Belly River Formation( Late Cretaceous),アルバータの最新ニュース

 昨日の論文で紹介したパキケファロサウリア(パキケファロサウルス類)の多様性に続いて、小型の鳥脚類についても、同程度以上に多様だったとする論文が報告されています。

 カナダにある白亜紀後期(カンパニアン)の地層で発見された新種の鳥脚類の記載論文での話です。

 小型の化石は見つかりにくく、小型鳥脚類はかなり多様で、生態系で重要な位置を占めていたとされています。

 なお、新種の鳥脚類の学名は、Albertadromeus syntarsus で、属名の意味は、"アルバータのランナー"です。脚の骨の一部が融合し、走行に適していたようです。

 系統的には、非イグアノドン系で、Thescelosauridae の Orodrominae の位置づけです。

 
 


  1. References:
  2.  
  3. Caleb Marshall Brown, David C. Evans, Michael J. Ryan & Anthony P. Russell (2013) 
  4. New data on the diversity and abundance of small-bodied ornithopods (Dinosauria, Ornithischia) from the Belly River Group (Campanian) of Alberta. 
  5. Journal of Vertebrate Paleontology 33(3): 495-520 
  6. DOI:10.1080/02724634.2013.746229
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 カナダ・アルバータ州のパキケファロサウルス類の個体発生や放散、系統についての論文が報告されています。

 成長段階で異なるステゴケラスの頭部で紹介した Ryan K. Schottの報告です。

 特に、Stegoceras validum Foraminacephale brevis  について詳しく解析されています。

 なお、Foraminacephale brevis は、最初に、1902年に Lambe が Stegoceras brevis として記載し、2000年には、Sullivan が Prenocephale 属としていました。 今回、新属として再記載されています。

 

 図は系統関係。Stegoceras validum Foraminacephale brevis は赤線で示しています。

 プシッタコサウルスなどは角竜類の系統で、Wannanosaurus からパキケファロサウルス類です。

 F. brevis は、いくつかの特徴をステゴケラスとPrenocephale-Sphaerotholusからなるタクサと共通していますが、両者の中間には位置していません。

 また、今回の解析では、Dracorex と Stygimoloch は近縁になっています。

Foraminacephale_brevis.jpg 

 

  1. References:
  2.  
  3. Schott, R.K. 2011.
  4. Ontogeny, diversity, and systematics of pachycephalosaur dinosaurs from the Belly River Group of Alberta.
  5. Master of Science thesis. Department of Ecology and Evolutionary Biology University of Toronto, 173 pp.
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