白亜紀当時、地球上では火災が多かったとする論文が報告されています。恐竜たちは、たえず火災からの炎に囲まれていたのでしょうか。
地層から発見される炭素堆積物の解析からで、白亜紀は、"high-fire(火の気の多い)" な世界だったとされています。io9が紹介しています。
火災が多かった主な理由として、温暖化で気温が高いため雷の発生が多く発火の原因になったことと、酸素濃度が高かったことがあげられています。
これらから、当時の植生や気候を考察する際には、火災の影響を考慮すべきとされています。
特に、そのような変化の激しい環境下では、被子植物が生い茂り優勢になり、勢力を広めたようです。黒く炭化した被子植物化石が、それを物語るとしています。
また、大規模な火災では、リン成分が海へと流れ込み、プランクトンブルーム(planktonic blooms)という大増殖と、それに伴う無酸素イベントを引き起こしたとされています。
- References:
- Sarah A.E. Brown et al., 2012
- Cretaceous wildfires and their impact on the Earth system
- Cretaceous Research, Available online 30 March 2012
- doi:10.1016/j.cretres.2012.02.008