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 ウタツサウルス(Utatsusaurus hataii )といえば、三畳紀前期の、最初期のイクチオプテリギア(Ichthyopterygia、原魚竜)の一種です。

 かつての歌津町(現在の南三陸町)にある三畳紀前期の大沢累層で発見され、ホロタイプには頭部がありませんでしたが、初めての完全な頭部の記載/ウタツサウルス(2013年6月)で紹介したように、後に報告されています。

 今回、カナダでの頭部標本の発見例が報告されています。今回の発見から、イクチオプテリギアの放散は、オレネキアン後期以前に始まったとされています。

 しかし、初期の進化を解明するには、まだまだ化石証拠が不十分のようです。

 
 三畳紀前期(オレネキアン後期)の地層(Sulphur Mountain Formation)から、頭上部(skull roof) が見つかったもの。  

 この時期のイクチオプテリギアや魚竜、GrippiaChaohusaurusGulosaurus に類似し、派生形質である側頭上部テラス(supratemporal terrace)の形態から、種名が不明の、Utatsusaurus sp. (ウタツサウルス属)とされています。



  1. References:
  2.  
  3. Robin Scott Cuthbertson, Anthony Russell & Jason Anderson (2014) 
  4. The first substantive evidence of Utatsusaurus (Ichthyopterygia) from the Sulphur Mountain Formation (Lower-Middle Triassic) of British Columbia, Canada: a skull roof description with comparison to other early taxa. 
  5. Canadian Journal of Earth Sciences (advance online publication) 
  6. doi: 10.1139/cjes-2013-0185
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2016年5月

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