魚竜の脊椎(尾椎)は、途中から折れ曲がっており、図のように折れ曲がる部分はテイルベンド(tailbend、尾の折れ曲がり)と呼ばれています。
2000年に報告された三畳紀後期の Merriamosaurs には、既にくさび型の tailbend があったとされています。
今回、貴州省にある三畳紀後期の魚竜化石の分析から、真の tailbend が進化したのは三畳紀後期とする論文が報告されています。
2つの完全な Guanlingsaurus の骨格で、テイルベンド の曲がる角度は15度ほどで、ジュラ紀初期になると60度になるとしています。
図は、魚竜のテイルベンド(Tailbend)構造 。脊椎が急角度で曲がっています。Wikipedia を一部改変しています。
図ではわかりにくいのですが、骨自体が曲がっているわけではないようです。力のかかる部分ですが、筋肉や腱で、曲がった構造を維持していたのでしょうか。
- References:
- JI Cheng et al., 2011
- True Tailbend Occurred in the Late Triassic: Evidence from Ichthyosaur Skeletons of South China
- Acta Scientiarum Naturalium Universitatis Pekinensis 47(2) 309-314 (北京大学学報)