昨日も紹介しましたが、今のルーマニア地方北西部、トランシルヴァニア地方は、白亜紀後期当時はヨーロッパ南東部にある島でした。
ここの恐竜たちは、特殊な進化をしていました。いわゆる"island rule(島の法則)"で、恐竜は矮小化していたのです。
例えば、竜脚類のマジャーロサウルス(Magyarosaurus dacus)の体重は1トン以下とされています。
そんなユニークなトランシルヴァニアの恐竜などについて、ワイシャンベルらが、Transylvanian Dinosaurs で著しています。
動植物相や地質学などの最近の知見をふまえ、この地域の恐竜は、予想外の成功を収めたとしています。
また、この地方の恐竜化石の特異性に着目し、最初に発掘研究した20世紀の古生物学者、 Franz Baron Nopcsa についても紹介されています。
カバーイラストは、白亜紀後期(約7000万年前)の鳥脚類、ラブドドン(Rhabdodon )でしょう。
- 目次
- 1章 Bringing It all Back Home
- 2章 Dinosaurs of Transylvania
- 3章 Pterosaurs,Crocs, and Mammals, Oh My
- 4章 Living on the Edge
- 5章 Little Giants and Big Drawfs
- 6章 Living Fossils and Their Ghosts: Being a Short Interlude of Coelacanths and Transylvanian Ornithopods
- 7章 Transylvania, the Land of Contingency
- 8章 Alice and the End
書名:Transylvanian Dinosaurs
- 出版社:Johns Hopkins Univ Press
- 発売日:2011年8月31日
- ISBN:1421400278
- 価格:4,150円