Santana Formation(early Cenomanian)の最新ニュース

未成熟な翼竜のPSP

 主竜類の頭部より後の含気性構造(Postcranial skeletal pneumaticity 、PSP)は、恐竜や翼竜で観察されています。

 今回、未成熟な翼竜の小さな骨まで発達していたとする論文が報告されています。

 ブラジル北東部にある白亜紀前期のサンタナ層で発見された、未成熟のアズダルコ類翼竜で、エアースペースの比率は、竜脚類に匹敵するそうです。

 竜脚形類にあるPSP、気嚢は恐竜より前から進化か(2011年3月)で紹介しましたが、頭部にある含気性骨格構造と違って、呼吸システムに深くかかわっています。

 翼竜の段階で、広く発達していたようですね。
 
 
 
  1. References:
  2.  
  3. Ross A. Elgin & David W.E. Hone (2013) 
  4. Pneumatization of an immature azhdarchoid pterosaur. 
  5. Cretaceous Research 45: 16-24 
  6. http://dx.doi.org/10.1016/j.cretres.2013.06.006
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 ブラジルにある白亜紀後期の地層(Santana Formation)で発見された翼竜、タペジャラ(Tapejara wellnhoferi)の複数の標本を解析した論文が報告されています。 

 タペジャラといえば、派手な色で再現される大きなトサカが有名ですが、その眼は意外と小さいですね。

 図は、Wikipedia から。Tapejaridae のTupandactylus navigans とあります。

 

Tapejara_weln_DB2.jpg 今回は、2つの成体と1つの幼体と、多標本の解剖学的な特徴を調べたもの。

 頭蓋骨のサイズに比べて小さい眼窩にもかかわらず、小脳片葉(flocculus)と眼葉(ocular lobes)が発達しています。

 これは、空を飛んでいたライフスタイルの結果で、優れたバランス感覚と視覚システムを持っていたとしています。

 

 

  1. References:
  2.  
  3. Kristina Eck, Ross A. Elgin and Eberhard Frey, 2011
  4. On the osteology of Tapejara wellnhoferi KELLNER 1989 and the first occurrence of a multiple specimen assemblage from the Santana Formation, Araripe Basin, NE-Brazil
  5. Swiss Journal of Palaeontology (advance online publication)
  6. DOI: 10.1007/s13358-011-0024-5
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