Santonianの最新ニュース

 アパラチア初のハドロサウリダエ(2016年1月)で紹介したEotrachodon orientalis(エオトラコドン・オリエンタリス)の解剖学的特徴について、報告されています。

 白亜紀後期、サントニアンの地層からの発見で、カンパニアンより前の、ランベオサウリネ(サンベオサウルス亜科)ではないハドロサウリダエで、北米大陸東部、アパラチアからは最も完全なハドロサウロイデア(上科)とされています。

 アパラチアからの、他の唯一のハドロサウリダエであるHadrosaurus foulkiiとは、副稜線(accessory ridge)を欠く歯骨歯と、坐骨の背側に湾曲したシャフトが異なるとされています。



  1. References:
  2.  
  3. Albert Prieto-Márquez, Gregory M. Erickson & Jun A. Ebersole (2016) 
  4. Anatomy and osteohistology of the basal hadrosaurid dinosaur Eotrachodon from the uppermost Santonian (Cretaceous) of southern Appalachia. 
  5. PeerJ 4:e1872 
  6. doi: https: // doi.org/10.7717/peerj.1872
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 モンゴル産の新種、ハヤ・グリバ(2011年5月)で紹介したHaya griva の新標本について報告されています。

 胃石が見つかっている基盤的な鳥脚類です。

 前回は、ゴビ砂漠東部にある Javkhlant Formation からの発見でしたが、今回は西部のネメグト盆地にあるZos Canyon beds)からの発見です。

 今回の発見から、2つの地層の地質年代は、同じ白亜紀後期(Santonian-Campanian)とされています。




  1. References:
  2.  
  3. Mark A. Norell and Daniel E. Barta (2016) 
  4. A New Specimen of the Ornithischian Dinosaur Haya griva, Cross-Gobi Geologic Correlation, and the Age of The Zos Canyon Beds. 
  5. American Museum Novitates 3851: 1-20 
  6. doi: http: // dx.doi.org/10.1206/3851.1
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 パタゴニアにある白亜紀後期(サントニアン)の地層(Bajo de la Carpa Formation)で発見されたアベリサウリダエが記載されています。

 頭部などの化石が発見されたもの。推定全長は、5-6メートルとされています。

 学名は、Viavenator exxoni(ビアヴェナトール・エクソーニ)で、属名の意味は、「道路のハンター」。種小名は、発掘調査に協力した石油会社のエクソンにちなんでいます。 

 系統的には、南米のアベリサウリダエの系統であるブラキロストラ(brachyrostra)の派生的なクレード、フリレウサウリア(Furileusauria)が提唱され、その基盤的位置とされています。

 アベリサウルスやカルノタウルスなどが属するアベリサウリナエ(亜科)は、フリレウサウリアより派生的な位置です。

 サントニアンのビアヴェナトールは、白亜紀後期、セノマニアンからチューロニアンにかけての基盤的ブラキロストラと、カンパニアンからマーストリヒシアンの派生的なタイプとのギャップを埋める発見です。  

 このことから、白亜紀後期、南米で独自に進化したアベリサウリダエについて議論されています。


 


  1. References:
  2.  
  3. Leonardo S. Filippi, Ariel H. Méndez, Rubén D. Juárez Valieri & Alberto C. Garrido (2016) 
  4. A new brachyrostran with hypertrophied axial structures reveals an unexpected radiation of latest Cretaceous abelisaurids. 
  5. Cretaceous Research 61: 209-219 
  6. doi:10.1016/j.cretres.2015.12.018
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 白亜紀後期、北米大陸は、東のアパラチアと西のララミディアに分割されていました。

 今回、東のアパラチアからは初となるハドロサウリダエ(科)が記載されています。

 アパラチア、白亜紀後期初のケラトプシア(2015年12月)で紹介しているように、そもそも、アパラチアの白亜紀後期の動物相はあまり知られていないのです。

 アラバマ州にある白亜紀後期(サントニアン後期)の地層で頭部が見つかったもの。写真は、その頭部(Albert Prieto-Marquez et al., 2016)です。

 学名は、Eotrachodon orientalis (エオトラコドン・オリエンタリス)で、属名は「夜明けのトラコドン(Trachodon)」。

 ちなみに、"Trachodon"は19世紀に記載されたのですが、現在では疑問名のようです。 また、種小名は、北米大陸東部から発見されたことにちなんでいます。

 

Eotrachodon orientalis.jpg


 系統的には、サウロロフィナエ(Saurolophinae、サウロロフス亜科)とランベオサウリナエ(Lambeosaurinae、ランベオサウルス亜科)からなるサウロロフィダエ(Saurolophidae)とされています。  

 統計的な分散・分断分布分析によると、アパラチアには、ハドロサウリダエの先祖がいた地域があり、北米西部のララミディアに放散したとされています。


 


  1. References:
  2.  
  3. Albert Prieto-Marquez, Gregory M. Erickson & Jun A. Ebersole (2016) 
  4. A primitive hadrosaurid from southeastern North America and the origin and early evolution of 'duck-billed' dinosaurs. 
  5. Journal of Vertebrate Paleontology (advance online publication) 
  6. DOI:10.1080/02724634.2015.1054495
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 新種のエラスモサウリダエ/南極(2015年6月)などで紹介していますが、南極半島の端にあるジェイムズ・ロス諸島からは、恐竜や海生爬虫類の化石を産出します。

 今回、白亜紀後期の地層(Santa Marta Formation)で発見されたポリコチリダエ(Polycotylidae、ポリコチルス科)について報告されています。北海道三笠でも発見されているプレシオサウリアの一種です。

 不完全ながら、非常に長い坐骨などから、白亜紀後期の南極からは初のポリコチリダエとされています。

 ポリコチリダエは、 アリストネクチナエ(aristonectinae)とアリストネクチナエ以外のエラスモサウリダエに支配されていた白亜紀後期のウェデリアン(Weddellian)生物地理区では稀とされています。

 ポリコチリダエが少ないことは、ウェデリアンにおける、プレシオサウルス群集のもうひとつの特徴とされています。  

 対照的に、北半球では、プレシオサウリアの多様性にとって、ポリコチリダエは重要とされています。



  1. References:
  2.  
  3. Fernando E. Novas, Julia S. D'Angelo, José P. O'Gorman, Federico L. Agnolín, Juan M. Lirio & Marcelo P. Isasi (2015) 
  4. First record of Polycotylidae (Sauropterygia, plesiosauria) from the Upper Cretaceous of Antarctica. 
  5. Cretaceous Research 56: 563-568 
  6. doi:10.1016/j.cretres.2015.06.015
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 ハドロサウリダエ(科)は、白亜紀後期(コニアシアン)に登場した植物食恐竜です。

 その中でも、アムロサウルスやマイアサウラなどは、成長段階毎に、それぞれ別々の集団で暮らしていたと報告されています。

 今回、河北省にある白亜紀後期(サントニアン)の地層( Majiacun Formation)にあるボーンベッドから、それを支持するような、ほとんどがヒナか幼体だけからなるハドロサウリダエの化石が見つかっています。

 数はわずかながら、大きめの化石もあり、成体の半分以下の亜成体が世話をしていたようです。  

 また、ハドロサウリダエからハドロサウリネ(亜科)が分岐するのは、コニアシアンの次のサントニアンと考えられていますが、はっきりしたハドロサウリネの種が記載されているのは、さらに次のカンパニアンに入ってからです。

 今回はサントニアンからの化石で、ハドロサウリネの化石も見つかっていることから、ハドロサウリダエやハドロサウリネのアジア起源説の証拠のひとつとされています。

 
 なお、幼体だけの化石は、プシッタコサウルス幼体の集団化石/遼寧省(2014年8月)で、プシッタコサウルスの例を紹介しています。 散らばった卵殻や卵化石とともに発見されたもので、94%と、そのほとんどがヒナの後期か初期の幼体とされています。  

 これは、ヒナや初期の幼体が、巣からそう遠くないところで、より成長した群れから、地理的に隔離されていたことを示すとされています。 

 一部のハドロサウリダエでは、幼体の後期、亜成体、成体からなるハドロサウルスの群れは、成体の半分に満たない若い個体からは地理的に離れていたとする仮説がある(Carpenter K, 1999)のですが、これを支持するとされています。  

 このようなライフスタイルは、ハドロサウリダエのアムロサウルス( Amurosaurus riabinini )やマイアサウラ(Maiasaura peeblesorum )、ヒパクロサウルス ( Hypacrosaurus stebingeri )で報告されています。  

 また、属レベルで、種までは不明ですが、2つが識別され、ひとつは、比較的派生的な非ハドロサウリダエ型ハドロサウロイデアの系統で、もう一つは、おそらく、ハドロサウリネとされています。  

 今回のサントニアン中期の地層からの発見から、ハドロサウリネやハドロサウリダエのアジア起源説の証拠だとされています。  

 アジア起源説については、ハドロサウリダエはアジア起源か/河南省から新種(2014年6月)でも紹介しています。



  1. References:
  2.  
  3. TAN Qing-Wei, XING Hai, HU Yong-Gu,TAN Lin & XU Xing (2015) 
  4. New hadrosauroid material from the Upper Cretaceous Majiacun Formation of Hubei Province, central China. 
  5. Vertebrata PalAsiatica 53(3): 245-264(pdf) 
  6.  
  7. Carpenter K, 1999 
  8. Eggs, Nests, and Baby Dinosaurs. 
  9. Indiana University Press. 
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 長崎県にある白亜紀後期の三ツ瀬層で発見されたよろい竜や獣脚類の歯の化石について、福井恐竜博物館が発表しています。

 三ツ瀬層は、サントニアン後期からカンパニアン前期の地層があるとされています。

 初めての獣脚類の歯/長崎(2013年7月)で紹介した時は約8400万年前(サントニアン後期)でしたが、今回は約8100万年前(カンパニアン前期)で、より新しい地層とされています。
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 河南省で、ハドロサウロイド(いわゆる上科)とハドロサウリダエ(科)の過渡的な特徴を合わせ持つ新種が記載されています。 

 白亜紀後期( Santonian)の地層( Majiacun Formation)からで、Zhanghenglong yangchengensis と命名されています。

 系統的な位置づけは、最も派生的なハドロサウロイドで、ハドロサウリダエになる一歩手前ですね。ハドロサウリダエが、アジアに起源を持つ直接の証拠とされています。  


 恐竜のグループ名では、・・・類がよく使われますが、これはあいまいな表現です。そもそもそういうクレード名はなく、特に大きなクレードの場合、注意が必要です。

 ハドロサウルス類も同様で、いわゆるハドロサウルス類とされる「ハドロサウ・・」と呼ばれるクレード名はいくつもあります。  

 全体を包括するのはハドロサウルス形類で、イグアノドンは、基盤的なハドロサウルス形類です。  

 そして、その一部がハドロサウロイド(いわゆる上科)で、さらにその一部は、ハドロサウリダエ(科)となり、ハドロサウリダエは、ハドロサウリナエ(亜科)とランベオサウリナエ(亜科)のいずれか2系統に分かれます。  

 もちろん、クレード名は単系統のみなので、ハドロサウリダエ以外のハドロサウロイデアは、 非ハドロサウリダエ型ハドロサウロイデアの恐竜(non-hadrosaurid hadrosauroid) の通称で呼ばれます。なお、この場合の英名は、クレードではなくて、個々の恐竜を示しています。




  1. References:
  2.  
  3. Hai Xing, Deyou Wang, Fenglu Han, Corwin Sullivan, Qingyu Ma, Yiming He, David W. E. Hone, Ronghao Yan, Fuming Du & Xing Xu (2014) 
  4. A New Basal Hadrosauroid Dinosaur (Dinosauria: Ornithopoda) with Transitional Features from the Late Cretaceous of Henan Province, China. 
  5. PLoS ONE 9(6): e98821. 
  6. doi:10.1371/journal.pone.0098821
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 Hungarosaurus tormai (ハンガロサウルス・トルマイ)といえば、その名が示すように、ハンガリーで発見されたノドサウルス類です。ハンガリー初の新タクソン(2005年7月)で紹介してます。

 今回、より走行に適した習性があったとする論文が報告されています。 オープンアクセスです。


 ハンガリーにある白亜紀後期(サントニアン)の地層(Csehbánya Formation)から見つかった部分的な頭骨などを解析したもの。 

 その特徴から、姿勢や動きに関して、より洗練された脳の調整機能があり、他のアンキロサウルス類から想像されていたより、走行に適した習性だったとされています。



  1. References:
  2.  
  3. Attila Osi, Xabier Pereda Suberbiola, and Tamás Földes (2014) 
  4. Partial skull and endocranial cast of the ankylosaurian dinosaur Hungarosaurus from the Late Cretaceous of Hungary: implications for locomotion. 
  5. Palaeontologia Electronica 17.1.1A: 18 pgs
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 恐竜の学名が、その後の発見や研究によって、変更されることは、時々あります。

 今回、カザフスタンで発見された幼体のランベオサウルス類についての報告があります。

 最初に記載されたProcheneosaurus(プロケネオサウルス)属ではなくて、新しく、Kazaklambia (カザクラムビア)属が提唱されています。

 ただし、幼体化石であり、成長段階の違いを考慮すると、新たな発見で再評価される可能性もありますね。

 
 白亜紀後期の地層で発見され、1968年に、Procheneosaurus 属の新種として、P. convincens として記載されました。  

 しかし、北米種である プロケネオサウルスは、コリトサウルスやヒパクロサウルス、ランベオサウルスの幼体と考えられ、その属名は不安定とされています。  

 他の属との形態的な違いから、かわりの新しい属名として、Kazaklambia が提唱され、新しい学名は、k. convincens となります。

  ほぼ完全な化石が見つかっており、系統的には、ランベオサウリナエ(Lambeosaurinae)の基盤的な位置づけです。


  1. References:
  2.  
  3. Phil R. Bell & Kirstin S. Brink (2013) 
  4. Kazaklambia convincens comb. nov., a primitive juvenile lambeosaurine from the Santonian of Kazakhstan. 
  5. Cretaceous Research (advance online publication) 
  6. doi:10.1016/j.cretres.2013.05.003,
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 カナダのアルバータ州にある白亜紀後期(約8500万年前)の地層で発見された新種のパキケファロサウルス類(Pachycephalosauridae)が記載されています。AFPBB などが紹介しています。

 パキケファロサウルス類の系統関係を再構築した結果、その多様性はかなり過小評価されているとしています。

 これは、大型恐竜に比べて、小型の恐竜化石は残りにくいという保存上のバイアスがあるため、以前から考えられてるよりも多様な小型恐竜が存在したと考えらるためです。

 中でも、パキケファロサウルス類の多様性は、他の小型恐竜よりもかなり大きかったと考えられています。

 
 今回の新種は、北米大陸最古のパキケファロサウルス類ではないかとされ、体長1.8メートルと比較的小型です。    

 学名は、Acrotholus audeti で、属名は、ギリシャ語で「高いドーム」を意味しています。


 

  1. References:
  2.  
  3. David C. Evans, Ryan K. Schott, Derek W. Larson, Caleb M. Brown & Michael J. Ryan (2013) 
  4. The oldest North American pachycephalosaurid and the hidden diversity of small-bodied ornithischian dinosaurs. 
  5. Nature Communications 4 : Article number: 1828
  6. doi:10.1038/ncomms2749
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 ハンガリーにある白亜紀後期(8530万-8350万年前)の地層で発見された新種のモササウルスが記載され、Pannoniasaurus inexpectatus と命名されています。 論文は全文が読めます。

 幼体から成体まで、多数の化石が見つかっており、モササウルスとしては初めての、淡水環境からの発見で、生涯を通じて淡水に棲んでいたと考えられています。

 四肢は脚に近い形で、現生のワニのように、時々は陸に上がっていたようです。

 今回の発見から、モササウルスだけとは考えにくく、淡水性のプレシオサウルスやイクチオサウルスもいたのではないかと、ナショジオが紹介しています。生き延びれば、ネッシーでしょうか。

 


  1. References:
  2.  
  3. László Makádi, Michael W. Caldwell, Attila Osi (2012) 
  4. The First Freshwater Mosasauroid (Upper Cretaceous, Hungary) and a New Clade of Basal Mosasauroids. 
  5. PLoS ONE 7(12): e51781. 
  6. doi:10.1371/journal.pone.0051781
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 長崎県の野母崎地区にある白亜紀後期(約8400万年前)の地層(三ツ瀬層)から、翼竜化石が発見されたそうです。毎日読売などが伝えています。

 最初の化石は2009年に見つかったもの。翼竜の同一個体の化石がまとまって見つかったのは国内で初めてとされています。

 翼開長は3-4メートル。アズダルコ類ではないかとされています。 化石は、長崎市内や福井県立恐竜博物館で展示される予定です。

 3月にも、同じ野母崎地区にある三ツ瀬層から発見されたハドロサウルス類の化石が報告されています。
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 メキシコにある白亜紀後期の地層で発見された新種の基盤的ハドロサウロイデア(上科)、Huehuecanauhtlus tiquichensis が記載されています。

 系統的には、ハドロサウリダエ(科)にもっとも近縁な外群とされています。

 北米大陸の サントニアンでの発見は、ハドロサウリダエがアジアから北米大陸に放散したのは少なくとも、白亜紀前期のアルビアンより遅くは無いとして言います。



  1. References:
  2.  
  3. Ramírez-Velasco AA, Benammi M, Prieto-Márquez A, Ortega JA, Hernández-Rivera R (2012) 
  4. Huehuecanauhtlus tiquichensis, a new hadrosauroid dinosaur (Ornithischia: Ornithopoda) from the Santonian (Late Cretaceous) of Michoacán, Mexico. 
  5. Canadian Journal of Earth Sciences 49(2): 379-395.
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新種の角竜2種/アルバータ

 カナダ、アルバータ州にある白亜紀後期の地層で発見された新種角竜、2種が記載されています。

 学名は、Unescoceratops koppelhusae  と Gryphognathus morrisoni ですが、論文印刷は遅れますから、2012年初めての新種恐竜かもしれません。

 2種とも部分的な左歯骨が発見され 、系統的には最も進化したタイプのレプトケラトプス類(Leptoceratopsidae)のひとつとされています。

 

 Unescoceratops koppelhusae は、Campanian (7650-7500万年前) のDinosaur Park Formation からの発見です。

 また、Gryphognathus morrisoni  は、 Santonian(約8300万年前)と同類としては最古で、成体としては、北米では最も小型の角竜とされています。

 なお、Griphognathus というデボン紀のハイギョが既に1999年に記載されています。グリフォグナトゥスと日本語にすると同じ属です。

 

 

  1. References:
  2.  
  3. Michael J. Ryan, David C. Evans, Philip J. Currie, Caleb M. Brown & Don Brinkman (2012)
  4. New leptoceratopsids from the Upper Cretaceous of Alberta, Canada.
  5. Cretaceous Research (advance online publication)
  6. doi:10.1016/j.cretres.2011.11.018
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 ゴビ砂漠にある白亜紀後期(約8000万年前)の地層で発見されたドロマエオサウルス類、 Mahakala omnogovae (マハカラ・オムノゴバエ)の新たな標徴(diagnosis、クレードを識別する特徴)について報告されています。

 ツグリキンシレから発見され、2007年に、 今回と同じく、Alan H. Turner らが記載しています。

 亜成体で、体長は70センチほど。原始的なグループほど小型で、飛行に先駆けて既に小型化していたとされていました。

 今回の論文では、短くなった前肢(上腕骨は大たい骨の50%)、後方にかけて細くなっている肩甲骨などの、新たな拡張された標徴を示しています。

 

 図は、2007年の論文にある Paraves の系統図(Turner, A.H et al., 2007)。

 マハカラは赤い矢印で示しています。鳥類とは別系統ですが、基盤的なドロマエオサウルス類は、かなり小型です。

 獣脚類→小型化→鳥、という単純な1本道ではなくて、それぞれの系統で独立して小型化が試されたようです。

 

phy_paravian.jpg

 

References:

  1.  
  2. Alan H. Turner, Diego Pol, and Mark A. Norell (2011)
  3. Anatomy of Mahakala omnogovae (Theropoda: Dromaeosauridae), Tögrögiin Shiree, Mongolia.
  4. American Museum Novitates Number 3722:1-66. 2011
  5. doi: 10.1206/3722.2
  6.   
  7. Turner, A.H., D. Pol, J.A. Clarke,3, G.M. Erickson, M.A. Norell. 2007
  8. A Basal Dromaeosaurid and Size Evolution Preceding Avian Flight. 
  9. Science, 317(5843), p.1378-1381. 2007
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南極で最古のクビナガリュウ

 南極で最古のクビナガリュウ化石が発見されたそうです。ナショジオが紹介しています。

 南極半島の先端付近にあるジェイムズ・ロス島(James Ross Island)で集められた岩の中から見つかったもの。

 約8500万年前と、従来より1500万年ほど古いのですが、種の特定にはいたっていません。

 

  1. References:
  2.  
  3. Alexander Wilhelm Armin Kellner et al., 2011
  4. The oldest plesiosaur (Reptilia, Sauropterygia) from Antarctica
  5. Polar Research 30, 7265
  6. DOI: 10.3402/polar.v30i0.7265
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恐竜時代の小さな花

 およそ8400万年前の小さな花、New Scientist が紹介しています。

 スウェーデンで発見されたもので、長さ3ミリほど。白亜紀後期の泥の中に埋まっている花の構造をX線で解析しています。

 未知種のようで、先月末に、オーストラリアで開催された International Botanical Congress 2011(IBC、国際植物会議)で報告されました。

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 骨格化石と足跡化石は、別々の場所で発見されるのが普通です。今回、関節した骨格化石の下から発見された足跡化石が報告されています。

 関節した骨格化石に伴っての足跡化石の発見は、初めてとされています。

 1965年にポーランド-モンゴル遠征隊が発見したプロトケラトプスの骨格化石(ZPAL Mg D-II/3)をクリーニング中に、腰帯の化石の下面から、4本指のナチュラルキャストが見つかったもの。

 発見場所は、有名な炎の崖(Flaming Cliff)で、白亜紀後期のDjadokhta Formation です。

 ゴビ砂漠ではプロトケラトプスの骨格化石は珍しくもありませんが、ゴビ砂漠の白亜紀の地層からの足跡化石は初めてだそうです。

 

  1. References:
  2.  
  3. Grzegorz Niedźwiedzki et al., 2011
  4. A protoceratopsid skeleton with an associated track from the Upper Cretaceous of Mongolia
  5. Cretaceous Research Article in Press, Accepted Manuscript
  6. doi:10.1016/j.cretres.2011.07.001
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長崎初の恐竜化石

 長崎市にある白亜紀後期(約8400万年前)の地層から、ハドロサウルス類の化石が発見されたそうです。47News が伝えています。

 2004年、福井県立博物館が発見したもので、クリーニングの結果、左大腿骨のひざ頭部分とわかったそうです。9日から同博物館で、9月1日からは長崎市科学館で展示される予定です。
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