ハンガリーの最新ニュース

 装盾類がどのように餌を咀嚼したのかについては、 ジュラ紀前期の基盤的な Scelidosaurus harrisonii と 白亜紀後期のアンキロサウルス類、Euoplocephalus tutus について調べられているだけで、ほとんどわかっていないそうです。

 以前は、歯の接触のない単純な細断 (orthal pulping)モデルでしたが、上の2種では、複雑な顎のメカニズムによる歯の咬合が示されています。

 今回、ハンガリーにある白亜紀後期の地層で発見されているアンキロサウルス類、Hungarosaurus について調べた論文が報告されています。

 ノドサウルス類の採食に関連した特徴については、初めてとされています。

 これらの結果から、複雑な顎のメカニズムと、それに伴う歯の咬合によるせん断などによる植物の咀嚼は、装盾類の間では、以前から考えられていたより広まってていたとされています。

 また、アゴの後方への動き(palinal movement)は、少なくとも2 つのアンキロサウルス類の系統に見られたとされています。



  1. References:
  2.  
  3. Attila Osi, Paul M. Barrett, Tamás Földes and Richárd Tokai (2014) 
  4. Wear Pattern, Dental Function, and Jaw Mechanism in the Late Cretaceous Ankylosaur Hungarosaurus
  5. The Anatomical Record (advance online publication) 
  6. DOI: 10.1002/ar.22910
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 Hungarosaurus tormai (ハンガロサウルス・トルマイ)といえば、その名が示すように、ハンガリーで発見されたノドサウルス類です。ハンガリー初の新タクソン(2005年7月)で紹介してます。

 今回、より走行に適した習性があったとする論文が報告されています。 オープンアクセスです。


 ハンガリーにある白亜紀後期(サントニアン)の地層(Csehbánya Formation)から見つかった部分的な頭骨などを解析したもの。 

 その特徴から、姿勢や動きに関して、より洗練された脳の調整機能があり、他のアンキロサウルス類から想像されていたより、走行に適した習性だったとされています。



  1. References:
  2.  
  3. Attila Osi, Xabier Pereda Suberbiola, and Tamás Földes (2014) 
  4. Partial skull and endocranial cast of the ankylosaurian dinosaur Hungarosaurus from the Late Cretaceous of Hungary: implications for locomotion. 
  5. Palaeontologia Electronica 17.1.1A: 18 pgs
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 ハンガリーにある白亜紀後期(8530万-8350万年前)の地層で発見された新種のモササウルスが記載され、Pannoniasaurus inexpectatus と命名されています。 論文は全文が読めます。

 幼体から成体まで、多数の化石が見つかっており、モササウルスとしては初めての、淡水環境からの発見で、生涯を通じて淡水に棲んでいたと考えられています。

 四肢は脚に近い形で、現生のワニのように、時々は陸に上がっていたようです。

 今回の発見から、モササウルスだけとは考えにくく、淡水性のプレシオサウルスやイクチオサウルスもいたのではないかと、ナショジオが紹介しています。生き延びれば、ネッシーでしょうか。

 


  1. References:
  2.  
  3. László Makádi, Michael W. Caldwell, Attila Osi (2012) 
  4. The First Freshwater Mosasauroid (Upper Cretaceous, Hungary) and a New Clade of Basal Mosasauroids. 
  5. PLoS ONE 7(12): e51781. 
  6. doi:10.1371/journal.pone.0051781
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 ハンガリーで、保存状態のよいフンガロウルス(Hungarosaurus)の標本と、鳥脚類のラブドドン類(rhabdodon)の新種らしき化石が発見されたと、Wienerzeitung が伝えています。  

 フンガロサウルスは、よろい竜のノドサウルス類です。ただし、ドイツ語で、詳細は不明です。
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ハンガリー初の新タクソン

 JVP最新号(25,2)に恐竜の論文がいくつか。DINOSAUR Mailing Listが伝えています。  

 最初の論文では、ハンガリーで初めての恐竜のタクソン、ハンガロサウルス・トルマイ(Hungarosaurus tormai)が記載されています。新種のアンキロサウルス類です。


  1. References:
  2.  
  3. Hungarosaurus tormai, a new ankylosaur (Dinosauria) from the Upper Cretaceous of Hungary. 
  4. ハンガロサウルス・トルマイ、ハンガリーの上部白亜系からの新しいアンキロサウルス 
  5. Osi, A. 
  6. JVP 25(2):370-383.2005 

  7. Furcula-like clavicles in the prosauropod dinosaur Massospondylus. 
  8. 古竜脚類マッソスポンディルスにおける叉骨のような鎖骨 
  9. Yates, A. and C. C. Vasconcelos. 
  10.  JVP 25(2):466-468. 2005
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