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 マサチューセッツで見つかる獣脚類の足跡化石タクソン、Eubrontes(ユーブロンテス)は、並んだ連続歩行から、足跡の主は群れていたと考えられてきました。

 しかし、他のサイトの連続歩行は並んでいないことから、今回、このあたりを調べた論文が報告されています。

 マサチューセッツの南、コネチカットの Powder Hill Dinosaur Parkにある、一時的に湖だった環境に付けられた連続歩行には、優先的な向きは無く、こちらは群れで歩いた証拠は無いとしています。

 並んでいるのは、群れだったからではなく、環境の影響とされています。岸辺にそって平行に歩いたため、連続歩行は、大きくて永続的な湖の隣に並んでいると考えられています。

 恐竜の群れ行動を推測するときには、異なった古環境のトラックサイトを調べることの重要性を指摘しています。


 


  1. References:
  2.  
  3. Patrick R. Getty, Laurel Hardy and Andrew M. Bush (2015) 
  4. Was the Eubrontes Track Maker Gregarious? Testing the Herding Hypothesis at Powder Hill Dinosaur Park, Middlefield, Connecticut. 
  5. Bulletin of the Peabody Museum of Natural History 56 (1): 95-106
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 1986年に、福島県にある双葉層群足沢層(白亜紀後期、約8000万年前)で発見されたハドロサウロイデア(上科)の論文が報告されています。

 10月に福島民報などが伝えていましたが、論文名などの詳細は不明でした。

 いのちのたび博物館研究報告ですが、残念ながら、ネット公開は刊行後5年とかで、実際に公開されているのは、今のところ、2008年分です。 

    Paleobiology Databaseで紹介されています。関連して、Nipponosaurus sachalinensis は、Nipponosaurus sachaliensis に、種小名が修正されているようです。



  1. References:
  2.  
  3. T. Ohashi, A. Prieto-Marquéz, Y. Hasegawa, Y. Koda, Y. Taketani and M. Nemoto. 2015. 
  4. Hadrosauroid remains from the Coniacian (Late Cretaceous) Futaba Group, northeastern Japan. 
  5. Bulletin of the Kitakyushu Museum of Natural History and Human History, Series A 13:1-6
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