地球上で最初に恐竜が誕生し進化したのは、三畳紀後期に、南半球にあったパンゲア大陸でした。 そんな最古の恐竜化石産地についてレビューされています。
今のアルゼンチン-ブラジルあたりだけかと思っていたら、ジンバブエ-インドあたりでも見つかっているのですね。
初期の恐竜がいたのは、主に亜熱帯から冷温乾燥地域に制限されていたようです。湿度の高いところにいなかったのは、別の生物がいたからでしょうか。
恐竜の進化の始まりは、2億3200万年前から2億2500万年前の、今のアルゼンチンやブラジル、ジンバブエやインドがあった南緯40-50度地帯とされています。
この論文では、これら最古の恐竜化石群集の分類学的な多様性についてレビューしています。
ブラジルの"Teyuwasu barberenarai"は、不明確な恐竜形類で無効名とされています。ジンバブエのSaturnaliaは基盤的竜盤類とされ、ヒュンネによって記載されたインドの標本のひとつのみが、明確に恐竜とされています。
今のアルゼンチンやブラジルがあった南西部のパンゲア群集には、初期の豊富な恐竜種が集中し、10-11種ほどが見つかっています。
一方、ジンバブエやインドがあった南から中央部のパンゲアからは、1-2種しか見つかっていません。
最近の古気候の再現によると、最古の恐竜群集は、主に亜熱帯から冷温乾燥地域に制限されているように見えるとされています。
これは、アルゼンチンのIschigualasto層上部では恐竜化石が見つからないのは、盆地で湿度が上がるという仮説と一致するそうです。
よって、湿度とともに気候要因が最も需要と考えられ、最古の恐竜の古地理学的分布を制御していた可能性があるそうです。
三畳紀後期に恐竜が世界的に分布するようになったのは、地球規模の気候変動の後ではないかとされています。
その変動とは、"カ?ニアンの多雨イベント"の終了や、恐竜によって、より熱帯的で多湿な気候が侵出したことです。
- References:
- ?Martín D. Ezcurra (2012)
- Comments on the taxonomic diversity and palaeobiogeography of the earliest known dinosaur assemblages (Late Carnian-Earliest Norian)).