メキシコ北部にある白亜紀後期(Campanian)の地層で発見されたハドロサウルス類が記載されています。
グリポサウルス(Gryposaurus)に似て、吻部にアーチ状の大きな隆起があるのが特徴です。一方、グリポサウルスとは異なり、鼻孔が幅広いなどの違いが確認されています。
サウロロフス類で、カンパニアン後期、北米のララミディア南部では、この種が明らかに優位だったとされています。
"クリトサウルス(kritosaurs)"に似ているとされていますが、クリトサウルスは、最近、疑問名(nomen dubium)とされているようです。
系統的には、サウロロフス類(saurolophine)とされ、Latirhinus uitstlani (ラチリナス・ウイツトラニ)と命名されています。
属名は、 "broad nose(幅の広い鼻)" の意味で、種小名は、"southern(南部の)"です。"北米大陸南部の幅の広い鼻を持つ恐竜"ということでしょう。
この発見で、サウロロフス類が、北米大陸南西部にある内陸盆地まで広がっていたと考えられています。
そして、カンパニアン後期、東西に2分されていた北米大陸の西側にあったララミディア南部では、この種が明らかに優位だったとされています。
- References:
- Albert Prieto-Márquez & Claudia Inés Serrano Brañas (2012)
- Latirhinus uitstlani , a 'broad-nosed' saurolophine hadrosaurid (Dinosauria, Ornithopoda) from the late Campanian (Cretaceous) of northern Mexico.
- Historical Biology 24(6): 607-619
- DOI:10.1080/08912963.2012.671311