- References:
- ?Feng-Lu Han, Paul M. Barrett, Richard J. Butler & Xing Xu (2012)
- Postcranial anatomy of Jeholosaurus shangyuanensis (Dinosauria, Ornithischia) from the Lower Cretaceous Yixian Formation of China.
- Journal of Vertebrate Paleontology 32(6): 1370-1395
- DOI:10.1080/02724634.2012.694385
鳥盤類の最新ニュース
- 以下は今までに発見されている9種のヘテロドントサウルス類と記載年
- ■Heterodontosauridae
- Echinodon becklesii, 1861
- Fruitadens haagarorum, 2010
- Tianyulong confuciusi, 2009
- ■Heterodontosaurinae
- Abrictosaurus consors, 1974
- Lycorhinus angustidens,1924
- Herodontosaurus tucki, 1962
- Manidens condorensis, 2011
- Pegomastax africanus, 2012
- Pisanosaurus mertii , 1967
- References:
- Paul Sereno (2012)
- Taxonomy, morphology, masticatory function and phylogeny of heterodontosaurid dinosaurs.
- ZooKeys 224: 1-225.
- doi: 10.3897/zookeys.224.2840
- References:
- Susannah C. R. Maidment and Paul M. Barrett (2012)
- Does morphological convergence imply functional similarity? A test using the evolution of quadrupedalism in ornithischian dinosaurs.
- Proceedings of the Royal Society B (advance online publication)
- doi: 10.1098/rspb.2012.1040
南極で、原始的な鳥盤類の化石が発見されたそうです。植物食恐竜ですが、およそ1億9000万年前は、森林だったとされています。
南極は、まだまだ未開の地ですが、その厳しい環境のうえ、調査は難しいようです。Discovery News が伝えています。
南極での化石発掘といえば、オーガスタナ(Augustana)大のウィリアム・ハンマーらです。1990年に南極で初めての恐竜、クリオロフォサウルスを発見した場所と同じ、 カートパトリック山で発見したもの。
南極大陸を東西に分割しているトランスアンタークティック山脈(Central Trans-Antarctic Mountains) にある山で、彼らは、高度2000メートルの地で2ヶ月間キャンプを張り、3800メートルもある発掘サイトへはヘリで移動する必要があるそうです。
足の部分が見つかっており、原始的な鳥盤類の新種ではないかとされ、ファブロサウルス(fabrosaurus )かヘテロドントサウルス に近い種と考えられています。
参考
The Transantarctic Vertebrate Paleontology Project
先にニュースになったティタノケラトプス(Titanoceratops ouranous)について、National Geographic Newsが、反論を紹介しています。
かつて、ペンタケラトプス(Pentaceratops sternbergi )とされていた標本を、新たに新種とされたもの。
しかし、クリーブランド自然史博物館のマイケル・ライアン(Michael Ryan)は、新種とするには不十分で、ペンタケラトプスではないとする証拠は無いとしています。ペンタケラトプスの成熟した個体か大きい個体ではないかとしています。
角竜は成長段階によって、頭部の形状が大きく変化することが指摘されている種もあります。 これに性差や地域差が加わッたりすることを考えると、明確に新種と断定するには、複数の化石証拠が必要ですね。
以下のイメージは、Sam Noble Oklahoma Museum of Natural History に展示されているペンタケラトプスの骨格標本です。
次は、その展示プレート。陸上動物で最大の頭部だとか、50年間隠されていたなどと書かれています。実際は、1941年に発見され、1995年に記載されたています。
いずれも、出典は、Flickerです。

2000年4月に報告されたテスケロサウルス(愛称ウィロ)の"心臓化石"について再解析した論文が報告されています。
結論として、下の映像に示されるように、心臓とする微細構造などは見られず、心臓化石であるとする証拠は得られていません。
また、軟組織の解析には、複数の高解像度の装置で解析することが重要としています。
Cleland et al, 2011
- Histological, chemical, and morphological reexamination of the "heart" of a small Late Cretaceous Thescelosaurus
Timothy P. Cleland, Michael K. Stoskopf and Mary H. Schweitzer - Naturwissenschaften Online First, 2011
2000年4月、テスケロサウルス(Thescelosaurus sp、愛称"ウィロ")の化石に4室からなる心臓があるとの論文が、サイエンスに発表されました。
その後、心臓構造とするには疑問で鉄鉱石の凝結物にすぎない反論も報告されています。
今回、ノースカロライナ州立大のクレランド(Timothy P. Cleland)らが、X線断層分析やX線光電子分析、電顕などで再解析した論文が報告されています。 シュバイツァー(Mary H. Schweitzer)も参加しています。
結論として、心臓化石であるとする証拠は得られなかったとしています。 映像に示したRは肋骨で、Sは肩甲骨です。α、β、γは心臓の各室とされましたが、下の3次元イメージからわかるように、それらをつなぐ構造はありません。
また、心筋(cardiac muscle)や心筋細胞どうしを結びつけている合胞体(intercalated disks)、細胞膜など、心臓を定義づける微細構造は存在しないとしています。
また、化学分析で炭素や窒素成分は検出されておらず、軟組織の存在も否定されています。
胸部構造は、河川環境化で死骸に砂が入り込み、鉄分を含む水と共に部分的に固化したのではないかとしています。
ただし、固化は細胞レベルに相当するほど微細で、細胞レベルの化石化メカニズムの解明には更なる解析が必要としています。
また、軟組織の解析には、ひとつの試験で判断することなく、複数の、しかも高解像度の装置で解析することが重要としています。
