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栃木県にある「木の葉化石園」で、小学生がセミの化石を見つけたと朝日が伝えています。
約30年前の地層が堆積する塩原湖成層からは、保存状態の良い多様な化石を産出しますが、セミ化石としては5体目だそうです。
塩原のセミ化石としては小さな化石の標本室の塩原の化石で紹介されています。美しい姿ですね。
また、セミ化石としては、以下の論文が報告されています。オープンアクセスです。
- References:
- 藤山 家徳, 1979
- Some Late Cenozoic Cicadas from Japan
- (日本産後期新生代のセミ化石について)
- Bulletin of the National Science Museum. Series C, Geology & paleontology 5(4), 139-152, 1979-12
北海道むかわ町にある白亜紀後期(約7000万年前)の地層で発見されたモササウルス類の化石について、苫小牧新報が伝えています。新種の可能性があるそうです。
むかわ町は苫小牧の東にある町。むかわ町立穂別博物館が2009年に発見し、頭部や頚椎、肋骨などが見つかっています。
3日には、調査を進めている研究者によるモササウルス国際シンポも予定され、次のの講演が予定されています。
- Michael W. Caldwell(カナダ・アルバータ大学・教授)
- 「The Evolution and Origin of Mosasaurs(モササウルス類の起源と進化)」
- 小西卓哉(カナダ・王立ティレル古生物学博物館・博士研究員)
- 「近年のモササウルス類の研究成果および穂別産新標本のこれからについて」
- 櫻井和彦(穂別博物館 学芸員)
- 「穂別博物館所蔵のモササウルス化石」
- 西村智弘(穂別博物館 普及員)
- 「穂別地域の白亜系函淵層の層序とモササウルス類の産出層準」
和歌山県有田川町にある白亜紀後期(約7500万年前)の地層から、モササウルス類の前肢など約70点の化石が見つかったと発表されています。
2006年に後肢も見つかっており、同一個体の両肢がそろうのは世界的にも稀とされています。
和歌山県立自然博物館が紹介しています。21日から同博物館で展示されます。
日本のモササウルス化石の発見例は、40例ほどだそうですが、今回の場所からは、下あごや肋骨なども見つかっており、全体の復元ができそうです。
たまには、日本の化石のニュースを。北九州市立いのちのたび博物館に、20年以上も前に寄贈されていた化石が、新種とわかったそうです。
いのちのたび博物館や朝日などに化石の映像がありますが、完全な形で残されています。細長い体で、背びれが分岐していないようですね。
およそ1500万年前(中新世)の、コイの仲間(Cyprinidae.)の新種とされ、発見地にちなみ、Ikiculter chojabaruensis (イキクルター・チョウジャバルエンシス)と命名されています。
その発見地は、淡水魚化石を多産する長崎県の壱岐の長者原。大正8年には、魚類化石の新種イキウス・ニッポニクスが発見されています。かつて大陸と地続きで、今の日本海のあたりには大きな淡水湖があったのです。
- References:
- Yoshitaka Yabumoto, 2010
- Ikiculter chojabaruensis, a New Genus and Species of Cyprinid Fish from the Miocene of Iki Island, Nagasaki, Japan
Paleontological Research 14(4):277-292. 2010
doi: 10.2517/1342-8144-14.4.277