Paleogene(古第三紀)の最新ニュース

 チベットにある漸新世から中新世前期の地層で発見された、2つの鳥類の足跡化石について報告されています。

 キジ類(galliform-like)とツル類(gruiform-like)の足跡とされています。 

 新生代の鳥類の足跡化石は、北米やヨーロッパ、中東では広く知られている一方で、 東アジアでは報告されていないそうです。

 新生代の鳥類の足跡化石、日本でも発見されているようですが、足跡(Footprints)というのは、連続歩行ということでしょうか。

 


  1. References:
  2.  
  3. Lida Xing, Martin G. Lockley, and Amanda Falk, 2013 
  4. First Record of Cenozoic Bird Footprints from East Asia (Tibet, China) 
  5. Ichnos, 20(1), p.19-23, 2013 
  6. DOI:10.1080/10420940.2012.757698



 南極にある4950万年前(始新世)の地層で、最古の原クジラ類の化石が発見され、第11回国際南極地学シンポジウム(ISAES 2011)で報告されています。

 その年代から、クジラが水生環境に適応したのは、わすが400万年だったと、ナショジオが紹介しています。

 

 La Meseta Formation から、長さ60センチの顎化石が発見されたもの。

 原始的な原クジラ類(archaeoceti) とされ、バシロサウルス類(basilosaurid) の特徴があるそうですが、詳細な比較はされていません。

 バシロサウルスは、体が長く、まだ遠泳能力は無くて浅い海に暮らしていたとされています。

 

 従来、5300万年前のクジラに似た半水生哺乳類が海に適応進化するには、1500万年を要したと考えられてきたのですが、今回の4950万年前の地層からの発見で、400万年と一気に早くなっています。

 当時の南極あたりは今よりも温暖で、すばやく海に適応していったようです。

 

 現生のクジラには、塩分濃度の濃い海水に適応するため、腎臓が数百-数千個もあるそうです。 

 体の外見だけでなく内部の仕組みまで進化させるには、ずいぶんかかりそうですが、400万年とはすばやい進化ですね。

 

  1. References:
  2.  
  3. Marcelo Reguero et al., 2011
  4. Vertebrates from the Basal Horizons (Ypresian To Lutetian) of the Cucullaea I Allomember, La Meseta Formation, Seymour (Marambio) Island, Antarctica
  5. ISAES 2011 abstract, p.534



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2013年4月

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