始祖鳥は様々な色で復元されていますが、その色についての報告はありませんでした。今回、初めて始祖鳥の羽毛の色について報告されています。Newscientist が紹介しています。
最初に発見された1本の羽毛化石を調べたもので、おそらく黒色だったとされています。ただ、1本だけですから、全身がカラスのように黒かったわけではありません。
メラニンの黒色には、羽毛を強化する働きもあったようです。
羽毛化石に残されたメラノソーム(melanosome)化石を、電顕とX線解析(scanning electron microscopy and energy-dispersive x-ray)で分析し、現生種の115の羽毛データベースと比較したもの。
その結果、95%の確率で、最初の色は黒だったとしています。また、羽毛は初列雨覆(primary coverts、しょれつあまおおい)としています。
メラノソームは、メラニンが蓄えられる細胞内小胞です。現生鳥類では、メラニンは羽毛を強くしたり厚くしたりするとされています。
始祖鳥も、飛行の進化の中で、羽毛を少しでも強くするため、黒だったのではないかとされています。
- References:
- CARNEY et al.. 2011.
- BLACK FEATHER COLOR IN ARCHAEOPTERYX
- SVP 2011 Program and Abstracts Book, p.84, 2011