南米の最新ニュース

 南米大陸の竜脚類といえば、51ものタクサが記載され、その種類や多様性において、世界有数の大陸です。

 今回、白亜紀、南米大陸での竜脚類について、総括された論文が報告されていす。その進化においては、大陸の関係と海水準が大きく影響しているとされています。

 この時期の竜脚類といえば、ティタノサウルスの繁栄が思い浮かびますが、勢力を保ち続けたわけではなく、大量絶滅前から衰退していたとされています。
 

 竜脚類の進化の中で最も重要なイベントの一つは、白亜紀後期早期、ディプロドクス形類(Diplodocimorpha)が、ティタノサウルス形類(Titanosauriformes) に置き換わっていったこととされています。  

 そして、海水準の変動は、竜脚類の多様性に大きく関連しているとされています。  

 マーストリヒシアンの間、地球規模での海水準は低下し続けたのですが、反対に、南米では、大西洋海進(Atlantic transgression)とよばれ、かなり上昇したとされています。  
 
 この時期、北米からハドロサウルスがやってきたのです。  ティタノサウルスは白亜紀後期に、サイズと形態の両方おいて、驚くほど多様化したのですが、白亜紀末の大量絶滅前から衰退していたとされています。




  1. References:
  2.  
  3. Caio César de Jesus Faria, Bernado González Riga, Carlos Roberto dos Anjos Candeiro, Thiago da Silva Marinho, Leonardo Ortiz David, Felipe Medeiros Simbras, Roberto Barboza Castanho, Fellipe Pereira Muniz & Paulo Victor Luiz Gomes da Costa Pereira (2014) 
  4. Cretaceous sauropod diversity and taxonomic succession in South America. 
  5. Journal of South American Earth Sciences (advance online publication) 
  6. doi:10.1016/j.jsames.2014.11.008
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竜脚類の含気性構造

 竜脚類がもつ頭部以降の含気性構造(Postcranial skeletal pneumaticity 、PSP)について報告されています。
 
 南米にある白亜紀後期の地層で発見された装甲を持つ小型のティタノサウルス類で、脊柱にそって広範囲に含気性部分があり,尾の先端まで達するそうです。
 また、胸と骨盤ガードルの両方も含気性構造とされています。

 これらから、主竜類のPSPは、翼竜や獣脚類に限ったことではないとされています。 



  1. References:
  2.  
  3. Ignacio A. Cerda, Leonardo Salgado and Jaime E. Powell (2012) 
  4. Extreme postcranial pneumaticity in sauropod dinosaurs from South America. 
  5. Paläontologische Zeitschrift (advance online publication) 
  6. DOI: 10.1007/s12542-012-0140
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