基盤的竜脚類の脳函と内耳構造

 基盤的竜脚類の脳函について解析し、脳や内耳構造を3次元的に復元、解析した論文が報告されています。

 脳函からは、脳と内耳の情報が得られますが、頭部が見つかりにくい竜脚類についてはほとんど研究されていません。

 今回、ニジェールにあるジュラ紀中期の地層で発見され、2009年に記載された、Spinophorosaurus nigerensis を調べたもの。尾に2対のスピンがあることから、属名は、"スピンを持つトカゲ"という意味です。

 Spinophorosaurus は、比較的長い三半規管(semicircular canals)を持ち、全体的に大きい寸法であることから、迷路感覚に関与する前庭系(vestibular system)がめだつとされています。

 内耳にある迷路(labyrinth )による系統解析も行われています。竜脚形類の迷路のサイズや形態は、首の長さや動きに関連しているとあります。 


  1. References:
  2.  
  3. Knoll, F., Witmer, L.,M, Ortega, F., Ridgely, R.C. & Schwarz-Wings D. (2012) 
  4. The Braincase of the Basal Sauropod Dinosaur Spinophorosaurus and 3D Reconstructions of the Cranial Endocast and Inner Ear. 
  5. PLoS ONE 7(1): e30060 
  6. doi:10.1371/journal.pone.0030060





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2012年1月

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