうです。
スティーブン・スピルバーグは、ジュラシックパーク・シリーズの第4作めの計画を発表したと、Guardian Unlimited ニュースが伝えています。発表といっても、公開時期やストーリーなど具体的な話はありません。
彼は、雑誌 "Starlog" の最新号(#300)で、今までの中で最もよいストーリーになるだろうと述べていますが、内容については、"唇は堅く閉じられている"と秘密にしています。第3作と同じように、彼はプロデューサーとなり、ジョー・ジョンストンが監督になるよう説得しているそうです。
四日市市立博物館では、9月1日まで、特別展・DINO TREK 新しい「恐竜の世界」が開催されています。ヤフーニュースが伝えています。四日市市立博物館のサイトでは、パンフレットの表裏の映像があります。
ステゴサウルスやカイモサウルス、カマラサウルスの幼体の全身骨格や鳥羽竜の化石など約120点が展示されているそうです。7月7日午後2時から、群馬県立自然史博物館・長谷川善和館長による講演会も予定されています。
福井県立博物館で行われていた日本古生物学会から帰ってきました。学会で発表された内容の一部が報道されています。
■獣脚類足跡化石に見られる集団行動の証拠:林原自然科学博物館、モンゴル科学アカデミー、モンゴル古生物学センターの共同調査隊
モンゴル・ゴビ砂漠で、一方向に並んで走った連続歩行跡が多数発見されています。ヤフーニュースが伝えています。獣脚類といってもダチョウ恐竜類のものとされ、ジュラシックパークのように走って逃げた跡でしょう。
■御船層群からのテリジノサウルス類化石
御船町の白亜紀後期の地層から、2つの歯が発見されています。縁に対して垂直な小歯は、テリジノサウルス類としては原始的な形質で、植物食への適応が完全に進んでいなかったそうです。
Daily Yomiuri(英文)やヤフーニュースが伝えています。ヤフーでは、「草しか食べない肉食類?」などと報道しています。テリジノサウルス類は、マニラプトル類に属する獣脚類ですが、"獣脚類=肉食" とは限りません。
恐竜より長い4億年もの歴史があり、300万種以上も存在しながらいまだに新種発見が相次ぐ昆虫。昆虫類は、環境に適応し、その姿をさまざまに進化させてきたのです。
虫たちの生き残り戦略(中公新書)は、国立衛生予防研究所・衛生昆虫部室長などを勤めた安富 和男さんの新書。
殺虫剤を強壮薬にするゴミムシダマシや積雪量を予測するオオカマキリなど、24話からなる最近の昆虫の驚くべく知恵を紹介しながら、その繁栄の謎に迫っています。人間には超能力に見えても昆虫にとっては普通のことなのかもしれませんね。
誠文堂新光社の子供の科学7月号で、「鳥か恐竜か?! モノニクス類の化石発掘」と題して、林原自然科学博物館の鈴木茂さんが、3本指のモノニクス シュブスイア(Shuvuuia deserti)について書かれています。ほぼ林原のプレスリリースと同じ内容ですが、化石の部位の詳しい説明があります。
なお来月号の特集は恐竜で、「どうして恐竜は恐竜なのか」を紹介するそうです。ややこしいタイトルですね(^^;;。
シベリアで、胚の中にマンモスの下顎が発見されました。始めての発見で、保存状態も良いそうです。UniSciが伝えています。
発見されたのはKrasny Yar と呼ばれる場所で、14から16週の胚。年代は20万年以上前の氷河期と氷河期の間氷期(interglacial period)とされています。
マンモスの胎児の歯は現生の象に比べて大きく、よく発達しているそうです。それは、当時の気候は厳しく、母乳からの栄養補給は小さなマンモスにとって不十分で、草など物を食べるために約3ヶ月から歯を使う必要があったためだそうです。
8/12(月)から21(水)の10日間のモンゴル恐竜化石発掘ツアーが紹介されています。発掘はフルンドッホでの5日間で、旅行代金は、 298,000 円です。
日程や参加申込書、過去のツアーの様子など、詳しくは、MINEW さんのサイトをどうぞ。
日本モンゴル外交関係樹立30周年記念事業で、モンゴル国科学アカデミー、フィールド調査サポート隊員募集中とあります。
21日(金)から開催される日本古生物学会2002年年会・総会ですが、福井県立恐竜博物館のサイトにも情報があります。22日には、勝山市北谷の恐竜化石発掘現場へのツアーも予定されています。私も金曜日のシンポから参加するつもりです。参加される方、会場でお会いしましょう(^^)。
7月19日オープンの世界最大の恐竜博2002では、実際の化石のクリーニング作業が公開されます。朝日新聞が伝えていますが、会場に熊本県御所浦町から岩盤が運ばれ、御所浦白亜紀資料館の菊池直樹さんと廣瀬浩司さんらが交代でクリーニングを行うそうです。会場に持ち込む化石には鳥脚類の一種が含まれているとか。
私もかつて御所浦町の採石場で発掘しましたが、かなり固い岩でした。巻貝(オリゴプティクシス、Oligoptyxis pyramidaerormis )が含まれる岩のクリーニングは大変で、そのままになっています(^^;;。
岐阜県の瑞浪市化石博物館では、6月16日(日)から9月1日(日)まで、 第57回特別展 「新生代の植物」を開催しています。この特別展では、瑞浪層群の植物化石の他、以下の日本各地の植物化石が展示されます。
北九州の古第三紀の植物化石
新潟県佐渡島の新第三紀前期中新世の植物化石
新潟県朝日村や石川県能登半島の前・中期中新世の植物化石
鳥取・岡山県境の辰巳峠の後期中新世の植物化石
栃木県塩原の第四紀の植物化石
また、10月6日〜12月8日には、第58回特別展 日本の化石シリーズ7「東海の化石−1」の開催が予定されています。
なお、「北アメリカ西部産白亜紀及び第三紀十脚甲殻類の新記録」などが報告されている瑞浪市化石博物館研究報告の第28号も発行されています。

シーラカンスの打ちあけ話―生きものたちの生態と進化(広済堂出版)は、今年の2月発売のサイエンス・エッセイ集。スティーヴン・ジェイ・グールドの著書を数多く翻訳しているサイエンスライターの渡辺政隆さんの著書です。イラストは、下谷 二助さん。
「飛翔 恐竜には翼があった!?」や「保温 鳥って何?」、「共生 隙間産業が進化を加速する」など、生物の不思議な生態や行動について、漢字二文字をキーワードとして、おもしろく紹介されています。
ちなみに書名は、腕立てふせをして史上最大の上陸作戦の決行にそなえるシーラカンスになんだものだとか。
今年の9月、東京都臨海副都心のパナソニックセンター内にオープンするデジタルネットワークミュージアム「ダイノソアファクトリー」では、恐竜の化石標本の説明・解説業務などを行うマネジャーアシスタントを募集しています。資格は、短専卒以上25歳〜35歳位迄で、博物館・テーマパークなどで運営管理経験がある方だそうです。
このミュージアム、林原自然科学博物館と松下電器産業が運営する恐竜がテーマの展示施設。ゴビ砂漠での発掘作業や恐竜研究の現場の様子が展示される予定です。
6月29日(土)から8月3日(土)まで、札幌市博物館活動センターで第4回 iMuseum企画展「世界最小の恐竜展」が開催されます。恐竜倶楽部北海道支部の主催で、協賛は、(株)フルタ製菓。ミニ・ジオラマで恐竜の世界を復元するようです。
テレビCM制作会社の創叡では、7月27日から大阪南港ATCホールで開催される「恐竜大陸2002」のテレビCMの出演者を募集しています。
募集しているのは3歳から30歳までの男女5〜6人で、応募締切は22日、オーディションは30日です。参加者全員に入場券がプレゼントされるそうです。恐竜とテレビに出演したい方はどうぞ。
約6500万年前の大絶滅の原因は、衝突した隕石が石灰岩を蒸発させ、大気中に大量の二酸化炭素が放出された結果、急激に地球の平均気温が上がったためとする論文が発表されました。
英国シェフィールド大や米ペンシルベニア州立大などの研究グループが、米国科学アカデミー紀要(PNAS: Proceedings of the National Academy of Sciences. 6/11)に発表したものです。
BBCニュースや河北新報が伝えています。
An atmospheric pCO2 reconstruction across the Cretaceous-Tertiary
boundary from leaf megafossils
D. J. Beerling, B. H. Lomax, D. L. Royer, G. R. Upchurch, Jr., and L. R. Kump
PNAS 2002 99: 7836-7840
彼らは、ノースダコタ州などのイチョウやシダの葉の化石を分析し、二酸化炭素を吸収する気孔の数から大気中の二酸化炭素濃度を推定しました。二酸化炭素濃度が濃いと、気孔の数は少なくなります。
そして、実際の植物を使い、当時の大気中の二酸化炭素濃度をコンピュータ・シミュレーションしています。その結果、衝突前には 350-500 ppm だった二酸化炭素濃度は、1万年もの間、2300 ppm と5倍程に上昇していたことがわかり、当時の平均気温は7.5℃も高くなったと推測しています。
二酸化炭素の元は石灰岩です。ユカタン半島のチクチュルブに落下した隕石は、付近の浅い海にあった石灰岩を蒸発させ、6.4から13兆トンもの二酸化炭素が大気中に増えたとしています。
なお、大絶滅の原因の1つにインド亜大陸の火山噴火説がありますが、BBCニュースでは、その場合の二酸化炭素濃度の増加は200万年続いたはずとあります。
これに対し、1981年に火山説を提案したバージニア工芸教育研究所のデューイ・マクリーン(Dewey McLean)は、newscientistで反論しています。植物の葉のデータベースは、ほとんど意味がないほど些細なもの、と述べていますが、具体的な反証データを示しているわけではありません。
北極で発見された4億2000万年前の植物化石は、維管束植物の初期段階での進化が早かったことを示すという論文が ノースカロライナ大の研究者により American Journal of Botany の6月号に報告されています。Eurekalertが伝えています。
化石は北極点から約13km離れたBathurst島で発見された維管束植物(vascular plants)の化石です。
最古の陸上植物化石は5億年前のオルドビス紀のもので、水分や養分を通す維管束を持つ植物としては4億2500万年前の化石が最古。今回の化石は最古ではありませんが、複雑で多様化が進んでいるそうです。彼らは同じ地層からコノドントなどの無脊椎動物の化石も発見しています。
ニュージーランド南島、北オタゴにある Shag Point の7000万年前の地層で新種のプレシオサウルスが発見され、オタゴ大学のユアン・フォーダイス教授(Ewan Fordyce)らにより、British journal Palaeontology に報告されました。Otago大学ニュースが伝えています。
Cryptoclididae 類に属し、この仲間はニュージーランドでは初めてで南半球では3番目の発見です。Kaiwhekea Katiki と命名され、属名は、"イカを食べるもの"の意味で、種小名は、発見場所の海岸名です。化石は、9月にオープンするオタゴ博物館(Otago Museum's Southern Land)で展示されるそうです。
石川県白峰村桑島の白亜紀前期(1億4000万年前)の岩石から、最古のアロワナ化石が発見されました。NHKニュースで、動画もあります。
体長は20cmほどで、ほぼ全身の化石です。頭の幅が広いことや、エラブタの部分に側線感覚管という水の流れを感じる縦長の穴があることなどからアロワナ科とされ、アロワナの東アジア起源が考えられています。
6月23日の日本古生物学会年会で、北九州市立自然史博物館の薮本美孝さんにより報告されます。
ルーマニアの西部、ハテグ(Hateg)山で、恐竜の卵化石が発見されました。14個の巣から、50個の化石が見つかったそうです。ANANOVAニュースが伝えています。
時代は白亜紀後期で、7000万年より古いとされています。最後の恐竜についていろいろとわかるとのことですが、種類などは不明です。

「恐竜を掘りにいく/謎だらけの生態を解き明かす最新恐竜学」は、青春出版社から発売された新書サイズの恐竜入門書です。
福井県立恐竜博物館館長の濱田隆士さん監修で、恐竜の種類や発見の歴史、絶滅の謎などについてわかりやすく説明されています。
出版元の青春出版社のサイトでは、「気の遠くなるような時間の流れの中では、学者と素人の知識の差など無きに等しいといっても過言ではない」なんて説明があります。
訃報です。ディノプレスの井上正昭編集長が先ほど亡くなられたそうです。
私も何度かメールのやり取りをしましたが、翻訳のことや販売などいろいろと苦労が多かったようです。
幕張で開催される世界最大の恐竜博2002の図録が、井上さん最後の作品になるそうです。思えば、学研の恐竜学最前線以来ずいぶん楽しませてもらいましたが、まことに残念な話です。
井上さん、いろいろとありがとうございました。謹んでご冥福をお祈りいたします。
The Evolution of Flight(飛行の進化)は、カリフォルニア大バークレー校の古生物博物館の教育プロジェクト、Explorations Through Timeの1つです。飛行の進化などについて、アニメで紹介しています。
鳥類が飛行能力を獲得した起源については、樹上生活説(arboreal theory)と地上走行説(cursorial theory)の2つがあげられてきました。同校のパディアン博士(Kevin Padian)は、このサイトにあるインタビュー(Q&A)で、これらの古典的な2つの説は、本質的ではなく、誤った両極端な考えと述べています。羽ばたき(flight stroke)がどのようにして進化したたかが問題であって、どこで生じたかは本質的ではないとしています。
博士は以下のように説明しています。
「木の上に上っている状態の鳥の祖先の化石を見つけることはできませんし、走って飛び立とうとする化石も見つけられないでしょう。その骨格から、樹上生活に適していたかどうか・・・という議論もたくさんあります。これも問題ではありません。例えばヤギやヒトは木に登れます。しかし、その骨格に木に登るのに適した明確な特徴があるでしょうか?
一方、小型獣脚類は走るのが得意そうなことから、地上走行説が有力視されがちです。しかし、状況はより複雑です・・・」
証拠もなくあれこれ議論するより、化石証拠に残る特徴を系統的に解析していくことが大切なのでしょう。
幕張の大恐竜博に負けじと、7月27日から9月1日まで、大阪南港のATCホールで恐竜大陸2002が開催されます。ブラック・ヒルズ地質学研究所の T.rex 骨格や、世界で唯一のマンモスのミイラ(ロシア科学アカデミー)などが展示されます。抽選でペア100組(200名)に入場チケットが当るプレゼントもやっています。
展示されるT.rex は、ヘル・クリーク産の"STAN"(BHI-3033)でしょう。サイトの映像の後ろにある「大恐竜博」とは、1995年に池袋で開催された大恐竜博95のことですね。
"STAN"については、ブラック・ヒルズのSTANに映像や解説があります。アマチュアのスタン・サクリソン(Stan Sacrison)が発見したもので、1992年、ブラック・ヒルズにより全体の65%が発掘されています。Sue に続いての発掘です。
今回の展示はレンタルでしょうが、購入すれば、骨格が$100,000 で、組みたてなどが$5,000とあります。
恐竜図鑑 ポケット版(成美堂出版)は、6月発売のポケット図鑑。解説・絵は工藤 晃司さんで、監修は小畠 郁生さん。
恐竜展や博物館、フィールドなどでもすぐに調べられるポケットサイズシリーズの1つ。ポケットサイズながら、165種の恐竜について、緻密なカラーイラストと最新の知見で解説しているオススメ本です。
同社からは、ちょうど6年前の1996年6月に「恐竜 ポケット図鑑」が発売されています。こちらもそれぞれの恐竜の特徴や発掘地図、時代などが具体的で詳しく参考になりました。この改訂版で、値段は安くなっています。
あるぺ☆かんぱにーは、NHK教育・天才てれびくんで放映されていたSFアニメ「恐竜惑星」や「ジーンダイバー」「救命戦士ナノセイバー」に関する同人サイト。
古生物事典 の「バーチャル大陸そぞろ歩き」には、古生物のデ−タ集があります。背景に映っている程度で名前の出なかった脇役の生物の解説もあるそうです。
大阪市自然史博物館では、7月6日から9月1日まで、特別展「化石からたどる植物の進化」を開催します。最古の被子植物から新生代の植物化石までを展示し、それらから推定される気温の変化や植生の形成について紹介するそうです。それにあわせ、以下の自然史講座が開催されます。詳しくは、博物館行事のご案内をどうぞ。
7月20日:「原始的被子植物はなぜ雌性先熟なのか−中生代の花と昆虫−」
講師:岡本素治さん(植物研究室)
原始的被子植物のモクレン科などは、雌しべが先に熟する雌性先熟。その秘密は・・。
8月10日:自然史講座「東アジアの植生の移り変わり−白亜紀から現在まで−」
講師:塚腰 実さん(地史研究室)
被子植物が出現した白亜紀以降の東アジアの植生の移り変わりを詳しく紹介。
いわき自然史研究会では、8月6日(火)〜8日(木)に開催される第10回 地球大探検inいわきの参加者を募集しています。人気で、残りわずかとか。
対象は、全国の小中学生とその保護者で、東京発着の二泊三日のツアーです。昨年行われた、第9回 地球大探検 IN いわきを参考にどうぞ。
ザ!鉄腕!DASH!!の恐竜発掘プロジェクトでおなじみの、鈴木さんや高橋さんらが案内指導されるそうです。予定では、鍾乳洞やアンモナイトセンターでの化石発掘、いわき石炭化石館の見学などを行うことになっていますが、途中に?の部分がありますから、あの発掘地を訪れるのかもしれませんね。
4月にお知らせしましたが、甲府市にある山梨県立科学館では、7月16日から9月23日まで、特別展/恐竜宇宙館〜ロイヤル・ティレル博物館の恐竜たち〜を開催します。紹介ページが新しくなったとのお知らせをいただきました。恐竜キャラの募集などもあります。
また、7月16日には、カナダロイヤル・ティレル古生物学博物館館長によるオープニング記念講演会「ロイヤル・ティレルの恐竜たち」が開催されます。先着180名で、事前申し込みが必要です。
また、プラネタリウムや「ヒサクニヒコ先生の恐竜まんが教室」など、関連イベントも多数予定されています。
岐阜県瑞浪市は、1974年に開館した市化石博物館を移転するそうです。面積を広く、天井を高くするなどして、大型恐竜骨格も展示可能とする予定とか。中日新聞が伝えています。
同博物館は、瑞浪市周辺で産出した新生代(中新世以降)の動植物化石を中心に展示しています。恐竜の展示となるとテーマがずれるような気もしますが・・。
北海道中川町の郷土資料館がエコミュージアムセンターとして7月1日にリニューアルオープンします。愛称やキャラクター募集結果などが、「Eこーる(中川町エコミュージアムセンターだより)」第1号(pdfファイル)で紹介されています。京都で制作されていたクビナガリュウのレプリカが完成し、運ばれてきたとか。全長11メートルと、国内最大級のサイズです。
ところで、センターの愛称「エコール」やクビナガリュウの愛称「テッシー」は私も応募した名称ですが、同一名称が多くて、選にもれました(^^;;。
英国南部、オックスフォードシャー( Oxfordshire)にあるジュラ紀中期(1億6300万年前)の石灰岩の上に、異なる種類の竜脚類の連続歩行跡(trackways)が発見されました。ジュリア・デイ(JULIA J.DAY)らが、Science(5月31日号)に報告しています。Nationalgeographicや朝日新聞が伝えています。付近では途中でギアチェンジする獣脚類の足跡も発見され、こちらは1月にNatureに報告されています
Sauropod Trackways, Evolution, and Behavior
Julia J. Day, Paul Upchurch, David B. Norman, Andrew S. Gale, and H. Philip Powell
Science May 31 2002: 1659.
連続歩行跡は、少なくとも二種類の足跡の可能性があり、歩行幅の広い(wide-gauge)足跡の主は、前脚にとがった爪の跡が無いことなどから、テイタノサウルス類ではないかとされています。前脚の爪跡はブラキオサウルス類で減少傾向にあり、ティタノサウルス類では完全になくなったそうです。
最古のティタノサウルス類の骨格化石は、タンザニア(テンダグル)のジュラ紀後期の地層で発見されたJanenschiaです。最近の研究で、ティタノサウルス類がブラキオサウルス類から分岐した時期は、ジュラ紀後期とされていますが、今回の幅の広い歩行跡は、分岐した時期が、ジュラ紀中期バス階(Bathonian)であることを示す直接の証拠だとしています。
歩行跡は全て北西方向を向いており、竜脚類がひとつの群れを形成したことを強く示唆し、捕食動物から身を守るため、複数の種が群れをなしたかもしれないとされています。
オーストラリア博物館では、7月6日から大中国恐竜展が開催されます。23メートルのマメンチサウルス(Mamenchisaurus jingyanensis )やチンタオサウルス(Tsintaosaurus spinorhinus )など12体の恐竜骨格の他、オーストラリアでは初めて4体の羽毛恐竜化石や最古の鳥類化石が展示されるそうです。
中国から7人の専門家がやってきて、組み立てに一ヶ月ほどかかるそうです。詳しくは、同博物館のEnter the Dragonsをどうぞ。頭部に長い角のあるチンタオサウルスが、同博物館発行の「MUSE」の表紙を飾っています。
7月からは日本や大英博物館でも羽毛恐竜が展示されますが、中国は積極的に海外での展示を推進しているようですね。
シドニーにあるオーストラリア博物館は、タスマニアタイガー(Thylacine)など4種の絶滅動物の遺伝子の一部を複製することに成功したそうです。同博物館のプレスリリースや毎日新聞が伝えています。この様子は、7月7日に、世界155カ国のディカバリーチャンネルで放送される予定です。
タスマニアタイガーはオーストラリア全土やニューギニアに生息していた有袋類(フクロオオカミ科)で、背から尾にかけて縞模様があるためタイガーといわれていますが、イヌに近い姿です。
1936年に絶滅したのですが、今回、136年間アルコールの中に保存されていた幼体標本からDNAを抽出し、複製したもの。将来的にはゲノム(全遺伝情報)を解読し、10年以内にもクローンを作ることを計画しているとか。
よく誤解されているのですが、たとえ完全なDNAが取り出せたからといって、元の動物がよみがえる訳ではありません。DNAは単なる設計図(遺伝情報)にすぎず、クローン動物を形作っていくためには未受精卵などの胚発生・成長のシステムが不可欠です。
今回、卵子の提供や代理母はタスマニアデビルがつとめるようです。はたしてうまくクローンが誕生するのでしょうか。
タンザニア・テンダグル産のブラキオサウルスや始祖鳥(ベルリン標本、右)化石を所有することで有名なドイツ、フンボルト大学自然史博物館(Museum fuer Naturkunde)の古生物部門が廃止されようとしているそうです。
読者の方からお知らせいただきました。貴重なコレクションの管理にも問題が生じると予想されています。同博物館の、HanHans-Peter Schultze 博士の投稿が Vertpaleo Mailing List にポストされていましたが、DINOSAUR Mailing List にも再ポストされています。
博士のところには多数の手紙やメールなどが寄せられているそうですが、まだ足りないそうです。よろしければ、古生物部門の存続を望む旨のメールを送ってあげましょう。
タンザニア・テンダグル産のブラキオサウルス(ジラファティタン):1907年、アフリカ東海岸のタンザニアにあるテンダグル・ヒルズと呼ばれた場所で、多くの恐竜化石が発見されました。
当時、タンザニアはドイツ領東アフリカの一部で、フンボルト自然史博物館は政府や市民などからの資金援助を得て、遠征隊を組織し化石を発掘したのです。ディクラエオサウルス(Dicraeosaurus )などの新種の竜脚類の他、保存の良いブラキオサウルスの標本などが発見され、ブラキオサウルスの標本は、フンボルト大学博物館に展示されました。
その後、第一次世界大戦が勃発し、イギリス領となったこともあってフンボルト大学博物館は2度とその地で発掘をすることはなかったそうです。
なお、ブラキオサウルス・ブランカイ(B. brancai)"ですが、現在では、ジラファティタン・ブランカイ(Giraffatitan brancai)とされています。"ジラファティタン"とは"キリンのような巨人"の意味です。
夏が近づくと恐竜本の出版が増えるのですが、今年は大恐竜展関係で、いつもの年よりも多そうです。
6月発売予定の「なんでもわかる恐竜百科 人気の50頭大集合!!(成美堂出版)」は、福田 芳生さん監修の小学生向けの恐竜図鑑で、世界最大の恐竜展で展示されるセイスモサウルスのほか、ティラノサウルスやステゴサウルスなど人気の恐竜50頭を、カラーイラストとともに紹介しています。
ところで、福田 芳生さん監修といえば、昨年7月に出版された「おもしろくてためになる恐竜の雑学事典」(日本実業出版社)では、"学術上、「恐竜」という名前は存在しない"というタイトルで、恐竜は竜盤目と鳥盤目を人為的にまとめたもの、とずいぶん昔の考え方を紹介しています。
恐竜本が増えるのがありがたいのですが、古い記事やイラストをまとめたり、新聞記事をかき集めたような本も出てきますから注意が必要ですね。
大英自然史博物館で、7月18日から5月3日まで、DINO-BIRDS:THE FEATHERED DINOSAURS OF CHINA(恐竜と鳥類:中国の羽毛恐竜展)が開催されます。羽毛のあるドロマエオサウルスの亜成体化石など、13体の中国遼寧省産の羽毛恐竜がヨーロッパで始めて公開される他、自然史博物館の持つアーケオプテリクス(始祖鳥)も展示されます。
新華社が化石を運ぶ様子を紹介しています。
北海道の三笠市立博物館では、7月26日と8月3日、4日の3回にわたり、自然観察講座「アンモナイトの観察」を開催します。
幾春別川の約1億年前の白亜紀の地層で、アンモナイトやイノセラムス(二枚貝)の観察・採集を行い、博物館にてクリーニングや鑑定、学習を行うそうです。
応募は往復葉書で、7月2日から受付開始、締切は7月16日です。
6月21日(金)から23日(日)まで福井県立博物館で日本古生物学会2002年年会・総会が開催されます。会員でなくても、当日参加登録(有料)すれば参加できます。23日午後には、董 枝明氏の特別講演会「中国の恐竜化石研究百年」も予定されています。こちらは無料です。
プログラムなどがアップされています。下記に興味深い講演を幾つかひろってみました。御船層群で産出したテリジノサウルス類の化石の報告もあります。
■国際シンポ/21日(金)
環日本海地域における白亜系層序と国際対比 手取層郡を中心として
中国、韓国、勝山、白峰の恐竜など手取層の生物相についての講演があります。
■ポスターセッション/22日(土)
熊本県上部白亜系御船層群からのテリジノサウルス類化石/池上直樹
岐阜県荘川村の大黒谷層(白亜紀前期)から発見されたコリストデラ類の歯骨/松本涼子、下津志津夫
■個人講演/23日(日)
中国甘粛省(Yanguoxia)の獣脚類足跡化石/荒川洋平、東洋一、李、董枝明
モンゴル国上部白亜系産獣脚類足跡化石にみられる集団行動の証拠/石垣 忍
カナダ・サンカチュワン州から発見されたエラスモサウルス類について/佐藤たまき
石川県白峰村産前期白亜紀アロワナ目魚類とPhareodus群の起源/薮本美孝
・・・ など
38億5000万年前の最古の生命体の痕跡とされた岩石は疑わしいとする論文が、Science(5月24日号)に発表されました。Nationalgeographic Newsや朝日新聞などが伝えています。
Metasomatic Origin of Quartz-Pyroxene Rock, Akilia, Greenland, and Implications for Earth's Earliest Life
Christopher M. Fedo and Martin J. Whitehouse
Science 2002 296: 1448-1452
グリーンランド南西部沖のアキリア(Akilia)島で発見された岩石は、少なくとも38億5000万年前以上も前の岩とされていました。この岩には、緑と白のしま模様が残り、コロラド大のSteve Mojszisはに、当時の海底で堆積した最古の堆積岩と分析しています。
また、岩石中の黒鉛(graphite)の中に、比較的軽い炭素原子(13C)が豊富なことから、初期の生命体の代謝活動によるものとされていました。
今回、ジョージワシントン大のフェドとスウェーデン自然史博物館のホワイトハウスは、この岩石を再調査しました。その結果、この岩石は強く変性を受けており、最初の形成状況を知るのは難しく、縞模様も不規則で堆積によるものではないとしています。
むしろ、鉄が豊富な緑のしま模様は、火山活動に由来し、生命を育む海が無いときに出来たのではないかと推定しています。その後できた割れ目に、ミネラルを含む水が入り、白い縞模様が出来たとのことです。
火成岩なら生命体の跡が残る可能性はありません。また、軽い炭素を生み出す非生物学的メカニズムも存在することから、この理由で生命体の痕跡と早合点することにも警告しています。
群馬県博では、博物館をより楽しんでもらうため、「サイエンス・サタデー」を始めています。5月25日には、空飛ぶアンハングエラと題して、アンハングエラの化石を見ながら、翼竜の特徴を学び、アンハングエラ型グライダーを作るそうです。 6月には、アンモナイトのレプリカ作りも予定されています。
アンハングエラ(Anhanguera blittersdorffi )は、チョコラザウルスにもありますが、ブラジルの白亜紀中期の地層で発見された翼竜。原住民の言葉で「年老いた悪魔」という意味だそうです。
bk1で、先ほど亡くなられたスティーブン・ジェイ・グールドさんをしのんでのコメントが寄せられております。追悼・スティーブン・ジェイ・グールドをどうぞ。
彼の本は、いつも上下巻にわかれるほど分厚いのですが、この3月に発売された「The structure of evolutionary theory」は、1464ページもあり、厚さが7.5センチになるとか。病気と戦いながらの渾身の作だったのでしょう。
自然選択は、遺伝子や種ではなく有機体に作用する・・・ 「進化はゆるやかな連続した変化」とする漸進論を否定し、「短期間の急激な変化と長期の安定が存在する」という断続平衡説を唱えるグールドですが、この本の中では、古典的なダーウィンの説の核心をなす3つの説の起源や歴史について論じるところから始まっています。いずれ訳本も出版されるでしょうね。
8000年前絶滅したはずの恐竜…ナゼか死んで間もないフサフサの毛皮が発見された…。本日夜8時から、TBS系で放送されるオフレコでは、絶滅したといわれるミロドンの謎に迫っています。
ちなみに、ミロドン(Mylodon)とは、かつて南アメリカに生息した哺乳類で、恐竜ではありません。異節類に属し、体調2〜3メートルの地上性のナマケモノの仲間です。パタゴニア地方では、完新世(約1万年前)まで生きていたらしく、洞窟でミイラ化した皮膚がが発見されるそうです。
7月19日から開催される「世界最大の恐竜博2002」のマスコット「セイモくん」が、PRキャンペーンで都内や横浜、千葉などを訪れるそうです。
また、会場案内やチケット販売などを担当する運営スタッフを募集しています。18歳以上で高校生は不可。応募は31日までで、詳しくは朝日新聞のサイトをどうぞ。
進化や古生物に関するさまざまな著書でおなじみのハーバード大学の進化生物学者、スティーヴン・ジェイ グールド (Stephen Jay Gould)氏が、ニューヨーク・マンハッタンの自宅で亡くなられました。享年60歳。
1982年に最初にガンが見つかってから、実験的な治療で乗りきってきたそうです。CNNやNewYorkTimes、MSNBCなどが伝えています。
がんばれカミナリ竜に干し草のなかの恐竜、ワンダフル・ライフ・・・、そしてこの3月に発売されたダ・ヴィンチの二枚貝(右)など、彼の著書は日本でも数多く翻訳・出版されています。多くの人々は、進化についてあれこれ思いをめぐらしたことでしょう。ご冥福をお祈りします。
あなたが知っている恐竜の知識は時代遅れだ! なんて帯がついていますが、金子隆一さんの新刊「最新恐竜学レポート」(洋泉社)が発売されています。以前から左で表紙のみ紹介していましたが、正式な発売日は今日21日。
深くV字型をした叉骨の発見により、ティラノサウルスの腕は体の中心寄りにあったことがわかり、従来の復元は一夜にして時代遅れになった・・・など、山本聖士さんのイラストともに、6章にわたって最近の恐竜情報が紹介されています。
新発見などの新しい事実は論文やニュースで知ることが出来ますが、それらにまつわる話の方が案外面白いもの。関係学会の参加や、研究者や業界に知人が多い金子さんだけに、興味深いエピソードがいろいろと紹介されています。目次など、詳しくは、恐竜本の紹介をどうぞ。
"レオナルド(LEONARD)"の愛称で呼ばれる皮膚印象の残る化石が、モンタナで開催された化石鉱物ショーで展示されたそうです。正式には、今週の金曜日にフィリップス郡博物館で展示されます。billingsgazette.com が伝えています。
"レオナルド"は、2000年7月に、モンタナにある7700万年前の地層で発見されたブラキロフォサウルス(Brachylophosaurus canadensis)の亜成体化石です。ハドロサウルス類のマイアサウルス類(Maiasaurini)に属し、マイアサウラの姉妹グループです。分岐分析では使用しないのですが、階層名をあてはめると、ハドロサウルス科、ハドロサウルス亜科、マイアサウラ族です。
化石はミイラ状態とされ、80%の皮膚が残り、ウロコの印象はクリアだそうです。胃の内容物も残っていて、何を食べたかわかる他、筋肉の跡から、どのように骨についていたか、どれくらい早く走れたかがわかるそうです。
ニュースでは、クチバシや足指の爪などのケラチン組織や、"白亜紀の牛"のように舌までも残っているとあります。ミイラ状態(mummified state)とされていますが、7000万年以上もたって蛋白質などでできた組織が残っているはずはなく、全て鉱物に置換されていると思われるのですが、どうなんでしょうね。
徳島化石研究会は、7月20日〜25日に徳島県郷土文化会館で、第8回徳島化石研究会採集化石展を開催するそうです。研究会が採集したサンゴや二枚貝、頭足類、三葉虫などの化石が展示される予定です。
Dinosaurs in Art は、Michael Skrepnick 氏のサイト。恐竜本の表紙や挿絵などでおなじみの美しいイラストが見られます。青い空が印象的ですね。
彼のイラストがある本といえば、Feathered Dinosaurs : The Origin of Birds(羽毛恐竜:鳥類の起源)は、5月1日に発売された9〜12歳向けの児童書です。出版元であるEnslow PublishersのThe Dinosaur Libraryシリーズの一冊です。最初に、恐竜とは何か、鳥類とは何か、について解説し、鳥と恐竜の関係をサポートする最近の発見を紹介しています。
およそ2億1000万年前の三畳紀末に起きた隕石衝突による生物の死滅が、その後の恐竜の繁栄をもたらしたのではないかとする論文が Science (5月17日号)に発表されています。
BBCやNational Geographic、Yahoo!などが伝えています。SPACE.com には、Tr-J境界層のある場所やシダの胞子の写真などがあります。
隕石衝突で始まったという恐竜の繁栄ですが、隕石衝突で終わったとすれば皮肉な話ですね。
Ascent of Dinosaurs Linked to an Iridium Anomaly at the Triassic-Jurassic Boundary
P. E. Olsen , D. V. Kent, et al.
Science 2002 296: 1305-1307.
米国ラトガーズ大学のデニス・ケント(Dennis Kent)教授らは、米国東部の70カ所以上の場所で、獣脚類の足跡化石と地層に残るイリジウムの量などを調べました。米国東部といっても、当時のパンゲアという一つの大陸のまん中あたりです。
今回、イリジウムの測定には、高解像度の質量分析装置を採用しています。以前の方法では感度が悪く、イリジウムの異常が発見できなかったそうです。
その結果、三畳紀とジュラ紀の境界層では、イリジウム濃度が通常の2〜3倍と高いことや、シダ植物の一時的優勢期(Fern spike)がわかったそうです。シダは、他の全ての植物が全滅した後、最初に出現する植物で、シダの胞子の増加は、生態学上でなんらかの災難が起きたことを示すのです。
さらに、この時期の直後には、恐竜以外の生物の足跡が急減し、恐竜の足跡の種類が増していることが分かったとしています。
大型獣脚類は、三畳紀末の隕石衝突後少なくとも1万年以内には出現したそうです。それは、最後の三畳紀の地層から少なくとも3万年以内です。その後少なくとも10万年以上は、当時の北アメリカ大陸東北部における恐竜の多様化が続いたとしています。
今回、隕石衝突のクレーター跡が発見されているわけではありません。また、イリジウムの量は、6500万年前のK-T境界層で見つかるよりも少ないそうです。イリジウムは地球内部にもある稀少金属で、火山活動によるイリジウムの異常も考えられます。はっきりさせるためには、他の地点も含め、更なる調査が必要ですね。
三畳紀の陸上生態系には、かつて哺乳類型爬虫類と呼ばれたディキノドン類などの単弓類がいました。それらが絶滅した後のニッチ(生態学的地位)を狙って、恐竜の繁栄が起こったのです。
もっとも、ディキノドン類などが滅んだからといって、新参者がすぐに勢力をのばせるわけではありません。三畳紀中期に登場した恐竜は、その時までに既にある程度の適応放散が進んでいたのでしょう。
パソコンでリアルに恐竜を描いてみたい・・・そんな時に参考になりそうなのが、6月に発売される「Modeling Digital Dinosaurs」。 3Dモデル製作者でアニメーターのケン・ブリリアントの著書で、彼の作品は、ジュラシックパーク2にも登場しているそうです。
出版元のCharles River Mediaのサイトでも紹介されていますが、この本では、コンピューターで、アパトサウルス、アンキロサウルス、トリケラトプス、T.rex、プテラノドンなどを描く方法が順をおって紹介されています。
たとえば、トリケラトプスを描く手順は、トリケラトプスという動物のリサーチ、モデル作成、ステップバイステップで描く、フリルへの挑戦、皮膚を描く・・・といった順です。
本の中で紹介されたファイルやテクスチャア(皮膚の表現)が入ったCD-ROMも添付しています。
しわや翼竜の翼、フリルなど、それぞれの恐竜の微妙な表現ができるようです。う〜ん、あとは、才能だけですね(^^;;。
理科担当教員などを対象とした国立科学博物館の「平成14年度理科担当教員研修」がアップされています。
4つのコースがあって、動物コースは、脊椎動物学実習で7月24日(水)から26日(金) まで、地学コースは、化石による地層の年代決定と古環境解析で、29日(月)から31日(水)までです。
研修時期は、大恐竜博(7/19〜)と千葉県博の特別展(7/27〜)をハシゴするのに都合がいい日になっています(^^)。
「モー娘。」などの「つんく♂ファミリー」がこの夏限定のユニットを作り、7月3日に新しいCDを発売するそうです。その一つのユニットが「おどる 11」で、金髪や茶髪に変身したメンバーが、世界最大の恐竜博2002のオフィシャルソング「幸せきょうりゅう音頭」を歌います。
盆踊りにぴったりとかで、6〜7月にはNHK「みんなのうた」でも放送されます。日刊スポーツによると、「きょうりゅう・おんでな(おいでなさい)」など、作詞・作曲のつんくさん独特の言葉遊び的なフレーズが印象的とか。
6月6日に小学館から「週刊日本の天然記念物(動物編)」が発売されます。一年間、全50巻にわたって、日本全国の天然記念物や希少動物が、松村しのぶさん制作の動物フィギュアつきで紹介される予定です。創刊号はイリオモテヤマネコです。
昨年雑誌のおまけの規制が緩和されたこともあって、おまけつきの雑誌が増えていますが、今回のフィギュアはチョコエッグより少し大きめとか。食玩本舗で50巻のフィギュアが紹介されていますが、当然ながら、恐竜ものはありませんね(^^;;。
中央大学理工学研究所では、5月25日(土)に中央大学後楽園キャンパスで、カナダ・アルバータ大のストッキー教授(Ruth A. Stockey)による講演会、「北米西岸とアジア東岸の後期中生代植生比較」を開催します。
植物の内部構造が残る有組織化石は、組織内に生息する昆虫などや菌類も保存され、当時の生態系を知る上でも有用なだそうです。日本では北海道を中心に、白亜紀の非常に保存状態の良い有組織化石が産出しますが、北米ではまれだったとか。
最近、ストッキー教授らは、カナダのバンクーバー島から北海道に似た保存状態にある化石群を報告し、アジアの植物相との比較を行うことができるそうです。今回の講演ではこれらの最新の成果が報告されます。
Dinosaur Imagesは、ブース(Brett Booth)氏の恐竜イラストサイト。モノクロとカラー版があり、けっこう大きな映像です。
たとえば、アロサウルスの家族(A family group of Allosaurs)では、小さなアロサウルスには羽毛があり、大きくなるに従い羽毛が無くなっていく様子がうまく描かれています。
オーストラリア南西端、スターリングレンジ層(Stirling Range Formation)から、生物のはったような跡がある化石が見つかったと、ウエスタン・オーストラリア大学とスウェーデン自然史博物館の研究グループが10日付の Science に発表しました。12億年以上も前のものとされ、エディアカラ動物群よりも古い化石です。BBC Newsや朝日新聞などが伝えています。
Discoidal Impressions and Trace-Like Fossils More Than 1200 Million Years Old
Birger Rasmussen, Stefan Bengtson, Ian R. Fletcher, and Neal J. McNaughton
Science 2002: 1112-1115.
年代については、放射性同位体を使った年代測定法により、 20.16 億年から12.15億年前と判明しているそうです。この地質年代測定法は、ジルコンやモナザイトなどの鉱物の粒子に少量含まれるウラン(U)、トリウム(Th)及び鉛(Pb)を定量分析し、その含有量から形成年代を決める方法です。CHIME年代測定のページ や名古屋大学年代測定総合研究センターに説明があります。
この跡は、ミミズのような生物が、粘液を出しながらはった跡ではないかとされています。従来、多細胞生物の最古の化石はオーストラリア南部のアデレード北方で発見されたおよそ6億年前のエディアカラ動物群のもの。今回の化石がはい跡とすれば、多細胞生物で最古の化石となります。
北アリゾナ博物館のジレット(David D. Gillette)らは、ユタ州ケイン郡にある白亜紀後期の頁岩から、テリジノサウルス類と思われる化石を発見し、先ほど、ユタ大で開催された米国地質学会で報告しました。同学会のニュースにあります。報告要旨もあります。また、皮膚印象の残るハドロサウルス類の化石も発見したそうです。
発見されたのは、手を含む1本の前肢、完全な骨盤、足の一部を含む両方の後足などですが、頭蓋骨は発見されていません。特徴的な後方恥骨型の骨盤と鈍い爪指節骨をもつ4本指の後足から、テリジノサウルス類とされていますが、その分類学上の位置づけはまだ確定せず、ニューメキシコ州で発見・記載されたノスロンアイクス(Nothronychus mckinleyi)に関連しているるようです。年代が最低でも100万年違うので、たぶん別種としています。
テリジノサウルス類とすると、北アメリカではノスロンアイクスについで2番目ののテリジノサウルス類となります。他の全てのテリジノサウルス類は、中国とモンゴルで発見されています。
小学館から新しい図鑑NEO(ネオ)シリーズが6月21日に発売されます。「学習百科図鑑」以来、30年ぶりの新シリーズとか。初回は、「動物」「植物」「昆虫」「恐竜」です。「恐竜」の執筆は、科博の冨田さんら。
4巻セット(専用取手付きケース入り、8000円)を予約すると、名探偵コナンのオリジナルビデオ・「古代恐竜の謎に迫れ」がついてきます。第2回以降は、鳥や宇宙 、両生類&は虫類などが予定されています。
クジラ類はおよそ5000万年前に海に戻ってから、約500から1000万年の間に水中生活に適応したと考えられています。ところで、もとは陸上動物であったクジラは、水中で器用に回転しながら泳ぎますが、めまいはしないのでしょうか?
Nature(5月9日号)に発表された論文では、現生のクジラ類の内耳にある三半規管(semicircular canal)を他の哺乳類などと比較することで、この水中生活の適応や系統発生について考察しています。BBC Newsも伝えています。
クジラ類は、最初の500万年の初期に急速に水中生活に適応したようです。これは、徐々に水中生活に適応していったとする骨格の研究からの説とは異なっています。
Vestibular evidence for the evolution of aquatic behaviour in early cetaceans
(初期クジラ類における水中行動の進化を示す内耳前庭の証拠)
F. SPOOR, S. BAJPAI, S. T. HUSSAIN, K. KUMAR & J. G. M. THEWISSEN
Nature 417, 163 - 166 (2002) ・・・無料で全文が読めます(要登録)。
内耳前庭(vestibulum)にある三半規管は、平衡間隔をつかさどる器官です。前庭は回転角加速度センサーである三半規管と直線加速度の感覚センサーである耳石器(otolith organs)より構成されます。
今回の研究では、X線断層写真や文献などから、24種の現生クジラ類と他の106種の哺乳類の三半規管と蝸牛のサイズを調べました。クジラにある三半規管のサイズは、体の大きさを考えると約3分の一とわかったそうです。例えば、シロナガスクジラ(Balaenoptera musculus)の三半規管は、人の平均サイズよりも小さいそうです。この三半規管の進化で、クジラはめまいをせずに泳げるようになったとしています。
さらに、始新世のクジラ類の三半規管のサイズを測り、分岐した年代を推定しています。始新世中期、インドで発見されたRemingtonocetus と Indocetus に最初に出現した小さな三半規管は、クジラ類の進化の初期の500万年において、かなり初期に急速に三半規管の縮小がおきたことを示すとしています。これらは骨格の解析から示された徐々に水中生活に適応したとする説とは異なっています。
進化した内耳のシステムは、海辺をはいまわる地上生活とは互換性が無く、"point of no return" (戻ることのできない限界点)を示しており、半水中生活に終わりを告げたのです。
クジラ類の分岐図
│ ←陸上生活
├ Artiodactyla
├ Ichthyolestes(パキスタン産)
│
│← 三半規管の縮小、水中生活への適応
├ Remingtonocetus(インド産)
├ Indocetus(インド産)
│
│← 現生の体構造
├ Dorudon (エジプト産)
└ 現生クジラ類
├ Mysticeti
└ Odontoceti
最近は恐竜だけでなく巨大ワニ(Supercroc)の研究にも熱心なポール・セレノ博士ですが、 Supercroc and the Origin of Crocodiles(巨大ワニとワニの起源)は、ナショナルジオグラフィック協会から5月に発売された児童書(9-12歳児向け)です。
クロコダイルの定義やマーク・ハレットらのイラストがあります。ナショ・ジオのアートディレクター、スロアン(Christopher Sloan)が著し、セレノ博士は序論を書いています。カバーはスコミムス(Suchomimus)との対決シーンです。
こういう本なら大人向けでも・・・・と思うのですが、アマゾンで検索したところ、セレノ博士は児童書ばかりですね。
ところで、先日セレノ博士夫妻による新しい恐竜化石の展示・教育施設の建設を考えているニュースをお知らせしましたが、"Project Exploration"に奥さんのガブリエル・リオンさんの紹介があります。児童書が多いことや教育への情熱は、小学校で教えたこともある彼女の影響もあるようです。
なお、朝日新聞にはセレノ博士へのインタビュー記事があります。
群馬県立自然史博物館では、来年1月18日(土)〜2月16日(日)に、特別展「アジアの恐竜時代」を開催します。中里村で発見された「サンチュウリュウ(山中竜、オルニトミムス類)や、アジア各地の白亜紀前期の恐竜化石が展示されるそうです。
千葉県立中央博物館で7月27日(土)から10月6日(日) まで開催される特別展「恐竜時代の生き物たち -桑島化石壁のタイムトンネル- 」のサイトが新しくなっています。産出した化石の種類が多く、見ごたえがあります。
その他、関連行事も豊富に企画されています。
■講演会:午後2:00〜3:00、無料 (当日先着順200名)
7月27日(土) 恐竜化石の宝庫「桑島化石壁」 伊左治 鎭司 氏(同博物館)
8月10日(土) 恐竜のいた森を復元する 斎木 健一 氏(同博物館)
9月15日(土) カメのひみつ 平山 廉 氏(帝京平成大学)
9月22日(日) 日本の恐竜 真鍋 真 氏(国立科学博物館)
■化石発掘体験:8月9日〜9月1日(休館日を除く毎日2回)
■講座・観察会 事前申込みが必要で抽選です。
恐竜復元画のえがき方:8月6日(土)・8月4日(日)
地層と化石でさぐる恐竜時代:8月11日(日)
化石の模型を作ろう:8月18日(日)
岩石薄片をつくろう::8月31日(土)
シカゴ大学のポール・セレノ博士(44)と奥さんのガブリエル・リオン(29)さんが、恐竜化石などを展示するワールドクラスの施設を考えているそうです。Chicago Tribune が伝えています。1500〜2000万ドルほどの建物で、子供達にサイエンスにより興味を持ってもらうため、博物館ではなくて、ラボや教室も備えたサイエンスセンターを考えているようです。
2人は1996年に結婚した後、共に非営利団体の"Project Exploration"を始めました。1999年のことです。実際、テキサス、モンタナとワイオミングの発掘サイトで、学生達に初歩的なフィールドワークを教えているそうです。最近発掘したテイラノサウルス類(tyrannosaurid)の化石が、レックス種(T.rex)ではなくて新種のものとわかったとか。
今年の夏はペンギンで、来年は恐竜・・・カーネギー自然史博物館では、来年5月から9月の間、"DINO-mite Days" と名付け、250〜300個の人の大きさほどのグラスファイバー製の恐竜を町に飾り、ピッツバーグに観光客を引き寄せる計画を立てています。
今年のペンギンをみると結構カラフルです。ティラノサウルスやステゴサウルにトロサウルスなどはその後、オークションで売られる予定とか。 Post-gazette が伝えています。
とある国に化石発掘にでかけた3人の古生物学者の乗った船が沈没。3人は名も無い島に流されてしまった。しかし、その無人島でなんと5頭の生きている恐竜を見つけた。しかし、そこは火山島だったのだ。なんとかして脱出せねば・・・・。
というわけで、恐竜クイズに番外編が登場しています。正解者すると名前などが登録できますが、連休でつかれている人には、少し難しいかも(^^)。
"For Mom and Dad for all your love, support and the college money I wasted.
From your son that hardly ever read a book. With Love, Jack -- 11/3/88"
(母と父に、2人の愛情とサポートと浪費した大学資金のために。
ほとんど本を読まなかったあなたの息子から。よろしく、ジャック。'88年11月3日)
書店主のベキィは、ジャック・ホーナー博士の最初の著書 "Digging Dinosaurs" で上のようなメモを見つけました。最初は何かわからず、やがてホーナー博士が彼の両親にあてて書いたメモだと気づいて、彼にメールを送ったそうです。
ホーナー博士は、"両親は昨年亡くなったが、本がどこへいったのかわからなかった"と感謝し、代りに最近の著書、"Dinosaurs Under the Big Sky"(右)を送ったとか。Yahoo! Newsが伝えています。
この本は、モンタナの大空の下での恐竜ハンティングの様子やティラノサウルスはスカベンジャーだったとする説などについて書いています。右の表紙は、地面に巣を作るトロオドン。大きい画像や解説は、Mountain Press Publishing Companyにあります。
中国遼寧省、義県層で、被子植物とされるほぼ完全な形の化石が発見され、吉林大やフロリダ大などの研究チームが Science (5月3日号)に報告しています。この号の表紙を飾っていますが、フロリダ大のプレスリリースには復元図があります。その他、Yahoo! News や朝日も伝えています。
今回の化石は、根、葉、茎と生殖器官が残り、98年に同じ Science に記載された Archaefructus liaoningensis の未熟な果実などよりも完全な化石です。年代は少なくとも1億2460万年前とされています。
これは、"中国の古代の果物"を意味する Archaefructus sinensis と命名された新種の化石で、アルカエフルクトゥス(Archaefructaceae)という新しい科を提案しています。
花びらは見つかっていませんが、小さな実の心皮の中に種子が発見されたことから、被子植物とされています。種子の元になる胚珠が裸子植物のようにむき出しにはなっていなかったのです。
また、茎は細く、下にある葉が分岐し、水生植物の祖先とみられています。同時に9匹の魚の化石も見つかっていることも水生植物を裏付けています。スイレンの仲間に比較的近く、花粉を虫や風で運んでもらうために、花は水面上で咲いたとされています。
■裸子植物と被子植物
種子で増える種子植物は、裸子植物と被子植物に分類されます。
裸子植物や被子植物の"子"とは種子のことです。胚珠の中に卵細胞をつつむ胚のうがあって、受精すると種子になります。
被子植物は、種子を作る胚珠がめしべの子房内にあって被われているから"被子"というわけです。一方、裸子植物ではめしべは子房をつくらず、胚珠はその名の通りむきだし(裸)になっています。
もっともそれは日本語の由来で、分岐分析からは、被子植物は、めしべを構成し胚珠を包み込む心皮や重複受精(参考参照)などの共通派生形質(特徴)で裸子植物とは区別されます。アルカエフルクトゥス科は、現生の被子植物群の姉妹群で、絶滅した種類に位置付けされています。
────┬─ 前裸子植物
│
└─ 種子植物 ─ 裸子植物
│
└─ 被子植物
■被子植物の起源
現生の植物相の90%以上は被子植物で、23.5万種にもなるそうです。被子植物は、かつて、複数の裸子植物から分岐した多系統と考えられていましたが、現在は分子系統的な研究から単系統とする見方が支持されています。
被子植物は、裸子植物が起源であることがほぼ確実なのですが、その起源はほとんどわかっていないそうです。裸子植物から分岐した年代についてはいくつかの説があります。
化石証拠からは、2億3000万年前の被子植物の花粉化石が発見されており、最古の果実は、先のアルカエフルクトゥス(Archaefructus liaoningensis)の化石です。
また、DNA解析による分子系統的研究から、およそ3億年前の三畳紀中期には既に出現していたとされています。これだと恐竜の出現よりも早いのですね。
■被子植物の多様化
ほとんど風だのみで大量の花粉を作る必要がある裸子植物と違って、種子植物は花をつけることで、虫を味方にし、より少ない花粉で効率的に受粉できるのです。スギも被子植物なら大量の花粉をばらまくことも無く、花粉症も減ることでしょう。
また、裸子植物は受粉から受精が完了するまでずいぶん時間がかかります。現生のイチョウの場合、春に受粉した後、秋までに精子ができ、受精し実を結びます。なんと、受粉から半年もかかってようやく受精するのです。一方、被子植物の受精は早く、遅くても24時間以内に完了します。
このように繁殖力が旺盛な被子植物は、白亜紀中期にはいって爆発的に多様化し、その勢力を拡大していったのです。
これら植物の変化は、これらをエサとする植物食恐竜などにも少なからぬ影響をおよぼしたことでしょう。当時は"草"は無かったので、"草食"恐竜は誤りで、正しくは"植物食"恐竜だといわれたものですが、案外、"草"を主食にしていた恐竜がいたのかもしれませんね。
参考
種子植物/学研学習事典データベース
胚珠や重複受精などの用語解説や図解があります。
多様性の植物学〈2〉植物の系統/東京大学出版会/2000年2月発売
形態形成と進化、化石と植物の系統などについてそれぞれの研究者が執筆。
植物の多様性と系統/裳華房/1997年10月発売
化石植物を含めた各植物群の綱レベルでの図版解説など。
またまた恐竜ツアーのお知らせです。テレビ山口のTYS中国恐竜発掘ツアーでは以下のツアーの参加者を募集しています。下関発着の往復船旅ですが、名古屋、大阪、岡山方面からの参加者は新幹線にスタッフが同乗し引率するそうです。募集対象は小学4年生から高校生までです。
董枝明教授らが講師をつとめ、山東省・諸城付近の発掘現場での発掘作業の他、舩中では「神秘の恐竜たち」の講義や中国語講座などが予定されてます。募集締切は、7月19日(金)で、事前説明会もあります。
研修期間:8月16日(金)〜23日(金)
募集人員:60名(最小催行人員40名)
参加費:140,000円(全宿泊食事共) 別途帽子・ネッカチーフ・記念ビデオ費用として8,000円が必要。
東海化石研究会では、第3回中華人民共和国地質巡検「嘉峪関のゴビ砂漠に恐竜を求めて」の参加者募集中です。嘉峪関付近の白亜紀前期の地層での恐竜発掘調査が企画されています。 董枝明先生による案内を予定しているそうです。
その他の、この夏の恐竜ツアーはここをご覧ください。
旅行の概要:8月6日〜13日、参加費:28万円前後、名古屋発着
申込みの締切は、7月10日(10〜15名程度の募集人員を超えた場合は事前に締切るそうです。)
スミソニアン自然史博物館で、恐竜と人間が共存するファンタジー、ダイナトピア(Dinotopia)展が開催されています。9月2日までで、CBSニュースでは、"skybax"と呼ばれる翼竜(ケツァルコアトルス、Quetzalcoatlus)が紹介されています。
ダイナトピアとは、イラストレーターのジェームズ・ガーナー(James Gurney)原作の童話で、最初の作品である"Dinotopia : A Land Apart from Time"の発売10周年を記念して開催されるもの。これは18もの言語に翻訳され、300万部以上も売れているそうです。現在日本語版はないのですが、高井さんによると、90年代にフレーベル館(第一作)と翔泳社(第二作)から出版されましたが、絶版になっているそうです。
これはシリーズもので、最近の作品 Dolphin Watch /Dinotopia 15(右) では、フォルンフォルト(John Vornholt )が著者になっています。クビナガリュウに乗ってイルカウォッチング・・・という話でしょうか。
同展を企画したスミソニアン博物館のディレクター、オコナー(Dennis O'Connor)は、彼の作品を現実ベースのファンタジーと述べています。恐竜をできるだけ科学的に再現しているからでしょう。恐竜をモンスターではなくて興味深い生き物として見るように、子供達に接したいとのことです。ディズニーのようにぺらぺら喋る恐竜はちょっと・・という気もしますが(^^;;。
以前も紹介しましたが、米国ABC放送がテレビ化し、5月12日から放送されます。Welcome to Dinotopia は、その関連サイトで、Trailer(予告編)で、T.rex もちらっとでてきます。
カナダ、オンタリオ、キングストン町の採石場にある砂岩から、節足動物の歩行跡と思われる化石が発見され、Geology 5月号で報告されています。カンブリア紀〜オルドビス紀(5億〜4億6000万年)のもので、動物が陸上に印した最初の足跡ではないかとされています。 Discovery Newsが伝えています。
First steps on land: Arthropod trackways in Cambrian-Ordovician eolian sandstone, southeastern Ontario, Canada
Robert B. MacNaughton, Jennifer M. Cole, Robert W. Dalrymple, Simon J. Braddy, Derek E.G. Briggs, Terrence D. Lukie
Geology: Vol. 30, No. 5, pp. 391-394.
これまで知られていた最古の足跡は、euthycarcinoids と呼ばれる水陸両用のワラジムシに似た節足動物で、三角形の後部と尾のスピン(とげ?)を持つグループです。今回の足跡の主も、右足の数と尾のスピンから、euthycarcinoidsと考えられています。、
歩行跡は、実際に跡がついた層が失われ、その下の層が残ったアンダートラックですが、ブリストル大のサイモン(Simon Braddy)は、コンピュータモデルを使って歩行跡を解析しました。その動物は遅く、足を交互に出せずボートを漕ぐように歩いた、と述べています。 当時海にいた捕食動物からのがれるため、危険をおかして陸に上がったのでしょう。そのころ陸は全く未開拓の場所だったのです。水中と陸上の両方で生活していたようです。
「Rex Appeal」は、あのT.rex 、スー(Sue)を発掘したピーター・ローソンの著書。副題は、The Amazing Story of Sue, the Dinosaur That Changed Science, the Law, and My Life(サイエンスと法律、そして私の人生を変えた恐竜、スーの驚くべき物語)で、8月発売予定です。
ご存知のように、現在フィールド博物館という安住の地を見い出したスーですが、発掘したのはブラックヒルズ地質学研究所の創業者で社長であるピーター・ローソンです。
しかし、発掘場所が先住民の土地で所有者が米国政府に信託していたため、 スーの所有権について裁判で争うはめになり、スーはFBI に押収されてしまいます。この本も、ほとんど刑務所で書いたとか。その他、ティラノサウルスの腕の役割などや獣脚類、鳥類の進化についても書かれているそうです。
ブラックヒルズは、これまで数々の貴重な発見をなしとげてきました。しかし、資金援助もなければ大勢のスタッフ、博士号の取得者さえもいないそうです。そんな彼らを発掘に駆り立てているものはなんなのでしょうか? 出版元の Invisible Cities Press で、ローソンは、それは、"情熱とこだわり(passion and persistence)" だと述べています。これからも、世界を驚かせる発見があるでしょう。
ティラノサウルスの体長は? では体重は? "XIAOSAURUS" はなんて発音するの? "QUAESITOSAURUS" はいつの時代の恐竜? そんな時はDinoDictionary で調べることができます。
なお、目(Order)や亜目(Suborder)など、分岐論では使用しない階級名で表示されています。また、体長や体重などは発見されている化石からの推定ですから、かならずしも正確ではありません。ちなみにセイスモサウルスの体長は、150 feet (45.7 meters) となっています。
甲府市にある山梨県立科学館では、7月16日から9月23日まで、特別展/恐竜宇宙館〜ロイヤル・ティレル博物館の恐竜たち〜を開催します。
昨年福井県博で展示されたロイヤル・ティレル古生物学博物館の恐竜化石を展示する他、プラネタリウム「小惑星衝突」や T.rex の映画の上映なども実施されます。ブラックビューティーなどの恐竜化石、まだ日本にあったのですね。
福井県立恐竜博物館のアーカイブで、恐竜博物館ニュース第5号が紹介されています。pdfファイルです。7月20日からの特別陳列「眠りからさめた福井の恐竜たち」展などが紹介されています。
また、最後のページに博物館友の会の恐竜ツアーの案内があります。今年は、カナダです。
カナダ恐竜体験の旅/8月20日から25日 5泊6日、約29万円。
2000年初めに中国遼寧省にある義県層で発見された化石が、最古の真獣類化石であることがわかり、カーネギー自然史博物館の Z-X Luo らが Nature (4/25号)に報告しています。Nature Science updateやYahoo! News、Nationalgeographic、朝日新聞などが伝えています。カーネギー自然史博物館のプレスリリース には Nature の論文や骨格図、系統樹などもあります。
The earliest eutherian mammal/最古の真獣類哺乳類
QIANG JI, ZHE-XI LUO, CHONG-XI YUAN, JOHN R. WIBLE, JIAN-PING ZHANG
& JUSTIN A. GEORGI, Nature,416, 816 - 822, (2002)、pdfファイル
Mammalian evolution: Upwards and onwards/最古の哺乳類の上昇志向
Anne weil, Nature, 416, 798, (2002)、pdfファイル
簡単な系統図:現生哺乳類は、単孔類、有袋類、真獣類の3つのグループに分類されますが、真獣類とは、ヒトなどが属する胎盤をもつグループです。参考:MAMMALIA
哺乳類(Mammalia)
├ 原獣類(Prototheria)
│ 単孔類(Monotremata) ・・・卵生、現生のカモノハシなど
└ 獣形類(Theriiformes)
└獣類(Theria)
├ 後獣類(Metatheria):育児嚢を持つ哺乳類
│ 有袋類(Marsupialia) ・・・現生のカンガルーなど
└ 真獣類(Eutheria):胎盤を持つ哺乳類・・・ヒトなど
■真獣類の分岐年代
現生動物のDNAの研究から推定する分子生物学的な研究から、真獣類の起源はおよそ1億400万年と推定されていました。一方、最古の化石は約8500万年前のもの。
今回化石が発見された地層は約1億2500万年前(白亜紀前期)とされ、従来見つかっていた真獣類化石より4000万年も古いもの。分子生物学的な年代に近づいたようですね。
■エオマイア・スカンソリアと命名・・木登りが得意な夜明けのお母さん
今回の真獣類は、エオマイア・スカンソリア(_Eomaia scansoria_)と命名されましたが、Eomaia はギリシア語で、"dawn-mother、暁(あかつき)の母親"の意味です。"全ての真獣類の夜明け"を表しているのでしょう。また、scansoria はラテン語で、"climber、木に登るのに適した動物"の意味です。
白亜紀の哺乳類化石といえば歯だけしか残っていない場合が多いのですが、この化石はたいへん保存状態がよく、毛皮の印象も残っています。体長15センチとマウスほどの大きさで、指の骨が伸びでおり、樹上生活をしていたと推定されています。
エオマイアは、歯や足首の化石から、真獣類(Eutheria)のグループに分類されています。しかし、Nature Science update には、おそらく胎盤はなく、その狭い骨盤の形状からから出産はできなかったとあります。現生の有袋類のように、早い段階で生まれ母親にぶら下がっていたのでは、としています。
胎盤を持つ哺乳類である真獣類でありながら、胎盤がなく、後獣類に属する有袋類のような子育てをするとはややこしいですね。
■哺乳類の多様化と適応放散
哺乳類は白亜紀初期に適応放散し、やがて有袋類と真獣類(有胎盤類)という哺乳類の2大グループを生み出します。
デューク大学の古生物学者、ヴィイル(Anne Weil)は、哺乳類はこの時代に既に多様化し、その系統は7つあったと示唆しています。恐竜がいたころにそのうちの4つが絶滅し、現在のその3つ(有袋類、単孔類、真獣類)が残っているのだそうです。
さらに、初期の有袋類(別系統が現生の有袋類につながる)は樹上生活をしていたと推定しています。
エオマイアが発見された地層は多くの羽毛恐竜の化石などが発見された地層です。そこで発掘されたシノサウロプテリクスからは、小さな哺乳類のアゴや爬虫類の化石も見つかっていることから、それらをとらえて食べていたのでしょう。
当時の動物たちは、それほど木に上ることに適しておらず、エオマイアのように木に登ることができるとなにかと有利だったようです。
ニューヨーク自然史博物館のノヴァチェック(Michael Novacek)は、エオマイアが現生の有胎盤類(真獣類)の直接の祖先かどうか疑問があると述べています。共通の祖先はさらに古いかもしれないそうです。このあたりを解明するには、さらなる化石の発見が必要でしょう。
Dragon Eggsは、卵が消えた位置でマウスでクリックすると、トリケラトプスの子供が生まれるというゲーム。マクロメディアのShockwaveが必要です。卵の位置を1つのイメージとして記憶するのがコツですね。ZDnetのゲームの1つですが、その他、DNAもあらぬ方向に進化する不思議なゲームです。
現在、ハイスコアランキングを集計中で、タイトル画面で表示される「ENTRY.」ボタンをクリックすると登録できます。6月末の時点でランキング上位3名には、ゲーム集のCD-ROMのプレゼントがあるそうです。
ディノプレス7号が届きました。この号で休刊ですので、しばらく見納めです(^^;。アマゾンなら送料無料です。バックナンバーはメインページの左下にリンクがありますが、4号は在庫切れで2号も残りわずかとか。
右はその表紙の一部で、ニューメキシコ州の白亜紀中期のズニ盆地で発見されたズニケラトプス(Zuniceratops christopheri )です。額には大きな角があるのですが、鼻先にはありません。鼻先の角 → 額の角という角竜の進化に逆行する角竜とあります。
内容は、公式サイトのおもな記事で紹介されています。新種の恐竜が発見されるイギリス・ワイト島の恐竜研究最前線や、シノサウロプテリクスの尾に縞模様をつけた理由を書いているグレゴリー・ポールの「恐竜画の背景」、イタリアや白夜の国の恐竜紀行、スペインの恐竜足跡など、濃い内容があふれています。
「鳥の目で見た博物館」では、「世界最大の恐竜博2002」の企画に携わる福原一郎さんが、この恐竜展に恐竜骨格を提供する世界の博物館を紹介しています。ところで、セイスモサウルスの大きさですが、書かれている時点で尾の部分が未完成で全長が不明とありますが、朝日新聞によると全長35メートルとあります。
グレゴリーポールの新著、Dinosaurs of the Airで、ポールは獣脚類で新しい分類群を提唱しています。DINOSAUR Mailing List にポストされています。それは、Avepoda、Averostra,、Avepectora、Avebrevicauda という分類群です。また、コエルロサウリア(Coelurosauria)やマニラプトル形類(Maniraptoriformes)、マニラプトラ(Maniraptora、マニラプトル類)などの分類群を使用していないそうです。新しい分類群の例として、
Avepoda:足根骨とつながっていない第一中足骨を持つ全ての獣脚類及びその全ての子孫
中足骨は右図の黄色い部分。足根骨(そくこんこつ、tarsus)は、距骨(きょこつ、astragalus)と踵骨(しょうこつ、calcaneum)よりなります。ヒトでいえば、かかとの骨に相当します。ヒトの場合、足根骨は7つの骨からなります。
多くの獣脚類は第一指が退化しており、第一中足骨は足根骨とはつながっていません。
テタヌラ類と類似した Novas' (1991) が提唱したAvipodaとは異なります。また、ネオテラポーダ(Neotheropoda)と エウテラポーダ(Eutheropoda)の分類群は有効で、この分類群に含まれます。
テリジノサウルスのように、2次的に足根骨と第一中足骨がつながっていても Avepoda に含まれます。
定義にあるように、アポモルフィベース(apomorphy-based )による分類群のようです。しかし、ポール自身の返答にあるように、ポールの提唱した新しい分類群は、アポモルフィベースとクレードを合わせた分類群(A+C taxa)で、従来のノードベースやアポモルフィベースの分類群とは異なる考え方です。実際、全ての分類群がわかり正確に分類されるわけではないので、分岐図ではノード(分岐点)としては表せないとしています。
分岐分析のうち、ノードベースやステムベースの分類は、多くの形質(特徴)からコンピューターで最適解を求め、分類群をお互いの相対的な関係で定義します。分類群の定義に形質は使用されません。
一方、アポモルフィベースによる分類は、特定の形質に注目し分類します。分類群の定義に、形質が使用されるのです。そのぶん、人為的な要因が強くなると思うのですが・・・どうなのでしょうね。
林原自然科学博物館−モンゴル共同調査隊1が1998年にゴビ砂漠・ツグリキンシレの白亜紀後期(約8000万年前)の地層から発見したモノニクス類のシュブウイア(Shuvuuia deserti )の全身骨格から、35個の尾椎骨と、関節した状態の3本の指(右手)が見つかったそうです。林原のプレスリリースが伝えています。この話、昨年モンタナで開催されたSVP年会のポスターセッションで報告されたようです。
"1本の爪、one claw"の意味で命名されたモノニクスですが、図には小さな第2指、第3指があります。
これらは、モノニクス類の尾が長かったことを示す一方、他の獣脚類と同じく指が3本であることから、モノニクス類が鳥類ではなく恐竜類(非鳥類型獣脚類)であるという説を支持するものとしています。プレスリリースにある系統仮説では、モノニクスについて3つの位置を示しています。
詳しくは、5月発行のロサンゼルス郡立自然史博物館のContributions in Scienceで紹介される予定とあります。
日本古生物学会2002年年会が、6月21日(金)から23日(日)まで、福井県立恐竜博物館で開催されます。学会員でなくても当日会費を払えば参加できるそうです。
21日(金)には、シンポジウム「環日本海地域における白亜系層序と国際対比−手取層群を中心として−(仮題)」が、また、23日(日)には、董 枝明教授の講演会「中国の恐竜(仮題)」も開催されます。 ワールドカップの準々決勝の最中ですね。
国際航空旅行サービスからツアーパンフを送っていただきました。その一部も恐竜関係のツアーを紹介します。その他、アマゾンやセイシェルなどの大自然を極めるツアーが多数企画されています。詳しくは、同社にお問い合わせください。国際航空旅行サービス株式会社(準備中) 電話 03-3545-4611 FAX 03-3545-4614
■中国雲南省・澄江と禄緑
7/27〜8/1(6日間)、238,000円(12名以上)、248,000円(8名以上)、申込締切:5/16
カンブリア紀の化石の宝庫・澄江(チェンジャン)では発掘体験を行います。
また、恐竜化石の宝庫、雲南省禄緑を訪れます。
■第3回 マダガスカル化石見学の旅
8/15〜8/26(12日間)、555,000円 5/31まで申し込むと5000円引き。申込締切:6/30
マジュンガ恐竜化石ポイント(3日間)や、ペティオキのアンモナイトやクビナガリュウ産地などを訪問。
最終日はモーリシャスで終日自由行動。長谷川先生、蟹江先生同行。
■恐竜発掘!化石の眠る大地モンタナ
8/18〜8/27(10日間)、398,000円(12名以上)・428,000円(8名以上)、申し込み締切:5/16
モンタナ州・エッグマウンテンで4泊5日の恐竜発掘体験をします。
その他、イエローストーン国立公園やロッキー博物館などを見学。
福岡から始まった「掘りたて恐竜展」ですが、19日からはJR京都駅伊勢丹7階にある美術館「えき」で開催されています。主催の京都新聞やヤフーニュースが伝えています。
なお、このあと同展は、高知(6/8〜7/7、高知市文化プラザ7階)、新潟(7/25〜8/7、新潟伊勢丹)、東京(8/14〜8/25、日本橋三越本店)と巡回する予定です。
| 恐竜が生きていると信じるチャレンジャー教授は調査隊を結成し、アマゾンの奥地へと入っていく。そこには太古の世界が広がっていた・・・。ザ・ロストワールド(DVD)は、コナン・ドイルのベストセラー小説「失われた世界」を基に展開されているSFXアドベンチャー。いずれも米国映画です。 このザ・ロストワールド、シリーズ化されており、最新作(6作目)の「ザ・ロストワールド 吸血鬼の襲来編」は、5月24日発売予定です。スピルバーグもびっくりの連作ですね。 ザ・ロストワールドシリーズ(DVDの発売順に) ザ・ロストワールド 失われた恐竜王国 (2000/5/25) ザ・ロストワールド2 ピラミッドの謎 (2001/2/23) ザ・ロストワールド3 未来からの訪問者(2001/6/22) ザ・ロストワールド4 対決!恐竜グラディエーター(2002/3/22) ザ・ロストワールド 地底人の伝説編 (2002/3/22) ザ・ロストワールド 吸血鬼の襲来編(2002/5/24 発売予定) | ![]() これは3月発売の5作目 ロストワールド 地底人の伝説編 |
恐竜情報誌「ディノプレス」ですが、来週発売予定の7号をもってしばらく休刊とのことです。トップページにコメントがあります。毎回、詳しい内容と美しい画像を楽しみにしていたのですが、残念です(^^;;。いつの日にか再び復刊されることを期待したいですね。
なお、7号も「SVP報告」や「グレゴリ-・ポールの恐竜画の背景」、「ワイト島の恐竜研究最前線」など興味深い内容が満載です。
ドイツのマックスプランク研究所の大学院生、オリバー・ゾンプロさんが4500万年前のコハクの中に不思議な昆虫を発見したのがきっかけで、アフリカ南部のナミビアの山地で新種の昆虫が発見されました。Scienceのオンライン版 Science Express(4月18日)で速報されており、論文は後に発表されます。マックス・プランクのプレスリリースに写真があります。毎日新聞ニュースも伝えています。
Mantophasmatodea: a new insect order with extant members in the Afrotropics
Klass, K.-D., Zompro, O., Kristensen, N. P. & Adis, J.
Science, 18. April 2002.
この昆虫、「マントファスマトデア(Mantophasmatodea)」という新たな「目(order)」として分類されましたが、昆虫の「新しい目」は1914年以来88年ぶりだとか。
昆虫には1億2000万もの種があって、地球上の動物の80%以上を占めます。この気の遠くなるような数の種をより科学的に分類するため、恐竜の分類でも主流の分岐分析という手法は、1950年代に、昆虫学者ウィリ・ヘニッヒによって最初に考え出されました。
恐竜の分岐分析では、「目」どころか「科」さえ使わないのですが、分岐分析の元祖、昆虫の分類で「目」という階層名を使っているのは驚きですね。分類上の位置付けがしばしば変化し、階層が不安定な恐竜類と違って、それだけ階層がしっかり確立しているということなのでしょう。
類人猿やヒトの共通の祖先の出現は8500万年前とする論文が、Nature(4月18日号)に掲載されています。従来は、鳥類以外の恐竜が絶滅した6500万年以降と考えられていましたが、今回の説はそれより 2000万年も早いもの。霊長類の進化について修正が必要になりそうですね。
シカゴフィールド博物館のプレスリリースでは、3ページにわたり説明しており、進化系統樹や復元図もあります。BBCニュースなども伝えています。
復元図はキツネザルのようで、大きな目が描かれています。ベビーを抱えた姿は、子供の成長が比較的緩慢で、育てるのに時間がかかった霊長類の特徴をあらわしているようですね。
Using the fossil record to estimate the age of the last common ancestor of extant primates
化石記録を使い現生霊長類の最も新しい共通祖先の年代を推定
SIMON TAVARE, CHARLES R. MARSHALL, OLIVER WILL, CHRISTOPHE SOLIGO & ROBERT D. MARTIN
Nature 416, 726 - 729 (2002)
■化石記録からの分岐年代の推定
最古の霊長類の化石は、5400〜5500万年前(始新世)のもの。このことから、ほとんどの古生物学者は、真獣類から霊長類が分岐した年代を、鳥類以外の恐竜が絶滅した6500万年前以降と考えています。
しかしながら化石も限られるので、化石記録だけからの年代推定にも限度があります。論文の共同執筆者であるシカゴのフィールド博物館のロバート・マーティンは、古生物学者が、既知の化石記録の直接の解釈に極端に依存しすぎたので、現在の解釈には欠陥があると述べています。コウモリのような化石記録が少ないグループの年代を決めるのは信頼性が低いそうです。
彼は、化石だけから推定するのは、1000ピースからなるジグソーパズルを、50ピースで組みたてようとするようなものだと述べています。
■分子生物学的な推定
一方、DNAシーケンスの変化から年代を推定する分子生物学的な研究からは、霊長類が分岐した年代は約9000万年前と推定されています。
一般的に、分子生物学的な推定は、化石記録よりも古くなることが多いそうです。ただし、分子生物学的なデータだけからは年代を決定することはできません。
■統計的な手法によると、分岐年代は8510万年前
今回の報告では、新しい統計的な手法を使っています。それは、仮定された種の2500万年という生存期間と、それぞれの地質年代の間で知られている化石種の数及び現生種の数(235種)に基づいて解析されています。
丹念な文献調査で、474種の霊長類の化石記録があることがわかり、それぞれの地質年代に分けられたデータに新しいアプローチを適用すると、次のようなことがわかったそうです。
霊長類の分岐年代は約 8510万年前と、分子学的データに近いものと推定される。
かつて8000〜9000種の霊長類がいた(今は絶滅)。
霊長類の分化に寄与する大陸移動の役割も示す。
かつて生存した霊長類の、たかだか7%程度の化石しか知られていない。
ヒトがチンパンジーから分岐したのは500万年前ではなく、800万年前の可能性も。
この研究法は、化石記録や現存種、分類群(クレード)の多様化モデルなど、進化の年代を測定する全ての古生物学的な方法を結びつけるとしています。
■共通の祖先
共通の祖先は、体重0.5〜1kg程度で、熱帯や亜熱帯の森林で樹上生活をおくり、昆虫や果物を食べていたとしています。このあたり、今回の研究というより、以前から言われていたことです。
5500万年前の最古の霊長類の化石が北部の大陸で発見されていることから、霊長類の起源は、北部大陸とする説が有力です。しかし、フィールド博物館のサイトでは、恐らく、霊長類は南部の熱帯夜亜熱帯に起源を有し、北部に移動したのではとされています。初期の霊長類は小さく、他の条件なども重なり、化石として残りにくかったとしています。樹上生活だと、土砂に埋まって化石になるということも少なかったのでしょう。
先日お知らせしたスイス・チューリッヒ郊外にあるアータル恐竜博物館での恐竜展について、Swissinfoが伝えています。ヨーロッパでは初めて、3種類の竜脚類の完全な実物化石を展示しています。
いずれも米国ワイオミング州ハウクオリーのジュラ紀後期(1億5000万年前)の地層で発見されたものです。その大きさゆえ巨大なテントの中で展示されているそうですが、写真を見ると、ディフプロドクスがデスポーズ(発掘された状態)で地面に横たわっています。これだと、竜脚類は頭を高く上げていたのか・・・などと、その復元に悩まなくていいですね(^^;;。
展示されている3種の竜脚類は、“ET” と呼ばれる10メートルのカマラサウルス、“HQ1”と呼ばれる18メートルのディプロドクス、そして “Max”と呼ばれる17メートルのアパトサウルスです。なかでも、 “ET” は最も完全な化石の1つで、竜脚類としては世界でも貴重な化石なのだそうです。
ところで、なぜ、スイスの博物館にワイオミング産の実物化石があるのかといえば、博物館のディレクター、シルバー(Hans Jakob Siber)氏が過去10年間、発掘にかかわったからのようです。
なお、この恐竜展は5月5日までで、その後は7月19日から幕張で開かれる世界最大の恐竜博2002にやってきます。そこでは、ハウクオリーの発掘現場を再現し、同じくデスポーズで展示されます。
パキスタンの Vitakri 地方にある6500〜7000万年前の地層で、ワニ(Crocodile)の下あご部分の化石が発見されました。新属新種で、Pabwehshi Pakistanensis と命名されています。
New crocodyliform (Reptilia, mesoeurocodylia) from the Upper Cretaceous Pab Formation of Vitakri, Balochistan (Pakistan).
Wilson, J. A., Malkani, M. S., and Gingerich, P. D., 2001,
Contributions from the Museum of Paleontology, The University of Michigan, 30(12), p.321-336.
なんだワニか・・ということなかれ、この化石は、インド亜大陸の古地理的な再構築にとって重要な発見なんだそうです。Paknews が伝えています。
パキスタン地質調査所、地史博物館の学芸員、ラナ(Asif Rana)氏 によると、このワニはインド亜大陸で初めて見つかった白亜紀のクロコダイリフォーム(Crocodyliform、クロコダイル型類)で、アルゼンチンでのみ発見されているグループに近く、他のゴンドワナ大陸では見つかっていないそうです。
インド・パキスタンの亜大陸と南アメリカ大陸は2億年前にはゴンドワナ大陸という1つの大陸でしたが、そのうちインド亜大陸は分離、北上し始めました。今回の発見は、インド亜大陸と南アメリカ大陸との間に陸続きの部分があったという仮説を強く支持すると述べています。また、同じ地層では、2700もの、スレンダーな脚を持つ新しいティタノサウルスの骨格も新たに見つかっているそうです。
1999年に100以上の恐竜の足跡化石が発見された中国甘粛省(Gansu Province)で、翼竜の足跡化石が発見されました。
この場所が報道されてから、世界中から研究者が訪れているそうです。今回の翼竜の足跡は、足跡化石に詳しいコロラド大古生物博物館のマーチン・ロックレー博士が確認したもので、足跡の主は翼長2メートルのコンドルほどの大きさとか。
新華社(英文)ニュースが伝えていますが、これ以上の詳しいことは不明です。中国や日本の古生物に関するニュースは、あいかわらず欧米に比べて短めで、用語も簡単というか幼稚で訳しやすいですね(^^;;。詳しく書いても理解されないと思っているのでしょうか、ニュースを見るとその国の知識レベルがわかります。
分類学の最終目的のうちの1つは、生命の系統樹(tree of life)の再構築ですが、コンピューター能力の限界もあってたいへんな仕事です。そのため、より小さい部分的な分岐図を重ね合わせるスーパーツリー法(Supertree methods、超系統樹法)が開発され、使用されています。
A genus-level supertree of the Dinosauria(The Royal Society の Proceedings: Biological Sciences, 9 April 2002 )では、この手法で277種の恐竜類をカバーする、種レベルの系統分析結果を示しています。
恐竜分類学で論争の的になる問題は、この方法で明瞭にされるとありますが、残念ながら本文を読むには登録が必要です。DINOSAUR Mailing List に少しコメントがあります。
なお、スーパーツリー法のプログラム(ベータ版)は、SuperTree softwareから無料でダウンロードできます。
DINOSAUR Mailing List によると、タイ北東部にある三畳紀後期の地層で、初期の竜脚形類の化石が発見されました。以前、亜成体化石が発見されたイサノサウルスの成体ではないかとされています。
The first giant dinosaurs: a large sauropod from the Late Triassic of Thailand.
Comptes Rendus: Palevol 1 (2002) 103-109.
Buffetaut, Eric, Varavudh Suteethornb, Jean Le Loeuff, Gilles Cuny, Haiyan Tonga and Sasidhorn Khansubhab.
上腕骨は1メートルで、カマラサウルスのようなジュラ紀の大型竜脚類並みで、体長は12〜15メートルと推定されています。
三畳紀後期といえば、古竜脚類と思われますが分類の記載はなく、Mailing list では十分に成長したイサノサウルス(Isanosaurus)ではないかとあります。初期の竜脚形類(古竜脚類)は、既に非常に大きなサイズに達していたことがわかるとしています。
イサノサウルス:1998年に、タイの三畳紀後期(2億900年前)の地層で発見され、Nature(407: 72-74) に報告されました。発見されたIsan地方にちなみ、Isanosaurus attavipachi と名づけられました。今までに、65センチの大たい骨など14個の骨と断片が見つかっています。この記載標本は、推定体長6.5メートルと十分成長していない標本です。
なお、竜脚形類は、三畳紀後期に出現した古竜脚類とジュラ紀始めに現れた竜脚類からなる分類群ですが、古竜脚類は竜脚類とは別系統で直接の祖先ではありません。古竜脚類はジュラ紀前期に絶滅しました。
National Park Service の古生物プログラムのサイトに興味深い報告がいくつかあります。Palaeontological Research がpdf ファイルで見られます。また、Proceedings of the 6th Fossil Resource Conferenceには、ビッグ・アル(下記)や恐竜の足跡の報告があります。
The case of "Big Al" the Allosaurus: A study in paleodetective partnerships
アロサウルス、ビッグ・アルのケース:古生物的探求におけるパートナーシップの研究
ワイオミングのジュラ紀後期の地層で発見されたビッグ・アル(Big Al、MOR 693)と呼ばれているアロサウルス(Allosaurus fragilis)の発見からその研究まで、多くの写真や図と共に紹介されています。発掘している写真(4d)の中には、Yoshi Tomidaと日本人名もあります。95%と、ほぼ完全な骨格が発見されているそうですが、発掘地図(Quarry map)によると、頭部や首以外は意外とばらばらに出てきたのですね。
発見から、発掘、研究に報道、保管まで、土地所有者や科学者にボランティア、博物館からメディアまで多くの人のいろんな協力があり、古生物学的な探求を進めるうえでの優れたモデルケースになるとしています。
先日の環白山広域観光推進協議会による「恐竜街道」のニュース、朝日新聞も伝えています。
イグアノドンの上に恐竜化石産地を巡る道路が示された図もあります。4つの県からなる巨大な組織で、構想倒れと“絶滅”を心配する声もあるとか。
神秘の湖といわれるトルコ最大の湖、ワン(Van)湖には、ネッシーのような巨大生物の目撃例が報告されている。それは恐竜の生き残りなのか、それとも・・・これは、本日、テレビ朝日系列で午後7時から放送される「これマジ!?」2時間スペシャルの話です。
地元住民は、ジャノと呼んでいるそうです。不思議好き人間のジャノによると、1997年にTBSが調査し、「神々のいたずら」で放送され、古代クジラの一種バシロサウルスの可能性があるとしています。
最近は、ザ!鉄腕!DASH!!のように、バラエティでも新発見がありますから、意外な事実が出てくると面白いのですが。
羊膜類から哺乳類につながる系統とはわかれ、あるものはカメやワニに、あるものは恐竜に進化し、その一部が鳥類として生き残った爬虫類。4月11日に発売された「爬虫類の進化」(東京大学出版会)は、その起源から現生の爬虫類の生態や研究法まで、多様な爬虫類の世界を著しています。
著者は、京都大学大学院理学研究科動物学教室 動物系統学研究室の疋田 努助教授。目次などは、東京大学出版会の新刊案内にあります。恐竜との関係が深いのは、「第1章 爬虫類とはどのような動物か」と「第2章 爬虫類の起源」あたりでしょうか。
あと少しで、40万アクセスです。ところで、今年のゴールデンウィーク、海外に行かれる方も多いのでしょう。というわけで、スイスと米国のイベントを紹介します。
スイス・チューリッヒ郊外にあるアータル(Aathal)恐竜博物館では、オープン10周年を記念して、5月5日まで、140 million and 10 yearsを開催しています。"Alf" と呼ばれるカマラサウルスなどの発掘の様子があります。
また、カリフォルニア大バークレー校のローレンス科学ホールでは、5月12日まで、Jurassic Park: The Life and Death of Dinosaursを開催しています。サイトでは、胚が残っている6500万年前の中国産の恐竜の卵化石などが見られます。
エディンバラ大学で開催された科学フェスティバルで、ロンドンの自然史博物館のアンジェラ・ミルナー(Angela Milner)博士が鳥類と恐竜の関係について述べています。Ananovaが伝えています。羽毛は飛行のためではなくて、特に幼児期の保温(insulation)のために進化したというよくある話です。7月に同博物館で、中国産の化石が展示されるそうです。
ところで、鳥類といえば、Mesozoic Birds : Above the Heads of Dinosaurs(カリフォルニア大出版局)は、Luis M. Chiappe と Lawrence M. Witmer の編集による中生代の鳥類に関する著書。今年10月発売予定です。白っぽい表紙にぼんやり見えるのは孔子鳥の化石でしょうか。
また、グレゴリ-ポールの「Dinosaurs of the Air:The Evolution and Loss of Flight in Dinosaurs and Birds」の発売が延期されて4月になっています。
環白山広域観光推進協議会がまとめた「恐竜街道」構想について、日経ニュースが伝えています。
同協議会は、石川、富山、福井、岐阜の4県の白山周辺の21市町村などからなり、県域を超えて広域的な観光開発を進める目的で、平成11年2月に設立されたもの。恐竜化石を多数産出する手取層が分布する地域だけに、今後は恐竜をテーマとした冒険フェスティバルや恐竜雪像コンテスト、恐竜グッズの開発なども検討するそうです。
恐竜街道というより恐竜ゾーンという感じですが、いっそのこと関連市町村が合併して、恐竜市や白亜市を作ってもいいかもしれませんね(^^;;。
ニジェールで発見された巨大ワニ "SuperCroc" こと "Sarcosuchus imperator"の噛む力は8トンもあったと、Nationalgeographic News が伝えています。フロリダ州立大学の生物学者、グレッグ・エリクソンらが、フロリダ動物園にいる現生のワニに、棒をかませて噛む力を測り、推定したもの。まあ、あれだけ大きければそれなりに強力なアゴだったのでしょう。
ここで注目したいのは、その記事の右側にある「More Information」の "How Did Dinosaurs Bite ? (恐竜はどのようにかんだのか?)"です 。ワニの場合はともかく、肉食恐竜がどのように獲物をしとめたのか、Nature の議論について説明しています。
ケンブリッジ大のレイフィールド(Emily Rayfield)らは、有限要素解析法(finite element analysis、FEA)という手法を使って、アロサウルス(Allosaurus fragilis)の頭部の構造や噛む力を3次元的に解析し、2001年の2月に Nature に発表しました。
それによると、アロサウルスの頭骨は頑丈ですが、噛む力は弱く、骨を噛み砕くことはできなかったとしています。"一撃と切り裂き(chop-and-slash)"、つまり、手斧のように頭部を振り下ろし獲物に衝撃を与えてから、歯で肉を切り裂いて食べたとしています。
一方、それに対するワシントン州立大学のカードン(Kenneth Kardong)らの反論と、その反論に対するレイフィールドの見解が、同じNature (3月28日号)に発表され、議論になっています。
Biomechanics (Communication arising): Prey attack by a large theropod dinosaur
T. H. FRAZZETTA AND KENNETH V. KARDONG, Nature 416, 387 - 388 (2002)
Biomechanics (Communication arising): Prey attack by a large theropod dinosaur
E. J. RAYFIELD, D. B. NORMAN & P. UPCHURCH, Nature 416, 388 (2002)
カードンらは FEA の結果に反論しているわけではなく、その解釈に疑問を持っているそうです。一撃と切り裂き(chop-and-slash)・・つまり、アロサウルスが手斧をふりかざしたように頭部で一撃を加えたようなことはありそうも無く、現生の大きなトカゲのようにアゴで獲物をつかみ殺したとしています。現生のどんな動物もレイフィールドの説のように動物を襲わないし、アロサウルスの歯は肉を切り取るようにはできておらず、頭骨は手斧のようなスウィングをするようにはなっていないとしています。
それに対して、レイフィールドらは、アロサウルスの頭蓋骨の強さは、アゴを閉じる筋肉によって生じる力よりはるかに強靭で、"一撃と切り裂き(chop-and-slash)"タイプの攻撃をするならば、この不均衡を説明できる、としています。
このように議論をすれば、よりわかってくるのですが、要するに噛む力が弱いのではなく、頭蓋骨の構造のほうがアンバランスに強固ということなのでしょう。
ビッグ・アル(アロサウルス)の化石にはたくさんの骨折の跡が残っているそうですが、戦いは獲物を取るときだけとは限りません。縄張り争いなど、歯をつかうまでもなく、その大きな頭を相手にぶつけて戦ったことも多かったのでしょう。そのため、頭の構造が強固になったのかもしれませんね。
ケンタッキーで三億年前(石炭紀)の動物の足跡が発見され、先ほどケンタッキー大で開催された米国地質学会の分科会で報告されました。
A NEW TETRAPOD TRACKWAY FROM THE BREATHITT GROUP, UPPER CARBONIFEROUS (WESTPHALIAN), EASTERN KENTUCKY
PHELPS, Daniel J.
北米では、石炭系の亜系として、ミシシッピアン系(古期)とペンシルベニアン系(新期)が知られていますが、今回の足跡は中部ペンシルベニアン系の地層から発見されたものです。前足の指は5本で、後足の指は少なくとも4本で、爪跡も残っているそうです。尾を引きずった跡はありません。
足跡の主は、体長60センチほどのアンスラコサウルス類(anthracosaur)ではないかとされています。アンスラコサウルス類は、両生類と爬虫類に分岐する前の段階にある四足動物です。詳しくは、Tree of Life をどうぞ。
ニュースを伝えているThe Courier-Journal には、水中を歩く復元図がありますが、直立気味です。実際はこんな感じでしょうか。ケンタッキーには自然史博物館が無いので、シンシナティ・ミュージアムセンターで化石が展示されるそうです。

絶滅哺乳類図鑑は、その名のとおり絶滅した哺乳類を骨格図や化石、イラストで紹介した図鑑で、3月に発売されたもの。
著者は科博の富田 幸光さんで、イラストは、伊藤 丙雄,さんと岡本 泰子さんが担当で、229の復元図は全て描き下ろしのオリジナル細密画とか。丸善のページに目次や見本があります。右の表紙を飾るのは、前足が長くゴリラのような奇蹄類のカリコテリウム(Chalicotherium sp.)です。
哺乳類は空や海、そして地中までその棲息範囲を広げました。鳥類以外の恐竜は基本的に陸上の生物ですが、ひょっとしたら、土の中や海中へ進出した種類がいたかもしれませんね。
日テレ系で日曜夜7時から放送されているザ!鉄腕!DASH!!ですが、今日は春の2時間スペシャル。18時55分からと5分早くはじまります。
クビナガリュウの下半身化石が続々とでている恐竜発掘プロジェクトですが、浅い部分はほとんどを掘りつくしてしまいました。そこで、さらなる化石を発見するため、川の周りに"土のう"を置いて水をくみだし、掘るようです。番組案内には、「恐竜発掘に衝撃走る首長竜の歯が遂に出た」とあります。
ポルトガルの GEAL 博物館主催する第2回目の国際恐竜イラストコンテストの応募締切は5月31日です。
サイズは、148 x 210 mm以上で、1位は1000ユーロ(11万円あまり)。ルールや賞品など詳しくは、Lusodinos をどうぞ。2000年度の受賞作品もあります。2000年は生体復元イラストが大半だったそうですが、今年は骨格イラストに特別賞があるようです。
■ロスト・ワールド/驚異の恐竜王国スペシャル 本日放送
本日6日夜9時から、フジTV系のゴールデンシアターで、ロストワールドが放送されます。
また、午後4:00〜7:55、BS朝日では、「驚異の恐竜王国・今よみがえる中生代の地球スペシャル版」が放送されます。何度も再放送されていますが、「伝説のビッグ・アル」がスペシャルです。
なお、驚異の恐竜王国のDVDは、「ウォーキング with ダイナソー」として日本でも発売されていますが、「伝説のビッグ・アル」のDVD、「Allosaurus - A Walking With Dinosaurs Specialは、米国・カナダ専用で日本の機器では見られません。拡大映像でもお楽しみください。日本語版が欲しいですね。
注:DVDディスク及びプレーヤーには、地域(リージョン)コードが記憶されており、ディスクとプレーヤーのコードが一致する場合のみ再生できます。米国映画会社からの要望で全世界が6つの地域に分割され、コード1が米国・カナダ、コード2が日本、ヨーロッパなどです。
羽毛をもつ恐竜は、白亜紀より前のジュラ紀前期にまでさかのぼる可能性がある・・・カナダ自然博物館のウー・シャオチュン(Xiao-Chun Wu)博士が注目するのは遼寧省のジュラ紀の地層だとか。朝日新聞の特集です。鳥と恐竜の関係を示す図もあります。
恐竜は絶滅し、鳥は生き残った・・とありますが、鳥類の中にもずいぶん絶滅したものがいたはず。本当に空を飛べたことが絶滅を免れた理由の1つなのでしょうか。
また、週刊文春(4月11日号、4月4日発売)のグラビアで、「バラバラになった恐竜の骨が元に戻るまで」と題して、 科博で行われたアパトサウルスの解体作業が3枚の写真と共に紹介されています。間違って組みたてると簡単に直せない・・とのこと、頭部はずいぶん高い位置にあります。

プライマルプレイ(恐竜ハンター)は、昨年12月に発売されたパソコン(Windows 98)用の恐竜ハンティングゲーム。クライアントからのオーダーに応じ、恐竜をハンティングすると、難易度に応じて報酬がもらえるというもの。足跡を追って獲物を追い詰めることも可能になっています。パブ恐竜館(掲示板)にも情報があります。
発売元のマイクロマウスに詳しい情報がありますが、登場するのは、ガストニア、ステラコサウルス、ユタラプトル、イグアノドン、トロオドン、ケツァルコアトルス(翼竜)、トリケラトプス、ティラノサウルスの9種類で、最強はやはりティラノサウルスですね。
希土類元素(rare earth elements、REE)の分析で偽物化石を見つける方法について、フィラデルフィアにあるテンプル((Temple))大のプレスリリースが伝えています。
同大学の院生パトリック(Doreena Patrick)さんが開発したもの。骨が化石化される過程で、骨のカルシウムは希土類元素などに置換されます。化石中と母岩の希土類元素を調べることで、どこの地層から産出されたのかわかるそうです。
合成化石としてアーケオラプトル(archeoraptor)が有名ですが、彼女によると、ごまかしは、より小さい化石で頻繁に起こっていると述べています。例えば、異なる産地の破片から、恐竜の卵化石を"作る"ことは日常茶飯事なのだそうです。
希土類元素:元素周期表IIIA族の、スカンジウム(Sc)・イットリウム(Y)およびランタノイド15元素を合わせた17元素の総称。希な元素とされていましたが、実際には地殻中にかなり存在するようです。参考:希土類元素の地殻存在量
盛岡市にある岩手県立博物館で、5月6日までトピック展 「モシリュウ実物展示〜現実となった楢ノ木大学士の夢〜」 が開催されています。
1978年、同県岩泉町茂師で日本で初めての恐竜化石が発見され、通称・モシリュウと呼ばれています。今回、その上腕骨化石(科博所蔵)や、モシリュウをイメージしたマメンチサウルスの全身骨格が展示されています。朝日新聞が伝えていますが、22メートルと大きすぎて全身が映っていません。 また、21日には日曜講座「日本初の恐竜化石と足跡化石〜宮沢賢治の想像力と古生物学の成果〜」も予定されています。
宮沢賢治の童話、「楢ノ木大学士の野宿」については、恐竜本の古典、楢ノ木大学士の野宿に全文があります。
ピラミッドもない、法隆寺もない──「歴史の証」を求めたアメリカ人が掘り当てたのは、恐竜だった! ・・・文芸春秋の「諸君!」で、作家の中村彰彦さんが、アメリカのスミソニアン博物館などを訪れて感じたことを書いています。
ご存知のように、建国後たかだか200年あまりしかたたないアメリカには、自分達の先祖が残した古代や中世の歴史的遺産がありません。中村さんは、アメリカは恐竜時代からいきなり近代になるので、歴史にコンプレックスを持っている、かつて北米大陸に巨大な恐竜がいたという証がアメリカ人の"歴史"で、恐竜にこだわる理由だ・・というようなことを書いています。
歴史小説作家らしい発想ですが、人間の歴史(遺跡)と古生物は、時間のスケールや研究分野、興味を持つファンはずいぶん異なります。恐竜ファンにとっては「恐竜さえあれば言うことナシ」のはずで、歴史的な建造物はどちらかといえば異質なもの。
地球上に"国境"という線を引いて、アメリカだとかヨーロッパだとか語るのは人類の勝手ですが、たかだか恐竜が生きていた時間の10万分の一ほどの極めて短い間のできごと。そもそも恐竜が生まれた頃は1つの大陸で、区別などできなかったはず。アメリカ人は、自国の歴史が浅いことの裏返しで、恐竜に興味を持っているわけではないと思うのですが、どうなんでしょうね。
「世界最大の恐竜博2002」では、希望団体に告知チラシ(恐竜博のパンフレット)を無料で配布しています。片足をあげた獣脚類(アクロカントサウルス?)が、トゲだらけのガストニアを脅しているパンフです
対象は会合で配布したりする施設や団体で、100枚までです。詳しくは、告知チラシ希望者募集をどうぞ。
6500万年前、鳥類以外の恐竜は姿を消した。それは突然の惨劇によるものなのか、それとも徐々に衰退の道をたどっていたのか?
いったい6500万年前に何が起こったのか、Evolution にあるExtinction(絶滅)の "What Killed the Dinosaurs? " では、恐竜の絶滅についてアニメで説明しています。
もちろん、恐竜絶滅の原因は謎のままですが、かつて種々乱立した絶滅論は、絞られてきているとしています。このサイトで示されている恐竜絶滅の4つの仮説とその証拠を表にすると以下のようになります。
それぞれの仮説をクリック後、"Play animation"をクリックすると、Shockwaveによるアニメが始まります。ただ、海生爬虫類やアンモナイトなど海の生物も絶滅していますので、哺乳類との競合や大陸移動はメインの原因とは考えにくいですね。
単一の原因なのかこれらの複合によるものか、はたまた別の原因か、新たな証拠の出現がこの謎に少しづつ近づいていくでしょう。
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| 稀少金属:イリジウムは地球表面では少ないが、隕石や地球深部では比較的豊富である。 溶けた岩:衝撃噴出物(Impact ejecta)と呼ばれる一度溶けた岩は、かつて大きな爆発が あったことを物語る。 衝撃変性水晶:"Shocked quartz"と呼ばれ、高エネルギーの衝突や爆発による破砕パタ ーンを示す。 溶岩流:インドのデカン高原にある溶岩流は少なくとも50万年にわたる火山活動を示す。 海水準:高所で見つかる海生生物の化石は、白亜紀に大陸が隆起し海水面が低下したことを 示す。大陸は乾燥し、寒冷になったとされる。 |
5月17日(金)から5月21日(火)まで、第15回 東京国際ミネラルフェア が新宿のスペースセブンイベント会場で開催されます。特別展は、「翡翠(ひすい)の世界」です。いつもは6月上旬ですが、今年はちょっと早い開催ですね。ワールドカップの影響でしょうか。
また、4月27日(金)〜4月29日(月)に、第8回 石ふしぎ大発見展 大阪ショーも開催されます。特別展は、「日本の鉱物」です。
東京サイエンスのサイトでは、全国の紀伊國屋書店で開催される世界の化石鉱物展の情報もあります。
中国北西部の白亜紀前期(約1億3000万年前)の地層で、羽毛の生えた竜脚類の化石が発見されました。ティタノサウルス類の新属珍種で、Aprilfoolsaurus usodesu と命名されました。IVPPの、王 宇曽月らが Nature (4月1日号)に報告しています。JIAFA も参考にどうぞ。
A new sauropod with feathers from the Early Cretaceous of China
OH-USOTSUKI, SHINJI-NAIDE, YURUSITE-NE
Nature, 874, 102- 108, (2002)
発見されたのは、大たい骨や肋骨、尾の一部で、推定体長は約3メートル、亜成体と推定されています。驚くべきことに、腰の位置から尾にかけてブラシ状の羽毛構造物が明瞭に残っているのです。
ところで、今日は4月1日ですね
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