パンパドロメウスと、"ステム竜脚形類"という誤り

 ブラジルにある三畳紀後期(2億3000万-2億2800万年前)の地層で発見された竜盤類が記載されています。

 ただし、タイトルでは、"ステム竜脚形類(stem-Sauropodomorpha)"とされていますが、この表現は誤用です。"stem-"という接頭辞に続く"Sauropodomorpha "はクラウングループではありません。

 このあたり、A Three-Pound Monkey Brain で指摘されています。 

 

 頭部などが見つかっており、系統解析からは"ステム竜脚形類"となるそうです。竜脚形類の外群になるとのことで、いくつかの竜脚形類の特徴が無いそうです。

 学名は、Pampadromaeus barberenai (パンパドロメウス・バーベレナイ)で、"平原のランナー"の意味。発見された場所が、草の生えた平原(plane)にちなんでいます。

 ただ、論文タイトルにも要旨にも新種名がありません。新種記載の場合は、いずれかで示したほうがいいと思いますね。

 

 図は発見されている化石と、復元イラスト。推定体長は1.2メートルと小型です。

 長い足と短い前肢、2足歩行で復元されています。属名のように、足が速かったのかもしれません。

 歯の形状から、まだ十分に植物を噛めるほどではなく、雑食性だったとされています。

 

pampadromaeus.jpg 

 

  1. References:
  2.  
  3. Sergio F. et al., 2011
  4. New stem-sauropodomorph (Dinosauria, Saurischia) from the Triassic of Brazil.
  5. Naturwissenschaften (advance online publication)
  6. DOI: 10.1007/s00114-011-0858-0





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2011年12月

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