オーストラリア南部にある海岸で発見された恐竜の足跡化石が報告されています。南半球の当時極地方の足跡としては最大で最も保存状態が良いとされています。
エモリー大(Emory Univ.)や The Great Cretaceous Walk(著者のMartin, A.J.のブログ)に映像やビデオがありますが、転がっている砂岩に、小型の足跡がついています。
白亜紀前期(Albian、約1億500万年前)の足跡化石とされ、当時は南極圏に位置していました。
発見されているのは20個余りです。3種類の獣脚類の足跡が残され、3つの足跡だけですが、ビクトリア州では初めてとなる連続歩行跡(小型獣脚類)も残されているそうです。
リップルマーク(波の痕)や生物の棲みかだった孔が残され、当時は氾濫原だったとされています。
当時の地球の平均気温は20℃ほどと今よりも6℃程度暖かく、暗く冷たい冬季に凍った雪や氷が溶けた水が流れる氾濫原を、複数の恐竜が歩いていたようです。
- References:
- Martin, A.J., Rich, T.H., Hall, M., Vickers-Rich, P. & Vazquez-Prokopec, G. (2011)
- A polar dinosaur-track assemblage from the Eumeralla Formation (Albian), Victoria, Australia.
- Alcheringa (advance online publication)
- DOI:10.1080/03115518.2011.597564