Tiaojishan Formation(early Late Jurassic)、遼寧省の最新ニュース

 遼寧省にあるジュラ紀中期の地層で発見された新種の翼竜が記載されています。

 ランフォリンクス類で、ソルデスに似ており、Jianchangopterus zhaoianus と命名されています。

 頭部を含むほとんど完全な骨格が発見されています。上と下のアゴには、それぞれ7対、6対の歯があるそうです。

 通常、翼を形成している第4指の指骨は、先になるほど短くなるのですが、先端の第4指骨(wing phalanx 4)は、第1指骨の96%ほどの長さで、強くカーブしているそうです。

 

 図は、そのソルデス(Sordes pilosus)。Wikipedia から。小型で基盤的な翼竜です。

 種小名の意味は、種小名 pilosus はラテン語で「毛深い」という意味で、毛の痕が発見された最初の翼竜です。

 

  1. Sordes.jpgReferences:
  2.  
  3. Junchang LÜ & Xue BO (2011)
  4. A New Rhamphorhynchid Pterosaur (Pterosauria) from the Middle Jurassic Tiaojishan Formation of Western Liaoning, China.
  5. Acta Geologica Sinica - English Edition 85(5): 977-983
  6. DOI: 10.1111/j.1755-6724.2011.00231.x
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 中国遼寧省西部にあるジュラ紀後期(約1億5500万年前)の地層で発見された獣脚類が記載されています。

 始祖鳥に似ており、鳥類の起源について議論されています。Narure News などが紹介しています。

 

 Xiaotingia zhengi (シャオティンギア・ツェンギ)と命名され、丈夫な前肢を持っている一方で、鋭い歯も持っています。
 従来、鳥類に特徴的とされた長くて丈夫な前肢は、既に、Paraves の段階で獲得されていたようです

 骨格の特徴は始祖鳥やAnchiornis に近く、また、始祖鳥は鳥類(Avialae)ではなく、デイノニコサウリア(Deinonychosauria)に移るとしています。

 系統関係は、Wikipedia にあります。Xiaotingia は、Deinonychosauria 内の Archaeopterygidae (始祖鳥"科")に位置づけられています。 Xiaotingia と始祖鳥、 Anchiornis からなるクレードです。

 そこでは、鳥類(Avialae)は、 Scansoriopterygidae の Epidexipteryx(エピデクシプテリクス)あたりから進化したとされています。

 もっとも、始祖鳥が鳥類かどうかは、鳥類をどう定義するかが大きく関係してきます。今回の論文で用いられたそれぞれのクレードの定義は、明日紹介します。

 

 図は、発見された化石と線画です。保存状態がいいですね。

 線画のグレイの部分は、外皮構造(Integumentary structures)を示しています。羽毛のあったところでしょう。大たい骨あたりにもあります。

Xiaotingia_zhengi.jpg 

 


 

  1. References:
  2.  
  3. Xing Xu, Hailu You, Kai Du & Fenglu Han, 2011
  4. An Archaeopteryx-like theropod from China and the origin of Avialae
  5. Nature 475, 465-470,2011
  6. doi:10.1038/nature10288
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