中小型の獣脚類が効率的なスカベンジャー

 獣脚類は、1億6000万年以上にわたり、地球上の陸上生態系を支配しました。

 当然ながら激しい競争があったわけで、 獣脚類にとって、食事によるバランスの取れたエネルギー収支は重要な課題でした。

 その意味で、現生のほとんどの捕食者にみられるスカベンジャーとしての行動は、獣脚類にとっても、重要であったかもしれません。

 今回、ボディサイズと採餌行動との間の相対成長関係に基づいて、このあたりをモデル解析した論文が報告されています。

 その結果、体重が、27kgから1044kgの間の獣脚類が、もっともエネルギー的に効率的なスカベンジャーだったとしています。 

 中小型のラプトルや、ティラノサウルスの幼体など、広い範囲の腐肉を探しまわるには十分な大きさで、動きまわるのにコストがかかるほど、大型ではないというわけです。



  1. References:
  2.  
  3. Adam Kane, Kevin Healy, Graeme D. Ruxton & Andrew L. Jackson (2016) 
  4. Body Size as a Driver of Scavenging in Theropod Dinosaurs. 
  5. The American Naturalist (advance online publication) 
  6. DOI: 10.1086/686094
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2016年5月

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