河北省で発見された獣脚類の足跡化石について報告されています。新浪科技が紹介しています。
163個の Therangospodus の足跡が残され、なかには、獣脚類が泳いだ跡とされる5つの足跡も含まれています。
また、Megalosauripus とされる大型の足跡や、その近くには、その尾ではないかとする跡もあります。
ジュラ紀と白亜紀の境界付近の地層で発見されたもの。
多数の連続歩行の中に、泳いだ跡が残されていますから、水位が異なる別の時期についたものでしょう。
泳いだ跡とする根拠は、中足骨(metatarsophalangeal)の跡が無いこととしています。ナチュラル・モールド(natural molds)とありますから、上にあった地層が消失したりして変形した跡ではないようです。
また、先のほうが深くなっており、強く蹴ったのではないかと考えられています。
かつては恐竜が泳いだ跡はまれで疑いの目で見られたのですが、最近では、特にジュラ紀の地層から、比較的多数発見されているとあります。
Megalosauripus とされる大型の足跡はひとつで、尾らしき跡は10センチ離れて2本あり、22センチと33センチの長さです。
- References:
- Xing Lida, Jerald D. Harris, and Gerard D. Gierliñski (2011).
- Therangospodus and Megalosauripus track assemblage from the Upper Jurassic-Lower Cretaceous Tuchengzi Formation of Chicheng County, Hebei Province, China and their paleoecological implications.
- Vertebrata PalAsiatica (古脊椎動物学報), 49(4): 423-434 (pdf)