モロッコにあるジュラ紀後期の地層で発見された4本指の獣脚類の足跡化石について報告されています。
43のサイトに1500以上の足跡化石が残され、最近の調査でその時代は、Oxfordian-Kimmeridgian とされています。
足跡につけられる学名、Boutakioutichnium atlasicus が提唱されています。2足歩行で足跡の幅は狭いとされています。
以前つけられた名称 "Eutynichnium atlasipodus"は、正式な記載が無く無効名としています。
図は、Boutakioutichnium atlasicus のホロタイプ。 ハラックス(hallux、右下にある第1指)が特徴です。
長さは45cmで、幅は30cm。ハラックスは第2指ほどの長さで、パッドが2つあります。
通常、ハラックスが残された足跡化石には、中足骨の跡を伴います。ハラックスは比較的高い位置にあり、軟らかい地盤を深く踏んだ場合についた跡が多いからです。
しかし、今回の足跡には中足骨の跡はありません。 足跡をつけた恐竜、第1指の位置が低かったのでしょうか。
- References:
- Nouri, J., Díaz-Martínez, I.& Pérez-Lorente, F. (2011)
- Tetradactyl Footprints of an Unknown Affinity Theropod Dinosaur from the Upper Jurassic of Morocco.
- PLoS ONE 6(12): e26882.
- doi:10.1371/journal.pone.0026882