英国にあるジュラ紀中期の地層で発見されたアベリサウルス類化石から、ローラシア大陸におけるジュラ紀中期の獣脚類の古生物地理学と進化について考察れています。
従来、基盤的な小型テタヌラ類とされていた脛骨を 再解析し、初期のアベリサウルス類(Abelisauroidea)としています。
全体の形態と派生形質の組み合わせは、オーストラリアで発見されたジュラ紀中期のアベリサウルス類、Ozraptorと類似しているそうです。
ローラシア大陸での発見で、ゴンドワナ大陸以外では最古のアベリサウルス類の証拠とされています。
このことから、少なくともジュラ紀中期までには、ローラシアとゴンドワナに分裂する前の超大陸・パンゲア大陸内で放散していたとされています。この仲間の放散は、以前考えられていたよりも早いようです。
- References:
- Martín D. Ezcurra & Federico L. Agnolín (2012)
- An abelisauroid dinosaur from the Middle Jurassic of Laurasia and its implications on theropod palaeobiogeography and evolution.
- Proceedings of the Geologists' Association (advance online publication)