トリケラトプスとトロサウルス、ネドケラトプスは別の種とする論文が報告されています。New Scientist が伝えています。
昨年10月には、スキャネラ(Scannella)とジャック・ホーナーが、トリケラトプスとトロサウルスは同一種(トロサウルスは成熟した成体でトリケラトプスは若い成体)とする論文が報告していました。
また、ネドケラトプスは、トリケラトプスとトロサウルスの中間段階とされていました。
下はネドケラトプスの頭部。スケールは10cm。鼻角は消失しており、上眼窩角は垂直に伸びています。また、フリルには穴(鱗状骨窓、sqf)があり、左右非対称です。トリケラトプスとはずいぶん違いますね。
- Anatomy and Taxonomic Status of the Chasmosaurine Ceratopsid Nedoceratops hatcheri from the Upper Cretaceous Lance Formation of Wyoming, U.S.A
- Andrew A. Farke
- PlosOne Published, January 20, 2011
今回の論文は、レイモン・アルフ博物館のファルケ(Andrew A. Farke)が、ワイオミングで120年前に発見された Nedoceratops hatcheri (ネドケラトプス)の頭部化石を調べたもの。
ネドケラトプスの頭部には、たとえば、鱗状骨窓(sqf:squamosal fenestra)の左側の骨が右側より分厚く、また形状が非対称であるなど、トリケラトプスと異なる特徴があり、はっきりした別の属としています。
ツノの形状や表面テクスチャアやフリルの上部骨化(epiossifications)から成熟した成体としています。
3属が成長段階の違いによる同一種とされることについては、まだ未知の頭部の変化が必要としています。