ペルム紀中期、四肢動物の化石記録がない期間とされた"Olson's Gap"は、無かったという報告です。
新しい化石の発見からではなくて、地層年代の再検討により、不連続とされた年代ギャップが埋められたもの。
Geosociety が紹介しています。
ペルム記には、前半の基盤的な単弓類から、後半は獣弓類が支配的な動物相へと、四肢動物の変遷が生じました。 しかし、およそ3億-2億5000万年前のペルム紀中期において、500万年ほどは化石記録のない"Olson's Gap"があったとされていました。
これは、異なる大陸の岩石の年代の連続性に問題があったとされています。つまり、ペルム記前期の地層がある北米大陸と、中期以降の地層がある南アフリカとロシアの連続性です。
今回の再解析で、ロシアの岩石の年代が、北米大陸の記録にオーバーラップし、そのギャップはなくなったとされています。
- References:
- Michael J. Benton, 2012 No gap in the Middle Permian record of terrestrial vertebrates.
- Geology (advance online publication)
- doi: 10.1130/G32669.1
- Spencer G. Lucas, 2004
- A global hiatus in the Middle Permian tetrapod fossil record
- stratigraphy,1(1), p.47-64, 2004(pdf)