インドにある三畳紀前期の地層(Panchet Formation)で発見された新種のキノドン類が記載されています。
哺乳類の直接の祖先ではない非哺乳類型(non-mammalian)のキノドン類とされ、爬虫類(獣弓類)から哺乳類への変遷に重要な情報を与えるとされています。
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左下顎の一部が発見されたもの。他のキノドン類とは異なる特徴があり、学名は、Panchetocynodon damodarensis とされています。
三畳紀のゴンドワナ大陸からのキノドン類の発見は多いのですが、今のインド亜大陸からの発見は少ないそうです。
今回の地層からは、1987年にThrinaxodon bengalensis が報告されているだけですが、詳細な系統的な報告は無いようです。また、他のインドのキノドン類は、三畳紀後期(Carnian)からの発見とされています。
系統的には、今回の P. damodarensis は、 非哺乳類型のキノドン類とされています。この 非哺乳類型のキノドン類は、爬虫類(獣弓類)から哺乳類への変遷、特に歯やあごの進化に重要な情報を与えるとされています。
ちなみに、最も哺乳類の直接の祖先に近縁とされているのは、より進化したタイプで三畳紀中期のProbainognathus です。
- References:
- D. P. Das and Abir Gupta (2012)
- New cynodont record from the lower Triassic Panchet Formation, Damodar valley.
- Earth and Environmental Science Journal of the Geological Society of India, 79(2), 175-180
- DOI: 10.1007/s12594-012-0022-2