Quaternary(第四紀)の最新ニュース

 マンモスなどが棲んでいた第四紀後期の極地方は、これまで、イネ科植物が優勢なマンモスステップと考えられてきました。

 しかし、もはや、そう単純な復元図は通用しないようです。

 今回、およそ5万年にわたる植生を解析し、より多様な植物が生えていたとする論文が報告されています。

 また、大型動物類の絶滅の原因は気候の変化と言われていますが、およそ1万年前の植生の変化が絶滅につながったと、ナショジオが紹介しています。 


 
 従来は、花粉分析が主でしたが、今回は、大規模に植物のDNAなどを分析したもの。  

 その結果、イネ科型草本植物(graminoid)だけではなく、イネ科以外の広葉草本植物も生えていたとされています。  

 最終氷期極大期(2.5万年ー1.5万年)になると、寒冷化し乾燥し、植物の多様性は減少しますが、広葉草本植物は残っていました。  

 そして、氷河期も終わりの1万年前には暖かくなります。しかし、これらのタンパクが豊富な植物は回復せず、これが、大型動物相の絶滅につながったと考えられています。


  1. References:
  2.  
  3. Eske Willerslev et al., 2014 
  4. Fifty thousand years of Arctic vegetation and megafaunal diet. 
  5. Nature 506 (7486): 47-51 
  6. DOI: 10.1038/nature12921
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イルカ化石発掘/鬼怒川

 宇都宮市を流れる鬼怒川でのイルカの化石の発掘の様子、下野新聞が伝えています。先に、クジラ化石が発見された場所です。 

 約1000万年前の地層で、歯の化石も見つかり、イルカの祖先にあたるケントリオドンではないかとされています。

 化石は来年夏にも、栃木県立博物館で展示される予定だそうです。

 
 
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セミ化石発見/栃木

 栃木県にある「木の葉化石園」で、小学生がセミの化石を見つけたと朝日が伝えています。

 約30年前の地層が堆積する塩原湖成層からは、保存状態の良い多様な化石を産出しますが、セミ化石としては5体目だそうです。

 塩原のセミ化石としては小さな化石の標本室塩原の化石で紹介されています。美しい姿ですね。

 また、セミ化石としては、以下の論文が報告されています。オープンアクセスです。

 

  1. References:
  2.  
  3. 藤山 家徳, 1979
  4. Some Late Cenozoic Cicadas from Japan
  5. (日本産後期新生代のセミ化石について)
  6. Bulletin of the National Science Museum. Series C, Geology & paleontology 5(4), 139-152, 1979-12
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