Bajo de la Carpa Formation(Late Cretaceous), Neuquén Group,ネウケン州の最新ニュース

 パタゴニアにある白亜紀後期(サントニアン)の地層(Bajo de la Carpa Formation)で発見されたアベリサウリダエが記載されています。

 頭部などの化石が発見されたもの。推定全長は、5-6メートルとされています。

 学名は、Viavenator exxoni(ビアヴェナトール・エクソーニ)で、属名の意味は、「道路のハンター」。種小名は、発掘調査に協力した石油会社のエクソンにちなんでいます。 

 系統的には、南米のアベリサウリダエの系統であるブラキロストラ(brachyrostra)の派生的なクレード、フリレウサウリア(Furileusauria)が提唱され、その基盤的位置とされています。

 アベリサウルスやカルノタウルスなどが属するアベリサウリナエ(亜科)は、フリレウサウリアより派生的な位置です。

 サントニアンのビアヴェナトールは、白亜紀後期、セノマニアンからチューロニアンにかけての基盤的ブラキロストラと、カンパニアンからマーストリヒシアンの派生的なタイプとのギャップを埋める発見です。  

 このことから、白亜紀後期、南米で独自に進化したアベリサウリダエについて議論されています。


 


  1. References:
  2.  
  3. Leonardo S. Filippi, Ariel H. Méndez, Rubén D. Juárez Valieri & Alberto C. Garrido (2016) 
  4. A new brachyrostran with hypertrophied axial structures reveals an unexpected radiation of latest Cretaceous abelisaurids. 
  5. Cretaceous Research 61: 209-219 
  6. doi:10.1016/j.cretres.2015.12.018
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 クチバシのある竜脚類(2004年9月)として紹介したBonitasaura salgadoi (ボニタサウラ・サルガドイ)の頭部より後ろの解剖学特徴について報告されています。

 クチバシとはいっても、角張ったアゴの奥にあり、奥歯がなくなった歯ぐきの先が鋭くなったような稜で、ケラチンで覆われていたとされています。

 アルゼンチンにある白亜紀後期(Santonian)の地層( Bajo de la Carpa Formation)で発見されたティタノサウリアで、保存状態の良い標本ですが、記載論文では、頭部以外は、ほとんど報告されていたかったようです。

 体軸骨格の特徴から、ホロタイプは未成熟とされています。また、細長い長骨の特徴から、系統的には、サルタサウリネ(saltasaurine)以外のティタノサウリアとされています。  

 なお、ボニタサウラについては、ティタノサウルス類、ボニタサウラの骨組織(2012年12月)で、組織学的な解析を紹介しています。   



  1. References:
  2.  
  3. Pablo A. Gallina & Sebastián Apesteguía (2015) 
  4. Postcranial anatomy of Bonitasaura salgadoi (Sauropoda, Titanosauria) from the Late Cretaceous of Patagonia. 
  5. Journal of Vertebrate Paleontology (advance online publication) 
  6. DOI:10.1080/02724634.2014.924957
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 アルゼンチンにある白亜紀後期の地層で発見されていたティタノサウルス類(Titanosauridae)の化石を再解析し、記載されています。

 かつて、"large titanosaurid"とされていた化石で、今回、Traukutitan eocaudata と命名されています。

 神経弓の基部と横突起(transverse process)が、FutalognkosaurusMendozasaurus に類似していることから、ロンコサウリア(Longkosauria)のグループではないかとしています。

 ロンコサウリアは、2007年に、Futalognkosaurus dukei(フタロンコサウルス・デュケイ)の記載にあわせて提唱された大型竜脚類のグループです。他のティタノサウルス類と違って、強くて巨大な首が特徴です。

 もっとも、後足の大たい骨と尾椎の一部しか見つかっておらず、ロンコサウリアとするには疑問の声もあるようです。

 

  1. Revision of MUCPv 204, a Senonian basal titanosaur from northern Patagonia.
    Juarez Valieri, R.D. & Calvo, J.O.
    Paleontologiay dinosarios desde America Latina, 143-152(PDF)
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クチバシのある竜脚類

 パタゴニアで、初めてのクチバシのある竜脚類が発見されたそうです。

  1.  
  2. Bonitasaura salgadoi gen. et sp. nov.: a beaked sauropod from the Late Cretaceous of Patagonia Sebastian Apesteguia 
 

 アルゼンチン北西部にある白亜紀後期の地層で発見されたもので、ティタノサウリア類の新種として、ボニタサウラ・サルガドイ(Bonitasaura salgadoi )と命名されています。  

 角張ったアゴを持っており、歯は前のほうにしかありません。奥のほうは、植物を切りとって食べることができるように、ケラチン質のクチバシになっています。  

 クチバシは白亜紀後期の鳥盤類にのみ見られ、特にハドロサウルス類に特徴的です。花をつける植物の勢力拡大に対応して進化したと考えられています。

 しかし、ハドロサウルスのクチバシは、口の先にあり、奥のほうの頬には歯があります。これは、ボニタサウラとは逆です。
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