北米にある白亜紀後期(Maastrichtian)の地層で発見されたハドロサウルス類が記載されています。
カリフォルニアにある Moreno Formation からで、サウロロフス属としては3種めの新種で、Saurolophus morrisi と命名されています。
系統的には、カナダ・アルバータ州で発見されている S.osborni と、モンゴルで発見されている S. angustirostris の外群とされています。
サウロロフス属は白亜紀後期に、アジアや北米大陸に広く放散していた唯一のハドロサウルス類とされていますが、ロッキー山脈を越えて生息していたのです。
図は、サウロロフスの3種を含む Saurolophinae の系統関係。
論文の図の一部です。Hadrosauridae は、Lambeosaurinae と 図のSaurolophinae に分岐しています。
図には頭部骨格が示されています。サウロロフスとは、「トサカのあるトカゲ」という意味で、角状の突起(nasal)が後方に伸びているのが特徴ですが、その部分は見つかっていません。

References:
- Albert Prieto-Márquez and Jonathan R. Wagner, 2011
- Saurolophus morrisi, a new species of hadrosaurid dinosaur from the Late Cretaceous of the Pacific coast of North America
- Acta Palaeontologica Polonica in press available online 22 Sep 2011
- doi:10.4202/app.2011.0049