坐骨が弓なり、新種のケラトプシア/山東省

 恐竜の中でも特徴的な形態の坐骨を持つ新種のケラトプシアが記載されています。

 山東省にある白亜紀後期の地層(Wangshi Group)から、図(He Y et al., 2015)に示すように、骨盤や後ろ足の一部などが発見されたもの。

 特徴的な形態の坐骨(ischium)にちなみ、 Ischioceratops zhuchengensis(イスチオケラトプス・ズケンゲンシス)と命名されています。

 その坐骨は、しだいに大きく広がり、弓のリカーブ・ボウ(recurve bow)のシャフトに似ています。 中央の位置で閉鎖孔突起(obturator process)を形成しています。

 たいていは、後方に真っすぐ伸びるか、垂れ下がるのですが、弓なりなのは珍しいですね。

Ischioceratops.jpg
 諸城市からは、ほぼおなじ層序レベルで発見され、2010年に記載された Zhuchengceratops inexpectus(ズケンケラトプス・イネクスペクタス)に続いて2種目となるレプトケラトプシダエ(Leptoceratopsidae)です。

 ズケンケラトプスについては、アジアから新種のレプトケラトプシダエ(2010年11月)で紹介しています。目立つ角は無くフリルも小さい、白亜紀後期としては原始的な顔つきの角竜です。  

 坐骨の異常な形態は、病理学的な異常とも考えられますが、いくつかの要因から否定しています。



  1. References:
  2.  
  3. He Y, Makovicky PJ, Wang K, Chen S, Sullivan C, Han F, et al. (2015) 
  4. A New Leptoceratopsid (Ornithischia, Ceratopsia) with a Unique Ischium from the Upper Cretaceous of Shandong Province, China. 
  5. PLoS ONE 10(12): e0144148. 
  6. doi:10.1371/journal.pone.0144148
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