Two Medicine Formation(Campanian),モンタナの最新ニュース

 モンタナ州産の新種のアンキロサウルス類(Ankylosaurinae)が記載されています。全文が読めます。

 学名は、Oohkotokia horneri と命名されています。属名は発見場所や人々にちなみ、種小名はジョン・ホーナー(John R. Horner)に献名しています。

 白亜紀後期の地層(Two Medicine Formation)で、頭部と断片的な骨格が発見され、ロッキー博物館に収蔵されていたもの。

 アルバータからのカンパニアン後期のアンキロサウルス類には見られない、いくつかの特徴的な固有派生形質の組み合わせがあるとされています。 しかし、その他の、ほとんどの特徴には大きな違いは見られないようです。

 
 

  1. References:
  2.  
  3. Paul Penkalski (2013) 
  4. A new ankylosaurid from the late Cretaceous Two Medicine Formation of Montana, USA. 
  5. Acta Palaeontologica Polonica (in press) 
  6. doi: http://dx.doi.org/10.4202/app.2012.0125
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'Glishades ericksoni' は無効名

 2010年に記載されたハドロサウルス類、"Glishades ericksoni"は、サウロロフス類の幼体ではないかとする論文が報告されています。とすれば、この学名は無効名になります。

 この恐竜は、モンタナにある白亜紀後期の地層(Two Medicine Formation)で発見された2つの部分的な前上顎骨から記載されたもの。 

 系統的には、Bactrosaurus johnsoni の姉妹群に位置づけられ、カンパニアン晩期の北米大陸では初めてとなる、基盤的なハドロサウロイデアである非ハドロサウリダエ型ハドロサウロイデア(non-hadrosaurid hadrosauroid)の系統とされていました。

 しかし、小型であり、幼体の可能性もあることから、化石の特徴を再解析されたもの。  その結果、識別に使われた特徴の組み合わせは、ハドロサウルス類に広く一般的であるか、個体変化又は成長段階の変化の結果として説明できることが分かったそうです。  

 またその特徴の組み合わせは、プロサウロロフスやグリポサウルス(Gryposaurus)、マイアサウラの幼体にも見られるそうです。  結果として、"Glishades ericksoni"は、この地層でよく発見されるサウロロフス類(saurolophine)の幼体ではないかとされています。


 

  1. References:
  2.  
  3. E. Campione, Kirstin S. Brink, Elizabeth A. Freedman, Christopher T. McGarrity and David C. Evans (2012) 
  4. 'Glishades ericksoni', an indeterminate juvenile hadrosaurid from the Two Medicine Formation of Montana: implications for hadrosauroid diversity in the latest Cretaceous (Campanian-Maastrichtian) of western North America. 
  5. Palaeobiodiversity and Palaeoenvironments (advance online publication) 
  6. DOI: 10.1007/s12549-012-0097-1
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 Gryposaurus latidens のホロタイプと関連する標本の骨学について報告されています。  

 モンタナにある白亜紀後期(early Campanian)の地層(Two Medicine Formation )で発見され、1914年に記載されたハドロサウルス類です。  

 他の2種のグリポサウルス属との系統関係にも言及され、G. latidens は、これらのクレードの姉妹タクソンとされています。


 発見された地層の年代から、最古のハドロサウルス類のひとつとされています。  

 高いアーチ状の鼻孔 をもつGryposaurus 属については現在までに、G.notabilisG. monumentensis も記載されており、合計3種になります。2007年に記載されたG. monumentensis は、全部で歯が800本近くもあるとされています。  

 今回、G. latidens は、前上顎骨の前外側のふちが幅の広い弓状であるなどの点で、他のグリポサウルス属とは異なるとしています。

 系統的には、他の2種のグリポサウルス属からなるクレードの姉妹タクソンであるという仮説が支持されるということです。

 


  1. References:
  2.  
  3. Albert Prieto-Márquez (2012) 
  4. The skull and appendicular skeleton of Gryposaurus latidens, a saurolophine hadrosaurid (Dinosauria: Ornithopoda) from the early Campanian (Cretaceous) of Montana, USA. 
  5. Canadian Journal of Earth Sciences (advance online publication) 
  6. doi: 10.1139/e11-069

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 北米にある白亜紀後期(約7900万年前)の地層で発見された新種のハドロサウルス類が記載されています。

 学名は、 Acristavus gagslarsoni で、最初期のハドロサウルス類である新しいクレード、Brachylophosaurini(ブラキロフォサウリーニ)が提唱されています。

 頭部にある骨からなる装飾(cranial osteological ornamentation)を欠き、ハドロサウルス類の祖先には、頭部の飾りが無く、ハドロサウルス類とランベオサウルス類は、独立してディスプレイ構造を進化させたのではないかとされています。

 

  1. References:
  2.  
  3. Terry A. Gates, John R. Horner, Rebecca R. Hanna & C. Riley Nelson (2011)
  4. New unadorned hadrosaurine hadrosaurid (Dinosauria, Ornithopoda) from the Campanian of North America.
  5. Journal of Vertebrate Paleontology 31(4):798-811
  6. DOI:10.1080/02724634.2011.577854
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