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 北アフリカにある大陸断層地下水帯水層(Continental intercalaire)は、アフリカでも有数の白亜紀の脊椎動物化石産地とされています。チュニジアの恐竜化石(2012年8月)で紹介しています。

 年代的には、白亜紀中頃のセノマニアン前期とされ、スピノサウルスの歯化石が多く見つかるのですが、スピノサウルスは、アルジェリア地方では、驚くほどまれとされています。

 そこで、今回、アルジェリア西部のグイル盆地(Guir basin)にある2つの地域から見つかった化石集合体について報告されています。ここも年代的には、セノマニアン前期です。

 見つかっている化石は、ヒュボドゥス類のサメ、肉鰭類や条鰭類の魚類、カメ、クロコダイル、そして恐竜化石です。恐竜といっても獣脚類の歯のみで、94%がスピノサウルスとされています。

 獣脚類恐竜、特にスピノサウルスが過剰だったことが確認されたことから、脊椎動物の食物連鎖において、中間に位置する植物食恐竜などが不在の、ショートカットがあった可能性が示唆されています。

 


  1. References:
  2.  
  3. Madani Benyoucef, Emilie Läng, Lionel Cavin, Kaddour Mebarki, Mohammed Adaci & Mustapha Bensalah (2015) 
  4. Overabundance of piscivorous dinosaurs (Theropoda: Spinosauridae) in the mid-Cretaceous of North Africa: The Algerian dilemma. 
  5. Cretaceous Research 55: 44-55 
  6. doi:10.1016/j.cretres.2015.02.002
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