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 白亜紀末の鳥類以外の大量絶滅については、恐竜絶滅論争に決着?(2010年3月)で紹介したように、国際研究チームが、巨大隕石衝突とすることで一致はしたのですが、いまだにその原因についてはいろいろな仮説がくすぶっています。

 そのひとつが、インドにあるデカン高原での大規模な火山活動です。

 今回、海洋生態系の解析から、白亜紀末の大量絶滅において、デカン高原の火山活動の影響は、巨大隕石衝突に比べてわずかとする論文が報告されています。

 深海の炭酸塩データを調べたもの。  海洋生態系は、大気中の二酸化炭素濃度(分圧)を調節するのに重要な役割を果たしており、大きなイベントで海洋系が酸性に傾くと、炭酸塩が溶解するというわけです。

 その結果、白亜紀後期のデカン高原の火山活動は、地球化学モデルによって予測されるよりも大きく長期間の一過性の深海炭酸塩の溶解を促したこが見出されています。

 デカン高原の火山活動は海洋の酸性化を招いたのですが、大量絶滅以前に、深海の炭酸塩よって中和され、火山活動の影響は、巨大隕石衝突の影響に比べてわずかとされています。



  1. References:
  2.  
  3. Michael J. Henehan, Pincelli M. Hull, Donald E. Penman, James W. B. Rae & Daniela N. Schmidt (2016) 
  4. Biogeochemical significance of pelagic ecosystem function: an end-Cretaceous case study. 
  5. Philosophical Transactions of the Royal Society B 371 20150510 
  6. DOI: 10.1098/rstb.2015.0510
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 基盤的鳥盤類、Lesothosaurus diagnosticus (レソトサウルス)の新しい標本について報告されています。 

 南アフリカにあるジュラ紀前期の地層(Elliot Formation)で発見されたもので、少なくとも3個体とされています。

 今回、複数個体が見つかったことから、初期の鳥盤類が、小さな集団で行動していたのではないかとされています。 

  今までに発見されている標本に比べて、ボティサイズは大きく、サイズ的には、Stormbergia dangershoeki(ストルンベルギア)に似ているとされています。

 ストルンベルギアについては、南アフリカの鳥盤類(2005年10月)で記載論文を紹介しています。 

 ただし、"ファブロサウリダエ"の形態(2009年5月)で紹介しているように、ストルンベルギアは、レソトサウルスの成体で同一種あり、両者の相違は個体発生的な違いとする論文も報告されています。

 そもそも、レソトサウルスの記載が成体に基づいてないためから混乱しているようですが、今回の標本からは、両者を識別する部分は見つかっていないようです。



  1. References:
  2.  
  3. Paul M. Barrett, Richard J. Butler, Adam M. Yates, Matthew G. Baron & Jonah N. Choiniere (2016) 
  4. New specimens of the basal ornithischian dinosaur Lesothosaurus diagnosticus Galton, 1978 from the Early Jurassic of South Africa. 
  5. Palaeontologia Africana 50: 48-63
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 ステゴサウルスの中でも、Stegosaurus stenopsは、1884年に記載された最も有名な恐竜の一つです。

 また、米国のジュラ紀後期の地層(モリソン層)で発見された (Stegosaurus longispinusは、1914年に記載されています。 

 今回、そのStegosaurus longispinus とされていた古い標本について、新たな属が提案され、Alcovasaurus longispinus と命名されています。

 ユタ大は、ステゴサウルスより、25%短い尾に、2倍の長さのスパイクと、紹介しています。 短い尾なので降ることはできず、長いスパイクは理にかなっているとされています。




  1. References:
  2.  
  3. Galton, Peter M. & Carpenter, Kenneth (2016) 
  4. The plated dinosaur Stegosaurus longispinus Gilmore, 1914 (Dinosauria: Ornithischia; Upper Jurassic, western USA), type species of Alcovasaurus n. gen. 
  5. Neues Jahrbuch für Geologie und Paläontologie - Abhandlungen 279(2): 185-208 
  6. DOI: http: // dx.doi.org/10.1127/njgpa/2016/0551
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 小惑星衝突がデカン高原の火山活動を刺激/白亜紀末のワンツーパンチ(2015年10月)で紹介しているように、白亜紀末の大量絶滅は、小惑星衝突とインドのデカン高原の火山活動が原因とする説が提唱されています。

 今回、デカン高原の火山活動の影響は、それほど厳しくはなかったとする論文が報告されています。リーズ大が紹介しています。

 火山活動で排出される二酸化硫黄の総量と、それによって誘発される環境への影響を定量化するため、地球規模のエアロゾル・モデルを使用して解析したもの。

 その結果、地球の気温は4-5℃程度低下したに過ぎず、50年以内には元に戻ったとしています。

 また、酸性雨の影響も地域選択的だったとしています。



  1. References:
  2.  
  3. Anja Schmidt, Richard A. Skeffington, Thorvaldur Thordarson, Stephen Self, Piers M. Forster, Alexandru Rap, Andy Ridgwell, David Fowler, Marjorie Wilson, Graham W. Mann, Paul B. Wignall & Kenneth S. Carslaw (2015) 
  4. Selective environmental stress from sulphur emitted by continental flood basalt eruptions 
  5. Nature Geoscience (advance online publication) 
  6. doi:10.1038/ngeo2588
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 季節的な気候変動の指標として、獣脚類の歯のエナメル質に残された酸素同位体組成を調べた論文が報告されています。

 6種の白亜紀の大型獣脚類の歯に残されたアパタイトのリン酸塩の酸素同位体組成を調べたもの。

 その結果、成長軸にそって酸素同位体組成の変動が観察され、当時、獣脚類が摂取した地表水の酸素同位体組成の季節性を反映するものと解釈されています。

 例えば、より内陸部から回収された恐竜やモンゴルの中緯度のネメグト層からの歯は、現在の寒温帯と大陸性気候に似た季節パターンを示すとされています。

 今回の結果から、歯の酸素同位体を解析することで、当時の気候の季節的な変動を再構成でき、気候変動と生物多様性の複雑な相互作用を理解するのに役立つとされています。


 


  1. References:
  2.  
  3. Jean Goedert, Romain Amiot, Larbi Boudad, Eric Buffetaut, François Fourel, Pascal Godefroit, Nao Kusuhashi, Varavudh Suteethorn, Haiyan Tong, Mahito Watabe, and Christophe Lécuyer (2016) 
  4. Preliminary investigation of seasonal patterns recorded in the oxygen isotope compositions of theropod dinosaur tooth enamel. 
  5. PALAIOS 31(1): 10-19 
  6. doi:10.2110/palo.2015.018
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 白亜紀初期のプレシオサウルスの化石は、世界的に稀とされています。

 今回、イベリア半島のバレミアンの地層(Blesa Formation)からは初めてとなるプレシオサウルスが報告されています。

 イベリア半島の白亜紀としては、最古のプレシオサウルスとされています。




  1. References:
  2.  
  3. Jara Parrilla-Bel & José Ignacio Canudo (2015) 
  4. On the presence of plesiosaurs in the Blesa Formation (Barremian) in Teruel (Spain) . 
  5. Neues Jahrbuch für Geologie und Paläontologie - Abhandlungen 278(2): 213-227 
  6. DOI: http://dx.doi.org/10.1127/njgpa/2015/0526
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 デイノニコサウリアは、発達した第2指のカギ爪を持ち上げて歩いたため、通常、足跡は2本指です。

 今回、中国で発見された3本指のデイノニコサウリアの足跡化石について報告されています。化石網(中国語)に化石の写真があります。

 同じ恐竜による2本指と3本指が残されており、3本指の方は、Velociraptorichnus 属の新種、V. zhangiと命名されています。  同一恐竜の足跡化石でも、その形態の違いによって、別の学名がつくのですね。

 こういう3本指は、習慣というより例外と考えられています。

 
 中国四川省にある白亜紀前期の地層(Xiaoba Formation)にある新しい足跡化石産地( Mujiaowu tracksite)で発見されたもの。  

 Velociraptorichnus 属の足跡化石では、世界で11番目の報告とされ、うち7つがアジア、そのうち5つが中国からです。  

 3本指なのは、特殊な地盤だったのか、カギヅメを引っ込めにくかったのかが原因しているようです。





  1. References:
  2.  
  3. Li-Da Xing, Martin G. Lockley, Geng Yang, Xing Xu, Jun Cao, Hendrik Klein, W. Scott Persons Iv, Hong-Jiang Shen & Xiao-Min Zheng (2015) 
  4. Unusual deinonychosaurian track morphology (Velociraptorichnus zhangi n. ichnosp.) from the Lower Cretaceous Xiaoba Formation, Sichuan Province, China. 
  5. Palaeoworld (advance online publication) 
  6. doi:10.1016/j.palwor.2015.04.004
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 白亜紀末、当時のララミディア(北米西部)のマーストリヒチアンの陸上堆積物からは、多様性に富んだ恐竜化石が産出します。

 しかし、一部の地域で大量に収集される一方、緯度によってはムラもあるようです。

 今回、アルバータ州にあるマーストリヒチアンの地層(Scollard Formation)で発見されたパキケファロサウリダエの化石が報告されています。

 初めての歯以外の頭部化石とされていますが、この地層から「初めて」のようです。

 風化していますが、ドーム型の頭頂の特徴から、パキケファロサウリーニ(Pachycephalosaurini、族)とされ、おそらく、パキケファロサウルスではないかとされています。

 この標本から、ララミディアにおいては、マーストリヒチアン後期の恐竜コミュニティは、一般的に、離散していない動物相からなる普遍的な種だったとされています。




  1. References:
  2.  
  3. David C. Evans, Matthew J. Vavrek & Hans C. E. Larsson (2015) 
  4. Pachycephalosaurid (Dinosauria: Ornithischia) cranial remains from the latest Cretaceous (Maastrichtian) Scollard Formation of Alberta, Canada. 
  5. Palaeobiodiversity and Palaeoenvironments (advance online publication) 
  6. DOI: 10.1007/s12549-015-0188-x
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 白亜紀の魚竜は、当時の温帯地域では比較的多様でしたが、熱帯からは、ほとんど記載されていないそうです。

 今回、コロンビアにある白亜紀前期(Barremian-Aptian)の地層(Paja Formation)で発見された新種の魚竜が記載されています。

 BBCでは、外鼻孔の開口部が2つに分かれていると紹介しています。

 その変わった外鼻孔開口部の配置や細い 吻部、狭い眼窩後部領域やうすい歯列が、他のすべての魚竜と異なっているとされています。

 オフタルモサウリダエ(Ophthalmosauridae、科)で、 Muiscasaurus catheti と命名されています。

 部分的な頭蓋骨しか見つかっていないのですが、幼体で、推定体長は3メートル、成体は5メートルほどとされています。

  同層からは2例めの魚竜で、この時期、適度な多様性があったとされています。



  1. References:
  2.  
  3. Erin E. Maxwell, Daniel Dick, Santiago Padilla and Mary Luz Parra (2015) 
  4. A new ophthalmosaurid ichthyosaur from the Early Cretaceous of Colombia. 
  5. PAPERS IN PALAEONTOLOGY (advance online publication) 
  6. DOI: 10.1002/spp2.1030
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 ブラジルにある白亜紀後期の地層(Bauru Group)で発見されたアベリサウロイデア(abelisauroidea)の化石が報告されています。

 ブラジルではあまり見つかっていなかった恐竜で、別々の場所での発見でもあり、南米での分布の知見が得られるとされています。

 当時、最も一般的な大型捕食恐竜だったとされています。



  1. References:
  2.  
  3. Ariel H. Méndez, Fernando E. Novas & Fabiano V. Iori (2014) 
  4. New record of abelisauroid theropods from the Bauru Group (Upper Cretaceous), São Paulo State, Brazil. 
  5. Revista Brasileira de Paleontologia 17(1): 23-32 (pdf) 
  6. doi: 10.4072/rbp.2014.1.03
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 ユタ州にある白亜紀後期(カンパニアン後期、約7500万年前)の地層で発見された新種の角竜が記載されています。論文はフリーです。

 ナショジオなどに復元イラストがありますが、大きく盛り上がった鼻と、短い吻部、ねじれたツノが特徴的です。属名が「大きな鼻の角竜」を意味する Nasutoceratops titusi (ナストケラトプス・チスシ)と命名されています。  

 系統的には、 セントロサウリナエ(Centrosaurinae)で、Avaceratops の姉妹群とされ、この2種で、セントロサウリナエの初期に分岐する新たなサブクレードを形成しています。


 Kaiparowits Formationから、全長1.8メートルもあるほぼ完全な頭部化石などが見つかったもの。固有派生形質は、大きくなった鼻孔領域、空洞のある鼻の装飾、短くなった吻部、長くてねじれた眼窩上のツノ(角芯)です。

 当時、東西に分かれていた北米大陸の西側にあったララミディア南部にいたとされています。

 ナストケラトプスは、カンパニアン後期、百万年以上にわたって、ララミディアには少なくとも北部と南部の2つの恐竜のコミュニティがあったという地方的特質仮説(provincialism hypothesis)を強く支持するとしています。

 一方、姉妹群とされるAvaceratops は、海を隔てた東側のアパラチア大陸にいたとされています。



  1. References:
  2.  
  3. Scott D. Sampson, Eric K. Lund, Mark A. Loewen, Andrew A. Farke, and Katherine E. Clayton 
  4. A remarkable short-snouted horned dinosaur from the Late Cretaceous (late Campanian) of southern Laramidia 
  5. Proc. R. Soc. B. 2013 280 20131186
  6. doi:10.1098/rspb.2013.1186 (published 17 July 2013)
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 ブラジルにある白亜紀後期の地層で発見された獣脚類化石について報告されています。論文は、フリーです。

 アベリサウロイデア(Abelisauroidea、上科)の新種ではないかとされています。

 アベリサウロイデアは、小型のノアサウリダエ(Noasauridae)と、大型のアベリサウリダエ(Abelisauridae)の2つのクレードにわかれますが、今回発見されたのは、脛骨1本であり、詳細は不明です。
 

 マーストリヒチアンのMarília Formationで発見された完全な右脛骨で、脛骨突起(cnemial crest)などの特徴から、アベリサウロイデアとされています。 

  さらに、後方向にみた時に側面と中間の関節丘が著しく非対称などというユニークな特徴から、新しいタクソンではないかとされています。  

 アベリサウロイデアは、全長が2.5メートル未満と小型のノアサウリダエと、5メートル以上と大型のアベリサウリダエの2つのクレードにわかれます。  

 今回のサイズは、この中間で、どちらのクレードかはっきりしないようです。  白亜紀後期、この地域には、2種のアベリサウロイデアが生息し、獣脚類は、以前考えられていたよりも多様だったとされています。  

 

  1. References:
  2.  
  3. Elaine B. Machado, Diogenes de A. Campos, Jorge O. Calvo & Alexander W. A. Kellner (2013) 
  4. A new Abelisauroid from the Upper Cretaceous of Brazil. 
  5. Revista Mexicana de Ciencias Geológicas (advance online publication) (pdf)
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最古のアベリサウリダエ

 パタゴニアにあるジュラ紀中期の地層で発見された、新種のアべりサウリダエ(科)について記載されています。 Newkeralaが紹介しています。

 ほとんど完全な骨格とされ、Eoabelisaurus mefi と命名されています。 属名の意味は、"夜明けのアベリサウルス(dawn Abelisaurus)"です。

 白亜紀には、多様な種が広く分布していたアベリサウリダエですが、その起源には謎が多いとされています。

 今回の発見は、従来より4000万年以上は古く、 最古のアベリサウリダエで、この系統の起源は意外と古いと考えられています。


 Eoabelisaurus mefi の上腕は普通の長さですが、前腕や指、ツメは短く、前肢が小さくなるという得意な進化は、初期の段階ですでに始まっていたと考えられています。

 また、パンゲア大陸が分裂する前に南半球で進化し、広く分布しなかったのは、大陸中央部に大きな砂漠という障害があったためではないかと考え似られています。



  1. References:
  2.  
  3. Diego Pol & Oliver W. M. Rauhut (2012) 
  4. A Middle Jurassic abelisaurid from Patagonia and the early diversification of theropod dinosaurs. 
  5. Proc. R. Soc. B rspb20120660; published ahead of print May 23, 2012, 1471-2954
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 英国にあるジュラ紀中期の地層で発見された化石から、ローラシア大陸におけるジュラ紀中期の獣脚類の古生物地理学と進化について考察れています。

 従来、基盤的な小型テタヌラ類とされていた脛骨を 再解析し、初期のアベリサウロイデア(Abelisauroidea、上科)としています。
 
 全体の形態と派生形質の組み合わせは、オーストラリアで発見されたジュラ紀中期のアベリサウロイデア、Ozraptorと類似しているそうです。

 ローラシア大陸での発見で、ゴンドワナ大陸以外では最古のアベリサウロイデアの証拠とされています。

 このことから、少なくともジュラ紀中期までには、ローラシアとゴンドワナに分裂する前の超大陸・パンゲア大陸内で放散していたとされています。この仲間の放散は、以前考えられていたよりも早いようです。



  1. References:
  2.  
  3. Martín D. Ezcurra & Federico L. Agnolín (2012) 
  4. An abelisauroid dinosaur from the Middle Jurassic of Laurasia and its implications on theropod palaeobiogeography and evolution. 
  5. Proceedings of the Geologists' Association (advance online publication)
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 内モンゴルにある白亜紀後期(チューロニアン、約9100万年前)の地層で発見され、1965年に記載された獣脚類が再記載されています。

 アジアで初めてのカルカロドントサウリダエ(Carcharodontosauridae、科)とされています。Dave Hone's Archosaur Musings に化石の映像や系統関係などがあります。

 最初は、"Chilantaisaurus"とされ、アロサウルスに近いとされたり、スピノサウリダエなどとする論文も報告されていました。 この論文では、カルカロドントサウリダエとされています。

 このグループでは最も新しい時代からの発見です。中国語で"サメの歯の竜"を意味する属名で、Shaochilong maortuensis と再記載されています。

 かつてゴンドワナに限定されていたカルカロドントサウリダエですが、アジアにもいたわけです。

 特に、ティラノサウリダエが登場するまで、アジアでは6000万年ほど大型獣脚類のギャップがあったわけですが、それを埋めるグループです。

 

  1. Brusatte, S. et al. 2009
  2. The first definitive carcharodontosaurid (Dinosauria: Theropoda) from Asia and the delayed ascent of tyrannosaurids
  3. Naturwissenschaften,1432-1904 (Online, 2009
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 パタゴニアにある白亜紀前期の地層で、新種のカルカロドントサウリダエ(Carcharodontosauridae、科)が発見され、ティラノティタン・チュブテンシス(Tyrannotitan chubutensis)と命名されています。

 「巨大暴君」という意味ですが、アロサウルスの系統(Allosauroidea)ながら、ティラノ・・とは、ややこしいですね。


  1. References:
  2.  
  3. A large Cretaceous theropod from Patagonia, Argentina, and the evolution of carcharodontosaurids. 
  4. (アルゼンチン、パタゴニア地方で算出した巨大な白亜紀の獣脚類と、カルカロドントサウリダエの進化) 
  5. Novas, F.E, S. de Valai, P. Vickers-Rich & T. Rich. 
  6. Naturwissenschaften online advance publication (Apr. 16, 2005)


 カルカロドントサウリダエといえば、2つの種で代表されます。南アメリカ産のギガノトサウルス(Giganotosaurus caroliniis)と、北アフリカ産のカルカロドントサウルス(Carcharodontosaurus saharicus)です。  

 いずれもセノマニアン(約9960-9350万年前)で、今回の化石は、より古いアプティアン(約1億2500-1億1200万年前)の地層から発見されており、より古い基盤的な種としています。  

 大たい骨の推定長は140センチで、ギガノトサウルス(143センチ)よりやや短めです。  

 カルカロドントサウルス類は、セノマニアンからチューロニアン(約9960-8930万年前)までに絶滅するまで、ゴンドワナ大陸でスピノサウルス類と捕食動物トップの地位を分けあっていたとしています。  

 この頃、巨大なディプロドクス類やティタノサウルス類が減少していき、白亜紀終わりにかけて、獣脚類としてより小型のアベリサウルス類が支配するようになったとしています。


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 中国遼寧省義県(イーシェン)で新種のアンキロサウルス類が発見され、Naturwissenschaften の7月号に発表されました。恐竜メーリングリストが伝えています。   


 A juvenile ankylosaur from China   
 Xing Xu, Xiao-Lin Wang, Hai-Lu You, 


 中国科学院古脊椎動物古人類研究所(IVPP)の徐星らが記載したもので、Liaoningosaurus paradoxus と命名されました。  

 体長34cm以下の大変保存のよい幼体化石で、腹部を保護する貝殻のような大きな骨質の板をもっており、このような構造は恐竜としては初めてとか。  

 この標本、アンキロサウルス科としては異なっている特徴が多く、分岐学に基づく分析では、アンキロサウルス科と姉妹関係にあるノドサウルス科としています。  

 2つの分類群の中間的なステータスにあることは、よろい竜類の単一系を支持するとのことです。 アジアで最初に発見された完全で最も小さいノドサウルス科の種としています。
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