生態学的ゼネラリストだった北米最小の恐竜

 体重が1kg以下と北米最小の恐竜、Fruitadens haagarorum(フルイタデンス・ハーガロルム)の解剖学的特徴についての論文が報告されています。  

 記載論文では、一般的な解剖学的特徴程度しか書かれていませんでした。今回、小さな頭部や歯でいったい何を食べていたのか、など、その食性などについて考察されています。  

 フルイタデンスは、小さな体ながら、幅広い環境条件に耐えられる生態学的ゼネラリスト(ecological generalist)だったようです。  Farke がPlosのブログで語っています。

 フルイタデンスは、コロラドにあるジュラ紀後期(約1億5000万年前)の地層で発見されたヘテロドントサウルス類(Heterodontosauridae)で、2009年10月に記載されました。 

 体長は1メートル足らずで、体重も1kg以下、最小級の鳥脚類とされています。 

 今回、化石をCTスキャンすることで骨や筋肉を再現し、その頭部構造を解析することで、その祖先よりアゴの構造はよりシンプルに、弱く、そしてより素早い動かせることがわかったとされています。  

 その結果、その祖先が主に植物食だったのに比べると餌の幅が広がり、植物の他、昆虫や他の脊椎動物を食べていたとされています。 
 つまり、小さな体ながら、幅広い環境条件に耐えられる生態学的ゼネラリスト(ecological generalist)だったようです。  



  1. References:
  2.  
  3. Butler, R.J., Porro, L.B., Galton, P.M. & Chiappe, L.M. (2012) 
  4. Anatomy and Cranial Functional Morphology of the Small-Bodied Dinosaur Fruitadens haagarorum from the Upper Jurassic of the USA. 
  5. PLoS ONE 7(4): e31556.
  6. doi:10.1371/journal.pone.0031556





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2014年4月

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