Wadhurst Clay Formation(Valanginian)の最新ニュース

 日本がまだ江戸時代で、恐竜の"き"の字も知らなかった頃から、英国では、恐竜化石が発見されていました。

 たとえば、アンキロサウルス類(ノドサウルス類)については、19世紀前半から、南東部にあるサセックス地方やワイト島で、2種類が見つかっています。Polacanthus foxii(ポラカントゥス)と、Hylaeosaurus armatus(ヒラエオサウルス)です。

 ポラカントゥスは、ほとんどが、バレミアン(1億2940万年ー1億2500万年前)の地層に限られるのに対し、ヒラエオサウルスは、バランギニアン(1億3980万年ー1億3290万年前)の地層からのみ見つかっています。

 今回、ポラカントゥスとしては最古とされる化石が、初めて、バランギニアンの地層から発見されています。  

 両者の解剖学的な特徴はかなり似ており、同時代から見つかったこともあるのですが、同一種では無いとされています。


 最古のポラカントゥス化石は、英国サセックス地方にある白亜紀前期(バランギニアン)の地層(Wadhurst Clay Formation)で発見されたもの。  

 新しい標本では、ポラカントゥスとしては初となる頬骨だけでなく、比較的まれなプレートやスピン(splate)が見つかっており、これは、肩(胸部)にあったのではないかとされています。    

 ちなみに、ヒラエオサウルスは、1833年にマンテルが記載しています。また、ポラカントゥスは、1865年にオーウェンが記載したことになっていますが、詳細は記録がなく、Anonymous(命名者不明)とする場合もあります。



  1. References:
  2.  
  3. William T. Blows & Kerri Honeysett (2014) 
  4. First Valanginian Polacanthus foxii (Dinosauria, Ankylosauria) from England, from the Lower Cretaceous of Bexhill, Sussex. 
  5. Proceedings of the Geologists' Association (advance online publication) 
  6. doi: http://dx.doi.org/10.1016/j.pgeola.2014.01.002
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最小のマニラプトル類/英国

 英国南東部で小さなマニラプトル類の化石が発見され、報告されています。

 イーストサセックスにあるHastings Group の Wadhurst Clay Formation からで、 時代は白亜紀前期のValanginian(約1億4020-1億3390万年前)。

 英国南部といえば、ワイト島(Barremian, Wessex Formation)が有名ですが、英国本土での小型獣脚類の発見は珍しいとされています。

 後部頚椎が発見され、全椎体は7.1mmと小さいのですが、成体とされています。推定全長は幅がありますが、16-40センチで世界最小の恐竜としています。

  系統的には、デイノニコサウルス類ではないマニラプトル類とされています。

 

  1. Darren Naish and Steven C. Sweetman, 2011
  2. A tiny maniraptoran dinosaur in the Lower Cretaceous Hastings Group: Evidence from a new vertebrate-bearing locality in southeast England.
  3. Cretaceous Research Accepted Manuscript, Available online 24 March 2011
  4. doi:10.1016/j.cretres.2011.03.001
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