当時、多島海に浮かぶ島々の一つで、棲んでいた恐竜が小型なことで知られるルーマニア産の恐竜、その卵化石について報告されています。
"島効果(island effect)"に対する生殖適応について議論されています。卵の特徴には変化はなく、卵の数を減らすことで、小型化に適応していたようです。
白亜紀後期(Maastrichtian)の地層(Sanpetru Formation)から発見されたもので、派生したティタノサウルス類であるリソストロティア類(lithostrotian)とされています。 この種の小型恐竜としては初めての完全な卵化石だそうです。
大陸の恐竜と卵の特徴は似ており、生殖の型はかなり保守的であったとされています。 ただ、巣あたりの卵の数は減っており、これは島効果によってより小型化していたことへの適応とされています。
当時、ティタノサウルス類がこのあたりを通って行ったようで、ヨーロッパの多島海とアジアの間には、白亜紀遅くまで、時々は陸続きとなる陸橋があったことが示唆されています。
- References:
- Grellet-Tinner G, Codrea V, Folie A, Higa A, Smith T (2012)
- First Evidence of Reproductive Adaptation to "Island Effect" of a Dwarf Cretaceous Romanian Titanosaur, with Embryonic Integument In Ovo.
- PLoS ONE 7(3): e32051.
- doi:10.1371/journal.pone.0032051