モデル解析によって、絶滅動物の軟組織や機能を解析した報告は多いのですすが、そのモデルや使用するパラメータによって、様々な結果が得られます。
今回、アロサウルスの頭部や首の筋骨格系の解析から、摂食時の頭部の動きについて推測されています。
特に、骨密度と気管の直径が大きな影響を与えたとしています。オハイオ大プレスリリースに動画があります。
結果として、アロサウルスがエサを採る時の頭部の動きは、頭部を横に振るティラノサウルス類型というより、上下に動かす鳥類型と推定されています。
マルチボディダイナミクスモデル(multibody dynamics model)を使ったもの。当然のことながら、骨や軟組織、空間スペースなどの解剖学的パラメータが機能に影響を与えます。
特に、骨密度が頭部の慣性特性に大きな影響を与え、また、気管の直径が、首が背腹方向に動く慣性モーメントに強く影響するとされています。
結果として、アロサウルスがエサを採る時の頭部の動きは、クロコダイル類やティラノサウルス類に見られるような、左右に首を振る(lateroflexive shake-feeding)スタイルよりは、鳥類やラプトルのように頭部を後ろに引くスタイルがありうるとしています。
- References:
- Eric Snively, John R. Cotton, Ryan Ridgely, and Lawrence M. Witmer (2013)
- Multibody dynamics model of head and neck function in Allosaurus (Dinosauria, Theropoda).
- Palaeontologia Electronica Vol. 16, Issue 2; 11A 29p