"黄色い声"とか"とんがった味"、このような表現、何かのたとえではないかと思っていたら、それは間違いのようで、共感覚(シナスタジア、synesthesia)なのかもしれません。
この不思議な共感覚、進化の過程でなぜ残されてきたのか、についての論文が報告されています。
最近の脳科学の進歩により、少しずつ解明が進んでいるようで、そのあたり、ナショジオで紹介されています。
共感覚とは、音や味覚といった1つの感覚刺激から、別の感覚刺激が引き起こされるという知覚現象のこと。
"音から色を感じる・・・"なんて言ったら、"音には色なんてないでしょ! "と笑われそうですが、実際に、そう感じる人もいるのです。
下の論文によると、共感覚者は、人口の2-4%ほどいるそうです。 ちょっと多いような気もしますが。
で、なぜ進化の過程で共感覚が残されてきたのか、創造的思考においてなんらかのメリットを得られるためではないかと考えられています。
実際、レオナルド・ダビンチや宮澤賢治など、芸術家や小説家などの中には共感覚者が多くて、関連のないアイデアを結び付ける能力に秀でているそうです。
共感覚があるかどうか、テストするサイトもあったりしますがが、ちょっと調べてみると、私にはその感覚は無いようです(^^;;。
- References:
- Brang D, Ramachandran VS (2011)
- Survival of the Synesthesia Gene: Why Do People Hear Colors and Taste Words?
- PLoS Biol 9(11): e1001205.
- doi:10.1371/journal.pbio.1001205
- 音に色が見える世界 (PHP新書)
- 出版社:PHP研究所
- 発売日:2009/9/16
- 価格:756円
- ISBN-10:4569771092
- ISBN-13:978-4569771090