2000年初頭に、チリ北部にあるアタカマ砂漠(Atacama Desert)のTolar Formation(白亜紀後期、約7000万年前)の地層で、脊椎骨や尾椎、上腕骨などが発見されたもの。
断片的ながら、チリでは最も完全な恐竜化石のひとつとされ、初めての植物食化石です。この地層からは、更なる発見が期待されています。
学名は、Atacamatitan chilensis で、属名は"アタカマの巨人"の意味です。種小名にチリの国名があり、初めてチリの国名がつけられた恐竜です。推定体長は8-10メートルです。
系統的には、テイタノサウルス類(Titanosauridae )とされ、マラウィサウルス(Malawisaurus)より派生的で、サルタサウルス類(Saltasauridae)より原始的な、中間的な位置づけです。
チリの恐竜化石といえば、2003年に、新種のティタノサウルス類とされる"Domeykosaurus chilensis" のニュースがありましたが、記載されていないようです。
また、アルゼンチン・ネウケン州の反対側にあるチリ南部では卵化石が見つかっている他、ジュラ紀後期の地層から、竜脚類の足跡、Iguanodonichnus frenki が報告されています。
下の地図の中心が、化石が発見された Conchi Viejo Town。細長いチリの北部にあります。
Google Map に複数の位置がマーキングできると、化石発見地のデータベースができそうですが、今のところその機能はありません。
Google Earth ではできるようです。で、以下はGoogle Earth で示してみました。表示されない場合は、地形や地図を選択してください。
- References:
ALEXANDER W.A. KELLNER, DAVID RUBILAR-ROGERS, ALEXANDER VARGAS and MARIO SUÁREZ- A new titanosaur sauropod from the Atacama Desert, Chile
- An. Acad. Bras. Ciênc. [online]. 2011, vol.83, n.1, pp.211-219